教室に居られない子供に理由を聞くと
「教室に嫌な子がいるの」
「教室が暑くてたまんない」
「座ってるのがしんどい」
そんなこと。。。と思われがちな理由を耳にします。
本人の調子が良ければ我慢できるのですが、頑張りエネルギーが不足していると、どうにも耐えられずに教室を飛び出したり学校に行くのを渋ったりしてしまいます。
私にもあります。
いつもは平気だけど空腹時には腹が立つ。。。
他人に言われても流せるけど、この子には。。。
気候や体調によって、つまり状況次第で我慢できるレベルは上がったり下がったりするのですね。
でも、つい
「そんなことぐらい」
「本当の理由は違って、ただの言い訳でしょ」
と片付けがち
ここで子供の言う困りごとをどこまで助けられるかで、信頼関係は築けたり崩壊したりすると感じています。
先ほどの子供の言葉を例にすると。。。
「教室に嫌な子がいるの」
教室の嫌な子との仲直りを手助けしようか?と相談に乗る
「教室が暑くてたまんない」
暑くないようエアコンを調整するね
保冷剤を用意しておいてあげる
などと伝えたり
水を小まめに摂るように促したりする
「座ってるのがしんどい」
座りっぱなしにならない様な学習形態にすることを約束する
などなど。。。
その子の困りに対して味方になってきちんと助けます。
と伝えます。この周囲からの助けがあると頑張れる子も多く居ます
「その理由が屁理屈や嘘だったらどうしますか?」
というご質問には、子供によっては
「数回は嘘つかせてあげもします」
と答えることも。
そこで私に嘘をついたことに罪悪感を感じてくれる関係性を築けていれば、嘘をつかれ続けることはないからです。
自分がその子にとって、大事な存在であり、裏切ると胸が痛むと思ってもらえる人であることを目指します。
しかし、3回目にはストレートに伝えます。
その為に確証があるものを記録して記憶しておくことは欠かしません。辻褄が合わない、他の子や大人からの情報。。。
そして、
「そろそろハッキリ言った方がいいね」
とか
「このままじゃいけないと思うから、言わせてね」
など言葉を選びながら、事実を確認しながら味方として話します
味方ですから全てはその子のためになる様に話します。間違っても攻めて潰してやろうなどとは考えません
目の前に困った子供がいたら、まずその言葉を信じて助けてみて欲しいなと思います