憧れの学者さんが枚方にやってきた! | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

ブログのネタを探して

スマホの写真フォルダを遡り遡り、、

そういえば書いてなかったネタを発見虫めがねハッ


注意無駄にテンション高&熱いネタなのでご注意下さい


昨年12月初めに

地元枚方で開催された市民歴史講座!



枚方市内の
中・近世石像物の石材と
その産地


古墳時代じゃないけど

石材とその産地っ!!!

くぅぅぅぅぅチューラブラブキラキラ

このタイトルからして

私の好みドンピシャど真ん中で

どれほど興奮したか察していただけると思います。


しかしね、

それだけじゃないのですニヤリ

この講座の講師が

奈良県立橿原考古学研究所
特別指導研究員の

奥田尚さん!

大事なのでもう1回書きます。

奥田尚さん!!

ラブキラキラ


この方、

畿内の古墳に使われている石材の

種類&産地同定のスペシャリスト!!

なのです。

畿内‥奈良・大阪と京都・兵庫の一部(旧国名の山城・大和・河内・和泉・摂津)



数年前に趣味で受講した

通信制大学の卒論を書く際、

畿内の前期古墳の石材を片っ端から調べたら

ほとんどの古墳の調査報告書に

石材の種類&産地を同定者として

奥田尚さんの名前があったのでしたびっくりハッ


もともとのご専門は地質・鉱物学で
学生時代の研究テーマは
サンゴの化石を含む地層、、とのこと。
そこから橿原考古学研究所の特別研究員!
そんなルートがあるなんて!!すごすぎるっ!


一体、どんな方なんだろう、、と

ずっと気になっていた方が

まさかのまさか

我らが枚方市に講演に来てくださるっラブ


愛読書『広報ひらかた』で

奥田さんの名前を見たとき

しばらく手の震えがおさまりませんでした。

バイバイ酔っ払いバイバイ



これまでいろんな学者さんの講演を

おっかけしてきましたが、、

まさかまさかの奥田さん!

しかもわざわざ枚方市に来てくださる!

感動がスゴイっラブアップアップアップクラッカー



というわけで

12月初め、、

新型コロナ感染者が急増しはじめた頃で

中止になるのでは!?と心配しましたが

なんとかギリギリ開催されるとのことで

行ってきました。


事前に手洗い&うがい&マスク着用はもちろん

入り口近くの通気のよい場所に座り


花粉対策メガネをかけて

自分なりの対策して参戦!



配布されたレジュメ
下矢印下矢印下矢印下矢印下矢印


いやぁ、、すごい。。
ただただ、、すごいの笑い泣きキラキラ


枚方市内の

神社や寺の石灯籠、狛犬、古い墓石などの

石材とその産地が

平安~江戸で時代ごとに一覧になってる!!

チューキラキラキラキラキラキラ



古墳時代の石材だけでも相当な数なのに

枚方市の石像物まで調べられていたなんて!

えーんキラキラキラキラ

以前、枚方市の文化財審議委員を務めてらしたときに調べられたんだろうか。



村の小さなお寺の、

朽ちかけたお地蔵さん1体1体を

丹念に調べている奥田さんの姿を思うと

パックパックパックパックパックパック虫めがねアセアセアセアセアセアセ



古墳にうずくまって石を調べると

不審者に思われる、、なんて

ためらってる自分が恥ずかしくなりますです。

・・・はいぐすん



平安、鎌倉時代のものはさすがに少なく
室町、江戸初期のものが結構多かったです。
古い時代のものは、近くの生駒山地産の花崗岩が多く
江戸初期以降には、お城の石垣を造る際の石材の流通が確立されたせいか 、遠くは瀬戸内、山陰などの石材も使われるようになったそうです。
中・近世の石像物にも時代背景が反映されてて面白いなと思いました照れ



通常、このような講座は

講演が終わったあとに

質問コーナーがあるのですが、、キョロキョロアセアセ


コロナ禍ということもあって

マイクを回しての質問カラオケ、、ではなく

休憩時間に質問用紙に質問を書いて提出鉛筆

講演の最後に奥田さんが回答、

という流れでした。。


今回のテーマとは異なりますが

枚方の古墳の石材同定をしたのも

奥田さんなので


古墳時代の石についての質問がしたいラブ!!


とアレコレ考えて

中・近世の石像物と絡めて質問を書きました。


古墳時代など他の時代と中・近世では石材の種類は異なりますか


みたいなことを書きました。

奥田さんの回答下矢印
 
古墳時代の後期の頃の石室に使われる石材は
近くの生駒郡産地の花崗岩です。

とのこと。


後期かーーーえーん

後期の横穴式石室は花崗岩なんですが

私の興味のある前期の竪穴式石室は

四国由来とされる結晶片岩が使用されてて

それについて言及してくれるかなと

期待してたのですが。。

むむむチューアセアセ


終わってから個人的に質問しようかなと思いましたが、
主催の枚方市の方などが全体的にコロナ対策でピリピリしてるようで、あまり話したりできない雰囲気だったので、今回は断念することにしましたショボーン




講演の中で奥田さんが語られてたなかで

印象に残ったこと。


石材同定するのに

最近では科学分析などのデータが

重宝されますが

自分の足で歩いて、岩相を自分の目で見て、

観察、判別することがやはり大事ですキラキラ


って。



科学分析の分野にすごく興味があるのですが

こうして奥田さんの石材に体する姿勢を

目の当たりにすると、、キョロキョロ



まずは

ちゃんと自分の目で判別できるスキルを

身につけないとなぁ、、ショボーン

身にしみた奥田さんのお言葉だったのでした。


素晴らしい講座を開催してくださった枚方市文化財課の皆様、奥田尚先生!ありがとうございました爆笑キラキラ!!




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