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大川 礼子です！
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今日もコツコツ、
してますか？
…と、言ってる私は、
今日はメール返信と
ご飯の準備以外は
自分のために
時間を使うと決め、
溜まっていた録画視聴と
読書の１日。
そんな今日のテーマは、
理不尽
読書感想のひとり言です。
「差別はね、当然なんだよ」
今日、観ていたのは
東野圭吾 原作のドラマ。
『手紙』
いや、もう
何年前の放送？…ですが、
ずっと残っていまして。
なぜなら、
原作で号泣したため、
映像で観るのは
少し覚悟がいるかも…と
思っていたんです。
ご存じの方も
いらっしゃるとは思いますが、
内容について
Amazon の作品紹介から
お借りしますと、
弟の大学進学のための
金がほしくて、
剛志は空き巣に入り、
強盗殺人の罪を犯してしまう。
服役中の剛志から直貴のもとには、
獄中から月に一度、手紙が届く。
しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が
幸せをつかもうとするたびに、
「強盗殺人犯の弟」という
運命が立ちはだかる。
ある職場で疑いをかけられ、倉庫に異動させられた
直貴のもとに現れた男性は、
「差別はね、当然なんだよ」と
静かに言うのだったー。
と、ある通り、
犯罪加害者である兄と
その弟の手紙を軸に、
弟（直貴）の人生が
描かれているんですね。
道徳と、偏見の狭間＝理不尽
ちなみに私は
前述の通り、
原作を発売から何度か
読んでいるものの、
ドラマを観た後、
原作も読みたくなり
久しぶりに手元の文庫も
一気に読みまして＾＾；
ネタバレを防ぐため
詳細は省きますが、
先の紹介文の通り
まあ、主人公には
理不尽なことが
次々に起こるんですね。
ただ、登場人物の
ほとんどの人が
明らかな悪意を
持っているわけでもなく、
各々の道徳心と
差別・偏見の狭間で
戸惑っている…と
言いますか。
そしてこの作品では
犯罪加害者と
その家族を題材に
描かれていますが
表面に出ているか
あるいは
目に見えない形で
起きているかは別として
悩みの多くは
葛藤だったり
矛盾だったり、の
理不尽だと
思うんですよね。
理不尽なことに、どう向き合うか
そのうえで、ですね。
この作品の
テーマ？でもある
理不尽なことに
どう向き合うか、
について。
原作の中で、
前述の
『差別は当然』発言の
登場人物が言うんです。
答えなんかはないよ。
言ってるだろう。
これは、何を
どう選択するか、なんだ。
君が自分で
選ばなくては意味がない。
…と。
作中での
兄からの手紙と
受け取る弟の心境は
もちろんのこと、
答えのないことに
どう向き合うかについて
それぞれ見出した
答えについても、
胸にくるものがありました。
つい先日も
どなたかがブログで
東野圭吾さんを
『心理描写が上手』と
おっしゃっていて、
今、改めて
キャリコン視点で
読んでみると
違う面白さと気づきが
得られる作品です。
まだお読みでない方は
ぜひ、どうぞ。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました(＾＾)
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