究極の男装とバツイチ女の恋 -4ページ目

究極の男装とバツイチ女の恋

〜交換日記のススメ〜

翌朝、何か言いたげないっちゃん。



でもなかなか言葉が出ない。



そりゃそうだ

昨晩、私のマシンガン攻めを受けたのだから。



私はゆっくり聞いた。





『別れよう』




とはっきり言われた。




私もそのつもりだった。





犬のこと

研修のこと

新規就農のこと




色々、話し合って



とりあえず



『別居』



という結論になった。





私もいっちゃんも限界だった。




冷静に考えて行動できていれば

最悪の事態は免れたのに。


また同じ失敗を繰り返している。



私はなぜ、優しく出来なかったのか

ネットで調べた。



すると下記の内容が心に響いた。





人に優しくなれない場合の多くは、自分の心が愛情不足なときです。

 

イメージで例えてみましょう。

コップに水を注ぎます。


コップは「自分の心」、水は「愛情や優しさ」、です。

周囲の人に対する愛情は、イメージとしてはコップに水を入れ続けたときに、溢れてこぼれた部分です。



まさにこれだ。


私は満たされてないから

いっちゃんに対しても

周りに対しても

そっけない態度や言葉しか

でないんだ。



逆を言えばいっちゃんが最近

そっけない態度や言葉しか出なかったのも

同じなんだ。



と。





『別居』


というお互いが望んだ結論に達し

ようやく気がついた。



いや、


『別れ』や『別居』が望んだ結論ではない。



『2人で牧場をもつ』が本当は望んだ結論。


絶対に揺らいではいけない事なのに

私は完全に忘れていた。


そのことを現実化するためには

お互いがお互いを思いやり

お互いがお互いを満たす。



ただこれだけのことなんだ。


と。



ちゃんと話を聞き

ちゃんと話をするだけ。




こんな簡単な事なのにできていなかった。



ようやく気がついた。



我が我がになれば

周りが見えなくなり

もっと我が我がになれば

周りが離れていく



今まさにここなんだ。。













すぐに感情的になるのが

私の悪い癖。


その感情的になるのが

大嫌いないっちゃん。



すくに返答がないと苛立つのも

私の悪い癖。


すぐに返答できないから急かされのが

大嫌いないっちゃん。



私のマシンガンのような攻め立てに

うんともすんとも言えなくなるいっちゃん。



分かりきった展開。



長い長い沈黙が続いた。




私はいつもその沈黙に耐えられない。




結論を急ぐ私

フリーズするいっちゃん




話し合いすらならない状況に

ますますイライラは募る。




と、同時に




またやってしまっ、、、




と後悔もする。

でも後に引けなくなる。







とりあえず

頭を冷やそう。。


自分の事で精一杯で余裕がなかった。

いっちゃんもたぶんそう。


だから2人はどんどんスレ違い

お互いが沼地にハマり

抜け出せなくなってた。


どう接すればいいのか

どう話せばいいのか


すら分からなくなってた。




私の頭には

『別れよう』しか浮かばなくなってた。


たぶんいっちゃんもそうだったはず。



私が息苦しさを感じると言う事は

いっちゃんも息苦しかったのだろう。



そんな時、以前お世話になっていた

職場から電話があった。


『働かないか?』と。




いっちゃんと離れる

絶好のチャンスがきた。

と私は密かに思った。



それと同時に



それを言葉にはしないが

喜んでいるいっちゃんがいた。



私はなぜか苛立った。




やはり

いっちゃんも別れたいのだ


と確信したからだ。



勝手な言い分。




自分から別れたいと言うのはいいが

いっちゃんが言うと腹が立つ。




ますます

どうしたいのか

分からなくなり



とうとう爆発した。









やがて


Hをしようと誘っても


拒まれだした。



そう、レスられたのだ。




私も正直、したいわけではない。

もう色気もない

好きかどうかもわからないから

したいとも思わない。



スキンシップ、触れ合いが

必要だと思うから誘う。


性欲由来ではない。



だか拒まれる。



またもっと歪んだ思考になる。


浮気しといて拒む権利はない。

どうせ、私が男じゃないから拒むのだ

また浮気しようとしている。

いや、している。

そうに決まってる。




いっちゃんがなぜ拒むのか?



冷静に考えればわかる簡単な事なのに

私の頭からはすっかり抜け落ちていた。



私は自分でも嫌になるぐらい

捻くれている。



過去、何度も失敗を繰り返したのに

全く成長していない。




沼地にハマり

もがけばもがくほど

沈んでいった。






歪んだ思考に一旦入ると


1番根っこの揺らいではいけない考え


『いっちゃんと共に牧場をもつ』


も揺らぎ始めた。




本当にできるのか?

いや、無理だろう

そもそもしたいのか?

どっちでもいい

いっちゃんといたいのか?

分からない

好きなのか?

分からない

別れたいのか?

もう無理かもしれない



ぐるぐるぐるぐる回る

回れ回れメリーゴーランド←久保田利伸




いっちゃんといる事にも

息が詰まる感覚になっていた。


会話もない

触れ合いもない


喧嘩にもならない。

話し合いにもならない。


毎日に疲れた。

息が詰まる。

逃げ出したい。



じゃあ、どうやって?

車は1台しかない。

金もない。

犬もいる。




やはり

割り切るしかない。








浮気され再構築中だったはず。



こんな毎日にしたのは


いっちゃんのせいだ。

いっちゃんが悪い。



私は正しい。

私は被害者だ。




どんどん

沼にハマっていく。