第4話「今日から授業」
朝は目覚めがやけに良かった。
目覚ましが鳴る前に目を覚ますことが少ない俺は
意識が戻った瞬間時計を引っつかんだほどだ。
幸いベルが鳴る15分前に起きたらしく、自分でもかなり驚いた。
自分が目覚ましより先に起きるということは
本来喜ばしいことなんだろうが俺の場合は違う!
そう・・・こういう日に限って嫌なことが起こる。
よりによってなんで入学した次の日がこれなんだよ・・・
はぁ・・・寝なおすべきか・・・
いやいや、遅刻しちまう。
仕方が無いのでベットから起き上がる。
授業初日に忘れ物をするわけにもいかず
もう一度持ち物を見直し、一通り身支度を整える。
朝食は食わないのが当たり前。
本当にそういう部分では俺って典型的な男子高校生になっていくんだろうなと思う。
家を出て自転車のカギを開け勢いよくこぎはじめる。
朝日がまだ出てまもないのか
ひんやりとした空気と春の匂いがとてもマッチしていた。
気持ちのいい朝は好きだ。
今日から授業も始まる。
先生との出会いも色々期待をしている。
保健の先生にも挨拶に行かなきゃな・・・。
女だったらどうしよwwwwwwwうはwwwwwせんせww俺もあいしてるからwwwww
ちょwwwせんせwwwいけないwwwうはwwwwwだいたwwwんwwwうほww
そんな脳内妄想を楽しみつつ学校の駐輪場に到着した。
うわ・・・いつもより早い時間についちまったな。。
周りに学生の姿が少ないことから自分がどれだけ早く来てしまったか気づく。
これじゃまるで入学早々学校着たくて仕方ない必死君だな俺w
腕時計で時間を確認するとまだ8時だった。
チャリのカギをかけ、自転車のカゴから鞄を取り出し教室に向かう
朝のHRまで45分もあるのか・・・
こんなことなら今日ぐらい朝食済ましてくるんだったなぁ・・
そんなことを考えていたら、突然横から・・・
キキーーーーー!!
ドンッ!!!
女学生「きゃっ!!」
ひろき「どわすっ!!!!!」
何かとてつもなく硬い物に思いっきり体当たりをされた。
その大きな鉄の塊は
俺の内臓をえぐるかのように鋭い体当たりを俺にかます
背骨、肋骨を折るかの勢いで。
吹っ飛ばされ、地面に倒れる俺
ひろき「いてて・・・・・・ごほっげほっ」
肺も地面に打ち付けられた衝撃でむせ返る。
女学生「ちょ、ちょっと!大丈夫ですか!?」
あんなすごい勢いで突っ込んでおきながら、これが大丈夫に見えるのか!?w
ひろき「ごほっごほっ・・ ああ、なんとか・・・。」
当たったわき腹が激痛を訴える。
いってぇ!!いてぇよママ!!
女学生「ごめんなさい!」
勢い良く頭を下げて謝る女学生。
その瞬間
ガッシャーン!
大きな音が響く。
女学生がびくっ!と驚く
彼女の支えを失った自転車が横に倒れたのだった。
ちょっとかわいいと思った。
ひろき「いや、wそっちこそ大丈夫か?」
女学生「え?w あ、はい私は大丈夫です。でも痛くなかったですか?;」
ええそりゃもう死ぬかと・・
ひろき「いや、残念ながら生きてるみたいだ」
俺は激痛に耐えながらも冗談を言ってみる。
女学生は自分の自転車を起こしながら
「・・・動けないですか?」と聞いてくる。
倒れたままの姿から立ち上がろうにも横っ腹が痛くてさっきから起きれない。
ひろき「いや、大丈夫・・・」
立ち上がろうとするが、激痛が走る。
いって!!!いってえええええ!!!いてえええwwwwwwww
ひろき「ッつぅーーーーーーーーーーーーーー!!」
こりゃ冗談抜きでイテーわ・・
女学生「やっぱり!!どこか折ったんじゃないんですか?!」
自転車のスタンドを立てると、俺のそばまで来る
本気で心配そうにする彼女。
なんかしかも半泣きになってるし!!
やばい!
俺は無理に立ち上がった。
激痛が走るが超やせ我慢。
女の涙にはものすごく弱いのだ。
ひろき「ほら、大丈夫だから。」
マジで保健室行こう・・・
ひろき「それじゃ」
そう言うと保健室に向かった。
彼女はすごい不安気な表情をしていたが、
何か言葉を続けられる前に、俺はその場からとりあえず去りたかった。
超かっこわりぃ・・・俺
保健室に向かう間も、そのわき腹の激痛は絶えない。
ひろき「いつつ・・・」
お~~~~~~しっかし。。こりゃいてぇ・・今人生最大の痛みだわ・・
1、2本逝ったかな・・
腹に力が入らないので片足を引きずりながら歩く。
やっとの思いで保健室までたどりつくと
ドアのノックも忘れ、扉を開いた。
中には保健の先生らしき白衣の女性とうちの担任がいた。
二人は俺のほうを見るなり、どうした?!という感じでそばに近寄ってくる。
ひろき「ちょっとした事故にあいまして・・」
つかなんで田代がここに?
わき腹を押さえながら立っている俺を見て心配そうな顔をする二人。
先生に事の成り行きを聞かれ簡単に説明する俺。
保健の先生「とりあえず、服脱いで脇見せてもらえる?」
俺は先生に言われるままに制服を脱ぐ。
シャツをめくるとわき腹が青っぽく変色しておりアザになっていた。
田代先生「おいおい、こりゃひどいな・・・。」
保健の先生があざに手を当てる。
保健の先生「ほ~こりゃまたキミは大胆にやったのねぇ」
ちょwwwwwまって先生ww大胆ってなによwwwww
つか事故wwwwwwwいてwwwwいってててえええwwww
ひろき「い、、、いつつ・・先生いたいっす・・」
先生が俺のアザをさする。
保健の先生「折れてないか見てるのよ。」
その言葉に続くのは「我慢しなさい!男でしょ?!」か?!
勘弁してくれwww何が悲しくてこんな拷問wwwwwwwwいってえっ!!
ひろき「っっっ・・・。」
俺がやせ我慢をしていると田代が俺の表情を見て
田代先生「・・・おまえ泣いてんぞ。本当に痛そうだな・・」
なんて言う
ちょwwww田代wwwwおまwww見てないでwwたすけろよwwwwwww
保健の先生「折れてないようだけど、骨にひびが入ってるかも」
えwwwwwwマジかよwwwwww
ちょwww俺入院!?w 勘弁してくれwwwwwまだ高校はじまったばっかw
つか、だったらなおさらさするのやめてwwwwwwwよwwwwww
ひろき「っっ・・・。 俺入院っすか?」
保健の先生「入院したいの?」
ひろき「いや、そんなの嫌っす!っつぅ・・」
腹に力を入れて話そうとすると激痛が走る・・・
そんな俺の様子を見てか
田代は病院に連れて行ったほうがいいと何度も言ったが
俺は拒否し続けた。
保健の先生は少し考えたたようだが
とりあえず様子を見てみると言い出し、
薬を塗り湿布を貼って包帯を巻いてくれた。
なかなか理解力の高い保健の先生、ちょっと惚れたよw
てかやっぱ包帯巻き終わったら、ぱんっ!って一発たたかれんのかなw
やだな・・・ww
保健の先生「ほらっ終わり。どうしても痛いようならもう一度ここに着なさい」
お、たたかなかったw
ひろき「はい。。ありがとうございました・・。」
そう言うと俺は教室に戻るため、ぎこちなくイスから立ち上がった。
田代先生「瀬尾、ちょっと待っててくれ。」
なんだ?まだ話しがあるのか・・・
俺を引き止めると田代は保健の先生と今日の授業の内容やらで相談をし始める。
さすがに体育は出れないよなぁ・・・
まぁ、座ってる分の授業は大丈夫か。
つか今日は体育は無かったはず。
ふと時計を見ると朝のHRまで後15分。
早めに来ておいてよかったな・・・。
いやいや違う!早めに来たから事故にあったんだ!
やっぱ朝のあれは正解だったんだよ・・・
何もここまでしなくても。。ジ、ジーザス・・・。
そんなことを考えていると、保健室のドアがノックされた。
保健の先生「はい、どうぞー」
がらがらとドアを開け入ってくる女学生。
よく見たらさっきぶつかった子だった。
田代「星野じゃないか、どうしたー?」
彼女名前、星野って言うのか・・・
星野「失礼します・・・」
彼女は俺の方を見ると、近寄ってきて持っていた鞄を俺に差し出した。
え??
星野「鞄を駐輪場に忘れていったようだったから・・・」
あ、そういえば突き飛ばされたショックでどっかに飛んだのか・・。
つか、まさかずっと廊下で待ってたのか!?w
ひろき「あ、ありがとう。」
鞄を受け取る。
ぐはああっ!!!いっっってぇ!!
無駄に重い鞄を持った瞬間、横腹に激痛が走った。
置き勉とかまだできるところまでいってないからな・・・。
俺はあまりの痛さから、表情を隠すようにうつむく。
一通り見てた先生方が会話に入ってくる。
保健の先生「この子が自転車に乗ってたっていう子?」
ひろき「え、えぇ・・・まぁ。」
なんかちょっとした罪悪感を覚えた。
でもなんでかはわからない。
田代「え?星野がそうなのか?」
星野「ごめんなさい!私の不注意です。本当にすみませんでした」
彼女はそう言うと、俺と先生に大きく頭を下げた。
ひろき「いや、本当もう大丈夫だから」
なんかこのまま話し長引くのも厄介だな・・・。
そう思った俺はさっさと退散したほうがいいと考えた。
正直彼女が謝る姿を見るのが何故かとても嫌だ。
ひろき「先生俺はもう大丈夫です、それにもうすぐ朝のHRっすよ。」
俺がそう言うと、その意図を読み取ってくれたのか
保健の先生「そうね・・・。まぁあなたも今後注意するようにね?」
と女学生に伝える。
女学生「わかりました!本当すみませんでした」
とまた深々と頭を下げる。
田代「・・・ああ、そうだったな。まぁ瀬尾が大丈夫ならそれでいいか。」
お?田代って意外に話せる奴かも。
とりあえずそんな形でひと段落つくと、3人で保健室を出る。
田代「星野はとりあえず先に教室に戻りなさい」
星野「あ、はいわかりました。失礼します。」
そう言い軽くお辞儀をするとと彼女は小走りで教室に向かって行った。
田代と俺が二人になる。
ひろき「あの星野さんって何年生なんですか?」
俺はちょっと気になっていた。
すると田代は少し笑って。
田代「おまえと同じクラスだろうがw」
なんて言う。
そうだったのかw 全然知らなかったwwww
つか人の名前とか顔覚えるのかなり苦手なんだけどw
ひろき「あ、そうだったんですか・・・」
なんて独り言っぽくつぶやく。
星野さんか・・・なんかちょっといいかも・・・。でへw
それから俺たちはゆっくりと教室に向かった。
田代に色々保険に関することとかを聞かれたが
よくわからなかったので適当に答える。
もし入院沙汰になったら金のこととか色々あるんだろう。
教室へ向かう途中の階段辺りまで来たところで話しを終え田代と別れた。
職員室へ学級名簿を取りに行くようだ。
ちょっと待ってろと言われたが
先生と一緒に教室に入るのはさすがに気が引けるので先に教室に向かうことにする。
痛いわき腹を押さえ、重い鞄を持ち
激痛に耐えながら階段を上る。
教室に入るとさっきの星野さんが席に座っているのが見えた。
本当に同じクラスだよおいw
俺の方を見て心配気な表情を見せる。
俺はこっちを見てることに気づかないふりをしながら自分の席へ座った。
あきら「よう、ギリギリだなw」
前の席のアキラが話しかけてくる。
ひろき「ああ・・・もう朝は死んだよ」
倒れるように机にうつぶせる
あきら「ははw なんだそれw」
ふと水野さんの方を見ると目があった。
うっはわあwwwww目がwwwwあっちゃったよwwwww
とか普段なら考えるものの、あんまり気持ちは高揚しなかった。
うぅ・・・痛い。
俺はまた机にうつぶせになるとそのまま朝のHRを待った。
田代が教室に入ってきたようで教室が一瞬静まりかえり
出席番号1番の男子が号令をかける。
正直礼をするだけでも横脇が痛くてたまらない。
そういや出席番号1番の女子は何やってんだ?w
そんな疑問も少々。
朝のHRが始まり田代が色々連絡事項を伝える。
田代「あと、今日の放課後までに学級委員を決めておいくこと」
クラス「えーー!」
不満の声が爆発する教室。
俺もその声を聞いて何の話をしてるか興味を持った。
田代「決まらない場合は先生が職権乱用しちゃうゾ♪」
なんて言ってる始末。
ああ・・・なるほど。。。委員か。
興味ねえ・・・。
田代「先生は、男子は瀬尾、女子は水野がいいと思うんだが。まぁクラスのみんなで決めてほしい」
えっwwwwwwちょwwwwwwwおまwwwwwwwwたしろwwwww
それじゃよほどやりたい奴が出てこない限り俺らになっちまうし!!ww
卑怯にもほどがあるだろwwww
つか水野? えw 水野ってあの水野!?w
さやかさん!!!w
うはwwwwwなにこれw I’sみたいな展開wwwwwww
うほwwwww逆送君とかww俺wwwしなきゃwwwwwww
って違う!!!!!!!!
大問題だよ!何考えてんだよ田代。
笑えるかよ!
つかクラス全員俺のほう見てるしwwwwなんでwwwwwwwwwwwwww
そんな感じで朝のHRは終わっていった。
ちょwwwwwwwなんでwwww俺なの!?wwwww