教員は学び続けることが必須な仕事の1つだと思います。今年伺った先での若い先生の気付きを記録します。(いくつかの事例を交ぜています)
ティームティーチングの授業を観察して、講評をしたときのこと。
ベテランの先生がT1でメインの指導を、
若いお2人がT2で個別に支援をなさっていました。
この授業の肝は、T1とT2先生の連携ですから、T1に丸投げしちゃいけないという点。
講評とは言え、まず授業者に話を訊くことにしています。
「T2先生、今日のT1先生から学ばれたことは何ですか?」
まず、問題意識を確かめてみました。
一方的に私から教わるより、その方の問題意識に合った内容を話した方が深いところに沁みていくと思うのです。
これは子供への授業でも全く同じですね。
導入大事!
T2先生は
「授業準備が素晴らしいこと」
「指示や評価が分かりやすいこと」
「ダメなことをダメだと指導なさったこと」
T1先生の真似したい姿が沢山上がってきました。
実は、そのT2先生にとって最も課題だったのが、毅然と子供のおしゃべりや不規則発言を止める指導ができないことだったそうです。
そこで、
「ではT1先生はなぜ毅然とダメなことはダメだと指導なさったのでしょう?」
と問うと、
「その方が子供のためになるからだと思います」
との返答。
最後は自分で答えを探していくしかないのです。
準備や想定不足
語彙や表現力の不足
何よりも、子供より自分可愛さに毅然と指導でこきないことを、「今のままではいけない」と、内省なさったのでした。
すごいなーと。
この若い先生が、たった30分で気付かれたことを、一生気づかないまま「教職はBLACKだ」と嘆きながら退職する先生だっているのに。。。
自分にとって目指す姿が見つけられる目をいつまでも持ち続けていただけたらと願います。
私の今年度のお仕事も残すところ1件
かなり重い仕事ですが、心を込めて行って参ります