設計基準強度ってなに?
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まず、JASS5というのを覚えてください。
JASS5ですが、日本建築学会の建築標準仕様のことでこれが基準となります。
JASS5によると
ここで耐久設計強度って何? って思いましたよね。
耐久設計基本強度というのは、耐久性を維持するために必要とされる圧縮強度です。
次に、大まかな耐用年数です。
耐久設計基準強度 18N/mm2で30年。
24N/mm2で65年
30N/mm2で100年
36N/mm2で200年
くらいが目安です。
・・・と言うことは耐用年数で考えると、
長期優良でしたら耐久設計基準強度は30N/mm2ですよね。
では、うちは・・・。
上の配合の27ー15-20を見てください。
この27N/mm2がコンクリート会社に発注された強度です。
えっ、 それじゃあ、長期と言いながら100年も保たないの?
そうです。コンクリートに関しては、27N/mm2で長期優良住宅の100年を満たすようには大和ハウスは考えていないということです。
大和ハウスは長期優良住宅が推奨する100年住宅では考えていないなんて・・・・・・・。
それじゃあ、長期優良住宅じゃないよ・・・・・。
ちょっとショックですね。
一応、付け加えで言っておきますが、24N/mm2で供用限界期間100年となっていますから、27N/mm2なので基礎工事がジャンカなどなくしっかりと施工し、その後の維持管理をパーフェクトにすれば大地震がなければ100年近く持つのかもしれませんが・・・。
ここでもう一つ、設計基準強度が大和図書に書いてあります。
大和ハウスの設計標準強度は24N/mm2です。
では、大和ハウスはなぜ24N/mm2と書いてあるのに、27N/mm2でするのか?
えっ、
設計標準強度? それって何?
設計基準強度とは、構造物の構造強度を決定する強度です。つまり、構造上必要な強度なのでこれをとりあえずクリアーしておけば建物の強度は平気と言うことです。
大和体質ですが、とりあえず強度的に平気ならよいという考えで、何でもぎりぎり通ってしまえばOKで、しかも大和ハウスとしては節約って考えてるんでしょうかねぇ?
けれど、これだと24なのになぜ27で作るの?って疑問になりますよね。
これは、施工や天候により24N/mm2のコンクリートを使っても必ずしも24N/mm2になるとは限らない。そこで、設計基準強度24N/mm2に必ず3N/mm2をくわえて品質基準強度として発注することになっています。
ですから、27N/mm2となるんです。
ただ、中には30N/mm2で発注されている家もあります。
それは、気温による修正値が入ったからです。
暑中期間 7月9日~9月11日 と 冬期期間 12月6日~2月17日 は、コンクリートに影響を及ぼすのでさらに修正値として3N/mm2がくわえられます。
つまり、24N/mm2 + 3N/mm2(品質保持のため) + 3N/mm2(気温による修正)=30N/mm2となります。
ここで一言!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
大和ハウスさんも、コンクリートの発注で30でも27でも値段的にはほぼ変わらないのですから、30N/mm2で発注して欲しい物です。
そこまで、経費削減してしまうと逆にオーナーからの不満は値段差以上に大きくなりますよ。
わかってるんでしょうかね。
30N/mm2で発注してもらって 長期優良住宅でも安心して住める基礎の強度が欲しかった・・・・・・。