「東京黒昆布巻き押し鮨」続報2 | 「米吾」オフィシャルブログ

「東京黒昆布巻き押し鮨」続報2



東京黒昆布巻き押し鮨 」の発売から、2ヶ月が経過しました。各販売店では、すっかり定番商品となり、「歌舞伎座名物」、「東京土産」として定着してきているようです。



1978年(昭和53年)に山陰名物として誕生した「吾左衛門鮓 鯖 」が歌舞伎座で販売され始めたのは2002年(平成14年)でした。観劇に訪れるお客様の支持を得て、「歌舞伎座土産」として親しまれてきた実績から、「歌舞伎座名物」を冠して新東京土産としてリニューアルすることになったいきさつは、既に「歌舞伎座名物の由来 」でご紹介していましたね。




現在、歌舞伎十八番「暫(しばらく)」の主人公、鎌倉権五郎景政(かまくら ごんごろう かげまさ)を描いたあの印象的なパッケージに金の帯が巻かれて販売されています。帯の右上には「食の専門家フードアナリスト100名が選んだ鯖寿司ランキング 総合第一位」と白抜きの円があり、その下に「駅弁の女王、小林しのぶさんも大絶賛」と記されています。今回はこの金帯についてご紹介していきましょう。


「米吾」オフィシャルブログ



東京黒昆布巻き押し鮨 」を「鯖寿司ランキング 総合第一位」に選んだ「フードアナリスト」とは、同商品のコンサルティング会社である「一般社団法人 日本フードアナリスト協会」(東京都千代田区一番町15-8、壱番館5階、03-3265-0518)が認定している食の資格の名称です。誕生から6年目を迎えた現在、「フードアナリスト」は全国で6000名を超え、正しく深い知識を持ち、客観性のある評価を下すことのできる食の専門家として、商品開発、テレビやラジオへの出演、雑誌への執筆、インターネット媒体での記事配信、専門分野の本の出版、ミステリーショッパーなど、様々な分野で食と関わっています。「東京黒昆布巻き押し鮨 」の開発にも関わってきました。



その、「フードアナリスト」の有資格者100名が1125日と26日に麹町にある(社)フードアナリスト協会セミナールームに集い、「東京黒昆布巻き押し鮨 」の商品満足度調査が行われました。具体的な調査内容は、 “東京のデパートや駅構内で買うことができる”鯖寿司12種類と「東京黒昆布巻き押し鮨」の合計13種を食べ比べ、味のバランス、鯖の厚さ、脂ののり、シャリの味、お土産としてのお勧め度を5段階で採点するというものでした。


「米吾」オフィシャルブログ



美食の都、東京は全国から美味、珍味が集います。東京で購入できるということはつまり、全国の選りすぐりの鯖鮨であることと言い換えても過言ではありません。強豪揃い、そして公正なプロの舌での評価という激戦制して、評価5項目のうち味のバランス、鯖の厚さ、お土産としてのお勧め度の3項目で「東京黒昆布巻き押し鮨 」が1位、残り2項目に関しては僅差で2位となり、「総合第一位」となったのです。1位となった3項目の中でも鯖の厚さに関しては全13商品中唯一の4ポイント台、お土産としてのお勧め度は他の追随を許さず2位を0.6ポイント、最下位には1.5ポイントと大きく離しての1位獲得でした。



「米吾」オフィシャルブログ

味には絶対の自信を持っていましたが、今回の調査で味のバランスにおいて高い評価を受けたことがその裏付けとなりました。販売開始当初には、東京駅構内にある駅弁屋「旨囲門」で試食販売も行われ、私もお手伝いさせていただきましたが、その時にもこの点は肌で感じたことのひとつです。私が一口食べて「と惚れ込んだように、試食していただいたお客様のほとんどが「何これ!美味しい… 」と言って下さり、多数の方々がお買い求め下さったからです。お客様の口からは「食べやすい」というコメントも出ました。これは昆布も含めて全てを一度に食べられる点、まろやかな酸味、しゃりの柔らかさ、これらのバランスの良さへの評価と受け止めていました。専門家の舌で、改めてこの点に関しての評価がされ、数字で結果が出たと言えるでしょう。





また、味ばかりではなく「吾左衛門鮓 鯖 」から「東京黒昆布巻き押し鮨 」へのリニューアルにおける大きな変更点であるパッケージも一役買ってお土産としてのお勧め度では群を抜いて1位となりました。「新東京土産」となるべく開発された同商品にとっては嬉しい評価です。



「フードアナリスト」の中には、20年以上かけて全国各地を巡り、5000を超える駅弁を食べ歩いた“駅弁の女王”小林しのぶさんもいらっしゃいます。小林さんは、自らの肩書に「エキベニスト」と掲げるほどの駅弁には精通、JR東日本での駅弁販売大手NRE(株式会社日本レストランエンタプライズ)ではJTB時刻表の1000号を記念した「1000号はっこう弁当」やJR東京駅構内の「駅弁屋 極(きわみ)」オープンを記念した「東京もちべん」をプロデュースし、NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)で展開している「どら弁当」を監修しています。



小林さんは、近著『全国五つ星の駅弁・空弁』(東京書籍)で、全国津々浦々の駅弁と空弁の中から、味、伝統、全国的知名度などの観点から277点を厳選して紹介しており、その中には「吾左衛門鮓 燻し鯖」と「吾左衛門鮓 漬け鯵」もありました。「吾左衛門鮓 」にはひとかたならぬ関心を示されており、今回の新商品で「吾左衛門鮓 」の代表作「鯖」の進化形である「東京黒昆布巻き押し鮨 」を食されました。



小林さんは、他のフードアナリストと同様に同商品を絶賛したことから、帯へのコメントが載せられました。



評価する視点を意識して食べるということは、日常の生活にはなかなかありません。複数種類のものをこうした意識を持って食べ比べると、なぜかそのものだけを食べた時よりも特徴が顕著になってきます。プロが実際に食べて、「東京黒昆布巻き押し鮨 」を「総合第一位」に選んだのも、鯖、寿司飯、昆布が三位一体で醸し出すハーモニーの素晴らしさに魅せられたからに違いありません。



パッケージに描かれた、歌舞伎役者の顔が心なしか誇らしげに見えてきます。食の専門家もイチオシの鯖寿司は、東京駅、銀座三越、羽田空港にて販売中です。東京駅や羽田空港からご旅行の際には、「東京土産」として、三越にお出かけの際には知人、ご友人への「手土産」やご家族へのお土産として、プロがお勧めする極上の品をお持ちになりませんか?個人的には、専用のオシャレな黒い紙の手提げ袋が付くのもお勧めポイントです。


「米吾」オフィシャルブログ