翌朝、何か言いたげないっちゃん。
でもなかなか言葉が出ない。
そりゃそうだ
昨晩、私のマシンガン攻めを受けたのだから。
私はゆっくり聞いた。
『別れよう』
とはっきり言われた。
私もそのつもりだった。
犬のこと
研修のこと
新規就農のこと
色々、話し合って
とりあえず
『別居』
という結論になった。
私もいっちゃんも限界だった。
冷静に考えて行動できていれば
最悪の事態は免れたのに。
また同じ失敗を繰り返している。
私はなぜ、優しく出来なかったのか
ネットで調べた。
すると下記の内容が心に響いた。
人に優しくなれない場合の多くは、自分の心が愛情不足なときです。
イメージで例えてみましょう。
コップに水を注ぎます。
コップは「自分の心」、水は「愛情や優しさ」、です。
周囲の人に対する愛情は、イメージとしてはコップに水を入れ続けたときに、溢れてこぼれた部分です。
まさにこれだ。
私は満たされてないから
いっちゃんに対しても
周りに対しても
そっけない態度や言葉しか
でないんだ。
逆を言えばいっちゃんが最近
そっけない態度や言葉しか出なかったのも
同じなんだ。
と。
『別居』
というお互いが望んだ結論に達し
ようやく気がついた。
いや、
『別れ』や『別居』が望んだ結論ではない。
『2人で牧場をもつ』が本当は望んだ結論。
絶対に揺らいではいけない事なのに
私は完全に忘れていた。
そのことを現実化するためには
お互いがお互いを思いやり
お互いがお互いを満たす。
ただこれだけのことなんだ。
と。
ちゃんと話を聞き
ちゃんと話をするだけ。
こんな簡単な事なのにできていなかった。
ようやく気がついた。
我が我がになれば
周りが見えなくなり
もっと我が我がになれば
周りが離れていく
今まさにここなんだ。。
