小樽市総合博物館
水族館を楽しんだ後、小樽市総合博物館にやってきました。ここはいわゆる鉄道博物館。北海道では最大規模になります。入館料は400円ですが、鉄道ファンだけではなく、家族連れなどでも楽しめるミュージアムとなっています。博物館の入り口は改札口風に・・・入るとすぐにSL「しずか号」が出迎えてくれます。明治時代に活躍し、北海道の鉄道の黎明期を支えてきました。客室も入る事ができます。こちらは一等客室とあって、かなり豪華な造りになっています。きっと庶民は乗る事ができなかったんだろうなぁ・・・この博物館の見所は、なんといっても屋外展示。かつて北海道を走っていた車両が、ずらりと展示されています。こちらはかつて、函館と札幌、旭川などを結んでいた特急「北海」いわゆる「スーパー北斗」や「スーパーカムイ」の前身ですね。車内にも入る事ができましたが、シートが思ったよりもかなり硬い・・・かつては函館~札幌間が、5時間近くかかっていたという事なので、う~ん、これではちょっと大変かな。いかに今の列車が快適かがわかりますね。今ではほとんど見かけなくなった、青い客車も展示され、ホームを歩くと、まるで昭和にタイムスリップしたかのようです。屋外展示の一番の楽しみは、SLに無料で乗車できる事です。こちらは懐かしい雰囲気を醸し出す機関区。さてSLはどちらに?すでに駅にいました。こちらが、敷地内の「中央駅」と「手宮駅」の間を、およそ5分かけて走る「アイアンホース」です。早速乗車します。夏季の間は一日に3~4本運行しています。「ポー」という勇ましい汽笛の後に、列車はゆっくりと動き出しました。「アイアンホース」は1909年に製造されたという事で、きっと昔もこのように北海道の大地を駆け抜けていたのでしょう。当時の風景がなんとなく想像されます。無事に「手宮駅」に到着。ここから再び「中央駅」に折り返すのですが、なんと転車台でSLが方向転換するシーンも見学できます。これには乗客達から「おお」と歓声が上がりました。いや~、この博物館は面白いですよ!オススメです。