Side Steps' Today

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裏版Side Steps' Today

前回「The Bass Gallery」の続き。そこでパーツを見ていると思わず目に止まったのはLane PoorのJBタイプのピックアップ!Lane Poorはそのロゴにより一眼でわかるが、ここで邂逅するとは…!一通り見終わってもまだLane Poorが気になるため、店番のお兄ちゃんに「あのLane PoorのJBピックアップってお幾ら万円?」と確認。完全な店番だった模様で「この日本人なんなんだ?」と怪訝ながら価格がわからない様子で、地下のリペアルームに聞きにいった答えが£80(約1万7000円)…。え?と思うが、中古だという。そりゃそーだよね…と思うが、エラく安い。マニアな店のため情報の非対称性を考えればミスプライスは考えにくいが…。為替水準を考慮しても体感的には1/3以上の安さのため、手にとって見せてもらうが配線具合が切れそうに見えてちょっと怪しい。5秒ほど悩むと同行の嫁がいきなり「予めチェックできないか?」といきなり当方に変わって交渉。PUチェックは楽器実装しないと無理という先入観のため「そりゃ無理だよ~」と言うも店員は「聞いてくる」(!)。そして「チェックできるから来い」(‼︎)とリペアルームへ。ここでリペアをしていたのが店主と思われる方で、おもむろにテスターで導通確認、抵抗値を見せて「大丈夫だろ」。確かにテスターならサウンドはいざ知らず、音が出ることは確実。店主は「どこから来た?お前は良いものを見つけた。Lane Poor本人はもう死んじゃっているんじゃないかな…」という。この店主、よく知っている…その瞬間なぜかEBS(プロ用為替トレード端末)のI Buyキーが頭の中に浮かんで 、思わず「I Buy」と購入。(続)

※写真は地下のリペアルーム。テスター・チェックしてくれたのは左の方

 

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ついにロンドンで最もベースの取扱が多い楽器屋「The Bass Gallery」(通称:The Bass Gallery)へ。場所はCamdenだが、地下鉄Northern LineのCamden Town駅が最寄りでそこから徒歩数分。地下鉄Northern Lineの「いわく付き」は乗車後に知るもそれは後述。この楽器屋は特異に入口が施錠、ピンポンして入れてもらう必要があるが、中に入るとベースのみズラリ。英国といえばWAL(ウォル)な印象。まずはWALを探すが、地下にあった!ここにはリペアルームがあり、2人がリペア中。WALは4本あるが英国の楽器屋にはなぜかサウスポー(左用)が多く、この国にはLeft-hand bias(右利き優位主義)がない印象。マッカートニー効果? ただ、さすがにお高くて£4,000(86万円:以下215円換算)と£6,900(約148万円)…。ともに1PUタイプで検討に及ばず。フェンダー系が多いが、新旧一通り揃っている印象で日本のベース専門店並みかそれ以上。ビンテージでは61年のジャズベース£18,000(387万円)が最高峰にて、入口の施錠も納得。ここCamdenは治安はあまり良くないとも。エフェクトもベースに特化しており、SNSでしか見たことのない最新ペダルもあるが、日本製は見るところBOSSのみ。しかしBOSSはなぜかベース専用機以外のペダルであるフランジャーとかループ・ステーション等があって品揃えのポリシーは微妙。唯一の専用機はBass Driver(BB-1X)だが、ペダルには値札がなくて価格不明。(続)

 

 

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いくつかベトナムを国内移動したのちに帰国する前日早朝にまたまた受難。翌日に乗る便が欠航…。「ヤギ」というナメた感のある名前の台風が来ているからで、これ自体は不可抗力だがこちらも自動的に振替られた便は23時間後、つまりほぼ1日後ろの便。さっそく複数の選択肢を考えて優先順位高いものから手当たり次第にあたっていくが、航空会社とはチャットでやりとりするも、チャットに全く反応がない…。やむを得ずベトナム国内の事務所に電話しようとするが、ホテルの電話が繋がらない。案内には9を押して電話すると繋がるように書いてあるが、まったく機能しないのでやむを得ずフロントへ。「電話繋がらないけど」というと笑顔で「部屋からは電話できない」とのこと…それなら案内に「9を押して」とか書くなよと思うが、風呂が猫足バス等一見豪華なホテルだったわりにはちょっと抜けている(安いけど)。フロントに電話を貸してくれとお願いしてフロントから電話。営業時間直後から電話を鳴らすも「大変混み合っておりお待ちください」のアナウンス。途中、フロントの方が「台風で空港が10-17時の間、閉鎖される」等の情報を入れてくれてさらに焦りが増すが、どうしようもない。「お待ちください」アナウンスをこれをひたすら聞き続けて繋がったのは40分後…。予定を1日繰り上げて今晩の便で帰国する手配がやっと完了。結果としてこの1時間ほどフロントを完全占拠。しかしチケット再発行や内容確認のメール等はなく、「いきなり今晩空港へ行け」と。不安は尽きないが一旦は達成感と疲労がドッと押し寄せる。ベトナム戦争サイゴン陥落のとき、飛行機で脱出するときの雰囲気を疑似体験。なおその後、部屋の内線さえ繋がらない事実が判明するが、ホテルも良心的で電話代の請求は無し。なお、チャットでの返事がきたのは2時間後、これって普通チャットっていうのだろうか(メールと変わらん)。

なお、その後この台風直撃により、国内で300人ほど亡くなるといった人的被害や浸水や倒壊に物的被害も出た。


十数年ぶりにスタジオでクリック練。ご存知ない方向けに「クリック練」とは、ドラムマシン等でクリック(=メトロノーム音、クラベスやカウベル音等)を鳴らしながらそれに合わせてバンド練習をすること。学生の時からクリック練はフツーで、クリック鳴らしてただひたすらに練習するのを我々は「サル練」といっていたが、その由来は敢えて説明の必要はなかろう…。バンド演奏の中でも聞こえるような音量でクリックを鳴らすため、かなりの大音量になり、将来の難聴リスクが高くなりそうでコワイものの、ストイックにイーブンで演奏することでどこが走ったりモタったりする傾向があるのかを各自が自認する上で非常に有益。リズム・パルスが不安定な演奏はお客さまに不安感しか与えず、逆にパルス・キープのためにドラムだけがイーブンでも他楽器の演奏にパルスが乱されることもあるから、バンドでクリック練をしてどこで走る/モタるのかを各自が認識することが重要なのである。「ケッ!オレはグルーヴ命だからクリック練なんてしねーぜ、メーン!」みたいな輩がいる(失礼)が、イーブンに演奏できてから出直してきたまえ! ガッド(=スティーブ)もクリック練しているのだよ。井上艦氏に「クリックに合わせて弾けるんだ…(驚」と録音で言われたことがあったが、その反応をみるともはやサル練派は少数なのかも、いや単にSSが変態変拍子だったからか…? 練習でなにが楽しいか、一言でいえば自己肯定感。演奏が白熱してクリックを聞けてなくても、クリックが聞こえ始めて…おお、合っていた!クリックという「テンポの絶対神」に邂逅した感覚。なおクリックをドンカマ(正式名称:ドンカマティック)と言う関係者もいる中、ドンカマを見たこともない当方はクリック派なのだが、ドンカマを検索してみて衝撃なのはその内部構造(写真)。接点がついた円盤が回転することで、接触する時に音が出るという超原始的かつフィジカルな構造。円周上の接点数は3・4・6・8の最小公倍数たる24、テンポは回転速度でコントロールする具合にて、テクノロジー制約があるなかで「テンポの絶対神」への邂逅を願って?作り上げた涙ぐましい先人の発想にあらためて脱帽。

里枝温泉(香川県小豆郡小豆島町)
小豆島にあるこちらの温泉は再訪。同島は本州や四国と架橋がないため、どうしても所要1時間のフェリーに乗船する必要があり、時刻表を見ながらの旅程になるのだが心配ご無用。乗船予約をしても当時都合で時間を自由に変更できる柔軟性があって素晴らしい。温泉は無色透明の湯だが温泉成分表上の泉質は「ー」(横棒)と具対的な記載がなく、こんなの初めて見た…。源泉温度は19.8℃とあるから加温しており、無色透明の湯。かつてこの島に来た時にはトラブルがあり、自家用車での中国・九州・四国の1週間超の周遊途上だったのだが、誤ってに乗ってしまってメガネを破損。レンズが取れた状態を宿に借りたセロテープでなんとか止めた上で、小豆島東端の福田港からフェリーにて姫路に上陸のうえ、神戸中心街まで走って格安メガネを急遽作成した上で有馬→京都と回って帰京したのだが、今回もトラブル。有名なる小豆島のオリーブのタネを誤って噛んだわけではないのだが、なぜか奥歯の治療部分がポロリ…。幸いにも痛み等の支障はなく、その後の旅程には全く問題なかったが、なんだか呪われている。なお、8代目市川団蔵が最期に訪れた観音寺(小豆島霊場第3番)の至近まで行ったのだが、訪問を失念する失態も。なお、団蔵はその後に大阪行きの船から播磨灘に投身した…。

江田島温泉(広島県江田島市)
江田島にある温泉。江田島といえば旧海軍兵学校(今は海上自衛隊の幹部候補生学校)。かつて東京を払暁に車で出立、800キロ超を走破して昼過ぎに到着、兵学校を見学した超強行軍な記憶が生々しいが、その時に痛感した江田島に到達するまでのクネクネ道。舗装は良いのだが、島の形状と橋がある場所が意地悪でエラく大変だった記憶あり。もっとも島が最接近している場所に架橋するわけだから止むを得ないが…。今回はそれを回避すべく呉からフェリーとしたが、圧倒的にフェリー利用が正解。フェリー乗船後、暮れなずむ呉軍港内を甲板から見ていると軍事オタク風な方に「軍艦お詳しいですか?」と聞かれる…軍事オタクかヒューミントにでも見えたろうか。帰路も広島市内に抜けたがこれもフェリー。景色はよく、短時間、かつ普段利用されるためか料金も良心的でよろしい。こちらも直線距離で40キロほど離れた「きのえ温泉」と同様の含弱放射能ーカルシウム・ナトリウムー塩化物冷鉱泉で泉質はかなり酷似。わざわざ注意書きとして「塩分が多い温泉水で海水ではございません」とあるが、「これ海水だろ!」というクレーマーがいたのだろうか。ただ、そうクレームしてもおかしくないほど海水に酷似しており、地下に埋蔵された太古の海水由来なのかもしれないが、あえて広島というその土地柄のためか「含弱放射能」との記載は温泉成分表以外になし。


打ち上げは六本木交差点を溜池方向にちょっと下った場所にある居酒屋。この付近、会社関連の接待で来た妙な記憶あり。お客さま参加のため相当な規模(60名くらいか)で、幹事の方には本当に頭が下がる。席が至近のE先輩はアンコール曲で椅子の上にスタンディングでソロを吹いたが、これには周到なる事前準備があったとの由。このバンド、ワタクシ以外は余裕の演奏なためか、本番中に気がつくとステージ上からスマホで狙われていたり(特にホーン側)、このような演奏以外のアドリブも効いていて本番演奏中は平常心ではいられない…。宴席は音楽以外の話で盛り上がるが、最大の衝撃はK先生関係者のお客さまとの会話。自ら「(先生の)下僕」と称し、聞くだにそのSっぷりタップリなご指導に大変心酔なご様子にて、その具対的状況を内通いただく。こちとらバンドリハ中に感ずること皆無だ(といってもこのバンドはリハ少なく、今回は異例の4時間X3回だがライブ総時間が2時間あるため、実質1曲数回しか練習できない…ので接する時間が少ない)が、受け手側に当然求められる特殊嗜好がワタクシにないだけ?としか思えないが、嗜まれる方には大変魅惑なご様子。その後、なんと4次会まであったと聞くが、睡眠不足のワタクシには体力・気力がもたず1次会で退散。帰宅後、夕食もほぼ摂らずに20時就寝。しかし深夜25時、E先輩展開のライブ音源(これまた電車内で編集してる?としか思えない展開速度…)をどうしても我慢できずに聴いてしまい、また完全覚醒…。
末筆ながらお越しいただいたお客さま、関係者のみなさま、そして素晴らしいバンドメンバー、ありがとうございました。次は12月5日@汐留です。(完)

その後は楽屋で休憩。昨晩は遠足前の鉄則「22時就寝」を実践するも、深夜1時に過去メッセージでTリーダーによる練習録音共有(ギター付近マイク収録版)を発見。ここ数年「練習録音を聴くと即入眠する法則」が顕著(聴きたくなくて思わず寝ちゃう?)にて早速聴くが、これが完全に裏目に出てパッキリ覚醒。結局、明け方まで録音を聴いて悶々、完全に生活サイクルが狂う。ありがたいことにお客さまは満席、早々のSold Outにて本ブログでも紹介する隙なし。そして本番(後日YouTubeでも素晴らしく高品質な映像が掲載される可能性があるため割愛)。終了後にTリーダーから「今日は失敗しなかったね」とお褒めの言葉を頂戴するも、細かくいろいろ失敗した事実は敢えてゲロらず。撤収まで時間なく慌てて片付けて打ち上げ会場へ。途中、ロア(ROI)ビルの異様な光景につきTリーダーの御下問あり裏事情を説明するが「ROIでロアって読むんだね」とのご発言に「あれ…僕と同じフランス語必修ですよね?」と指摘してお怒りをかう(ROIは仏語で王様の意、仏語はoiをwaと読むが、入社後に強制受験させられた仏語版TOEICがさっぱりわからない状態にて、選択肢「ど・れ・に・しようかな」のヒキのみで1000点中300点台を叩き出したワタクシが自慢できる内容でもない)。財務プロからは「投資収益率?」くらい言われるかとも思ったが。

六本木クラップスは初めてだが、想像より小振りなサイズ。ステージに乗るメンバー数との相対比較でそう感ずるのかもしれず。ベースアンプはMarkBass、詳細スペック不明だが敬愛するJeff Berlinシグネチャー。小振りだが恐ろしく効率良く、Volume1程度で充分。10時からサウンドチェックだが、リハの名を借りた実質練習でチョー重要。曲順通りに各曲頭から途中まで演奏、ヤバい曲は通しで演奏するも4/11曲が初演の身には試験直前の黄金復習時間。23年参加のワタクシは圧倒的な後発(以降の参加はTpのMさんのみ)にて、会場配布の特製パンプによればライブ参加は7/19回、「10年の歩み」記載のレパートリー中9/30曲が未経験にて今回で5/30曲に。新曲は常に綱渡り、それに気を取られると今度は旧曲で忘却とモグラ叩きの様相ながら、練習…いやリハは1時間半ミッチリやって終了、あとは開場・開演を待つ。なお、前任のベースNさんの楽器はパドルペグに改造してあり、この話題をキックにステージ上でTリーダー含めてベース談義。今朝もいきなり「スラップのプルはなぜ人差し指なのか」とコペルニクス的質問を受けて大いに狼狽したが、最近はやけにベースにご執心なTリーダー。Nさんはフェンダー5弦だがペグが5連で特徴的(キングヌーとかいう人?バンド?のモデルとのこと)、チビッコなワタクシでは1弦ペグまで手が届かないかも。ワタクシと同じく楽器を繊細に扱わないタイプと知って一層好感。サウンドはワタクシ対比で円やか、かつローがふくよかでとてもグー。人柄はサウンドに出る。

ライブ当日。前日都内は大雨、今日は雨が降る情報なく曇天予報。そんな中、重い楽器を担いで駅まで辿り着くのが一苦労、これでも極限まで機材を減らしているが…。すれ違うのは朝から積極的に観光しまくるエラく元気な外国人のみ。某ブランドショップ前では開かない自動ドアの前でWhy?とばかり呆然とする人もいるが、まだ朝9時前。集合は9時半だが、以前から「陸の孤島」と言われて至極交通の便が悪かった六本木も、今は複数の地下鉄が乗り入れているものの未だアクセス悪く、迷った末に都バス。停留所到達には世界一有名な交差点通過が難関だが、空いているうちに動画を撮りたい観光客多数で却ってカオス。映り込んで残念映像にせぬよう、徒歩の緩急とコースに配慮して横断するのが一苦労。曇天でやや涼しいとは言え、停留所まで来るとバスは出発寸前、数十m走って飛び乗って疲弊かつ汗ダク。六本木駅前で下車して徒歩だが、六本木交差点付近は相変わらず外国人街の雰囲気濃厚。それ向けの店多く、それに比例して猥雑。店員と思しき黒人が日本の箒とチリトリで掃除してるのがなんともアンビバレント。途中のドンキでワラ(水)を購って会場。外苑東(通り)から見える東京タワーで思い出すのは00年台初頭に今は亡き六本木PITINNで演奏していた日々。ブッキングに配慮があって土日限定だったが、23時くらいに楽器を搬出した時に見る東京タワーは、週明け仕事の憂鬱さの象徴…。その六Pと同様に会場は想定外な地下だったが、メンバーを数名発見。Tリーダーも近年滅多に見ないギター2本持参にて、聞けば自宅からブルジョア・タクシー(‼︎)。徐々にメンバーが集まって9時半に開場。