チームで仕事をする場合、助けにもなれば、苦しみの種にもなるのがメンバー
教員時代は、何年生を受け持つかより、
誰と学年を組んで仕事をするか?
こちらの方が重要と考えていました
ミジュクナワタシヲユルシテ
まだ6月ではありますが、同じ仕組みで動いているいくつかの学校を回ると、そこには驚くべき違いが出ていました
M校
転入してきた先生が早くも病休をとっていました。私も詳しい事情はわかりません。
でもその方が言い残した言葉は
「パワハラを受けた」
でした。M学校は、以前にも同様の訴えがあったので、双方の話を聞いて私からも改善点をお話したことがあったのです。
特にお伝えしたのは、お互いに授業を見合うこと。
マズい指導をスルーするのは、決して優しさではなく冷たさであるということ
しかし、当事者は自分の言いたいことは言うけれど、聞きたくない言葉はとスルーしたなと表情からわかりました。心身共に疲弊なさっていたので、キャパオーバーだったのでしょう
で、今年度始まってまだふた月で病休者を出してしまい、結果的に負担増となったわけです。あの時、チームの体質が改善されていたらこうはならなかったでしょうね。。。悔やまれてなりません。
A校
ここ数年お付き合いがある学校で、4月に転入してきたばかりの先生が素晴らしい指導をなさっていることに驚きました
後で事情を聞くと、チームの先輩メンバーが自分の授業を見せ、転入者の指導を見に行き、丁寧に教えてくれているそうです
管理職が
「業務のスリム化」
を一つ覚えのように口にしますが、先生方は上手くいかないのに教わることもできず、放置されていることに困り怒っているのではないでしょうか?
「早く帰りましょう」
と言われて解決するとは思えないのです
表面的な方法では教員不足は解決できません。
目の前の先生のよさや強みに着目しつつ、育てていくことが必要です。
もちろん、本人が強く求めなければ誰も救いの手を差し伸べやしません。「パワハラ」などと安易な表現で相手を責めるだけでは分かり合えないでしょう。
まずは自分の考え方や生き方から変える
20代、自分の人格を磨くことに必死だった私は経営者の本を読み漁りました↓
あの頃の子供たち、お付き合いありがとう。