不倫相手の部屋の出入りで不貞を立証、何回?回数は? | 夫、妻の不倫、浮気、夫婦問題カウンセリング|河野匡利

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「女の部屋に何回出入りすれば不貞は認められるんですか?」

 

相談者からそのような質問をされることはあります。

 

皆さまが依頼した探偵調査でも女の部屋への出入りばかりで、ラブホテル類の出入りはないケースも多いものです。

 

証拠内容の結果からすれば、ホテルの証拠より相手の部屋の証拠のほうが断然多いものです。

 

では何回の出入りがあれば十分なのか。

 

1回の外泊でも認められた事例はありますし、すでに家を出ていて女の部屋に転がり込んでいて、4~5回の出入りを捉えてても、「不貞行為まで認められなかった」ケースもあります。

 

知っている弁護士の先生も、「裁判官によることもある」とも言っておられましたが、

不倫相手の部屋の出入りの証拠については、純粋に回数だけで絶対とも言い切れないともいえるでしょう。

 

やはり注視するところ、他にどれだけの材料があるか。

また相手が認めるか否か。

それに影響されることが多いものです。

 

後者の、たった1~2回の出入りでも、観念して認めちゃった。あります。

それは相手にもより、「さすがにうちの旦那は無理ですわ、あいつがすんなり認めるはずがないし・・・」が多くの奥様の見解でしょうが、

そんなこともなくもない場合もあります。

 

女の部屋に一晩の外泊でも、そのままデートした一連の証拠あったり、

二人の親密なツーショット写真があったり、ラインやメールでの親密なやりとりがあって、それを保存してたりと、材料次第では戦えます。

 

単純に、夜入り、朝出てと、淡々とその繰り返しを何回も捉える場合よりも、手を繋いでたり、腕組んでデートしてたり、

車中、また通りでキスをしたりと、そんな材料があったほうがいいものです。

 

家を出て、女の部屋に転がり込んでいた夫ですが、裁判でも、浮気夫は「不貞はない!」と頑なに言い張っていた。

 

言い分としては、「妻が追い出したんじゃないか!職場の同僚(職場不倫でした)が気の毒な自分を泊めてくれていただけ。

それ以上の関係はない」んだと。

 

さすがにアパートの出入り4~5回だけでは不貞まで認められかったようです。

あくまでもこの裁判所、裁判官の決定ではです。

また他だったらわかりませんが、そこまでは”裁判所の見解による”のでしょうから、私もこれ以上は断定できません。

 

ただ、シンプルに言えることなんですが、たまに数時間、女の部屋に滞在するとか、たまに外泊しているとか、

それだけの事実では厳しいもので、先も言いました、ご飯している買い物している、お出かけしているなどの証拠は捉えたほうがいい。

 

それともうひとつ、たとえアパートの出入りだけであっても、どんな様子で、その捉え方(映し方)など、

方法によってもぜんぜん違う感じの証拠結果になり得ることもありますから、探偵社がどうまとめてくるかもまたポイントです。

 

日本全国見渡せば、優秀な社はあるものです(お聞きします)。

弁護士も、「あそこに任せておけば、わかりやすくまとめてくれます」と信頼されます。

探偵社も不貞の証拠といえるものがよくわかっているから、どう調査を進めたら、どのように証拠を捉えたらよいか考えます。

 

ですから、5回は出入りがないとだめです

1~2回じゃ無理です

 

どちらも正解ですし、不正解でもある。

他にどれだけの材料があるか、トータルで判断するべきです。

 

もちろん証拠材料はあればあるだけあったほうがいい それは事実ですが、

過剰収集にならないようにです。

 

もうひとつ言うならば、ラブホテルは3回!!

これもケースバイケース。

それも疑問・・・言い切れるものではないし。

 

証拠はどこまで必要か。

それも一緒くたではなく、相談者の事情をよく聞きし、判断する必要があるはずです。

 

そういった意味で背景も他の材料の有無も何も聞かないで、無視してでの、ネットの情報を鵜呑みにしないようにご注意くださいね。

 

回数だけが一人歩きしている感は否めませんので。