連携小説「ひろき編」 -3ページ目

第6話「田代先生」

2時間目の授業がはじまる。


担当は田代。


ウチの担任って柄にも無く地理の教師だったのか・・・。

なんかホント意外なんだがww


そんなことを思いながら授業用具を机に用意していく。

しかし田代は授業もはじめずにダラダラつまらない話を始める。


ちょwwwこんな重たい物持たせてきて、今日は誰も授業しねー気かよ!!!ww


田代「学級委員はもう決まったかー?」

なんてことを言っている。


今日の朝のHRで出された課題が

なんで2時間目の授業までには終わってると思うんだよwwwwwww

どういう脳みそしてんだよ田代wwwwwww


田代が俺の方を見たが、俺は目線を合わせなかった。


田代「ま、みんな協力して話し合うんだぞー」


はいはい。

言うだけの方は楽でいいですねっwwwww


田代「あ、それと瀬尾!、話したいことがあるから授業終わったら先生の所来なさい。」


うい~っす・・・。

俺はあえて声は出さずに返事をした。

田代は俺の無言の返事を咎める様子も無く違う話題に切り替えていく。


ま、呼び出されっつってもどうせ腰のことっしょw

ああ!そうか・・・ちょうどいいわ。

この際だから、どうして俺を推薦したかも聞いておくか・・・。



ふと顔をあげると星野と目があった。が、すぐに前を向く星野。

どうやらさっきから俺の体のことを気にしてるようだ。


あいつもあれだよなー。。。色々心配してんだろなぁ・・


またこちらをチラ見する星野。


まぁ別にあれから激痛が走ることも無くなってきたし

このまま安静にしてりゃいつか治るっしょ。

星野にも一応後で声かけとくか、

謝られてる時の俺の対応ってなんか流し流しって感じだったから

やっぱそういうトコも本人は気にしてんだろなぁ・・・。


朝の対応を思い返して少し申し訳ない気持ちになった。


彼女は相変わらずちらちらとこちらの様子を伺い続ける。


気にされたままの状態じゃ俺もなんか気まずいし。

まぁでも俺もあんな大胆に吹っ飛ばされたわけで、

加害者としては気が気で無いんだろうけどww


また見る。


つかそんなにチラ見しまくってたら周りに関係疑われんぞってwww

ちょwwww星野結構かわいいしww俺はwww全然問題ないんだけどwwww


俺は何度もこちらを見る彼女に少し恥ずかしさを覚えた。


そんな俺の気もしらない星野は何度もそれを続ける。


ちょwwwwwwこれ以上チラ見が続いたら誤解どころじゃすまなくなるぞwwww星野wwww


内心焦りだす俺。


とりあえずなんだ、一応リアクションでも取って大丈夫なのをアピールしとくかw


そう思った俺は星野の方を向き、変な顔をした。


彼女はこちらを見るとすぐに前を見るので

俺はこちらを見るたびに変な顔のパターンを変えた。


こちらを見る顔が段々笑顔になる星野。


よかったwwwウケたのかwww


内心ほっとする俺。


いつの間にか俺も星野の笑顔に釣られて笑っていた。


二人でこそこそ笑い合う。




なんか・・・ いい・・・。





そうやって二人でクスクスしていると

何を思ったのか急に星野が何かをノートに書き出す。


別に黒板に字は書かれて無いのになにしてんだろ・・・


その奇怪な行動をしばし眺める俺。

しばらくすると星野が振り返り、笑顔で俺に何か投げた。


ちょwwwwwwwなにwwwwwwwどうしたの!?wwwwww


いきなりのことだったので俺はついつい構えた。

しかしそれはやまなりにゆっくり飛んでくる白いものだった。


消しゴムか!?と思い、それをキャッチする。


見てみるとただの紙くずだった。


ははーん・・。そんなあまっちょろい玉じゃ俺は殺れないぜ?w


そう思い俺は勢い良く星野に投げ返した。


うりゃーーーー!!


スパーンッ!!


星野の頭に当たる。


うっしゃ!ストライク!!

心身ともにガッツポーズする俺。


星野が驚いた顔をしてこちらを振り返る。

しかし何故かそれが段々泣きそうな顔に変わっていく。


げ!?wwwwwwwなんでwwwww痛くなかっただろ?!www


紙クズと言ってもとても小さく丸められた物だったので痛いはずが無いのだ。


しかし彼女の泣きそうになっていく顔を見ているとものすごい罪悪感に襲われてくる。


えっwwえっwwwごwwごめん!!w

俺はとっさに手を合わせると星野に謝った。


彼女は落ちた紙くずをもう一度拾うと、もう一度俺の方に投げた。


またスピードの無いゆっくりとしたやまなりのパス。


俺は彼女が何を考えてるか読めず、無心でそれをキャッチする。


もう一度・・・投げ返したらいいのか?w

どうすれば?w


そんな顔で相手を見ると

星野が一生懸命俺にジェスチャーをする。


ん?


ふむふむ


うんうん



ああ、なるほど。




ってわかんねーよ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwww


俺は手を横に上げて首をかしげ、肩を一度上げる。

アメリカ人がする「?」ポーズだ。


そんな俺を見た彼女は伝わってないことに気づき、とても困った顔をした。


すると一部始終を見ていたのか、

前の席のアキラが俺の方に振り返る。


アキラ「それ手紙なんじゃないの?」


ひろき「は?!wえ?wそうなの?w」


げwwwwwwえっwwwwwマジかよwwww!?w


星野はこっちを見て勢い良くうんうんうなずいてる。


しかもその周りの生徒も何故か俺を見てうなずいてるwwwwwwwwwww


うっはwwwwwwwちょwwwww俺最低じゃんwwwwwww

つか周りの連中みんな見てたのかよwwwwwwwwww


俺はすごい恥ずかしい気持ちを隠しながら

うつむいて紙くずを広げる。



朝の一件からずっと心配していました。

でも大丈夫そうで良かったです。

本当にごめんなさいです。


そんなことが書かれていた。


ああwwなるほどwwwwwこういうことねwwww


俺は自分のノートを切り取り「気にすんなって」と書くと紙を丸めた。


彼女がこちらを見るのを確認し、低めに玉を投げる

もちろんさっきよりは全然スピードは遅めで。


しかし投げようとしたときに脇に激痛が走りうまく力が入らなかった。


勢いが足りなかった紙くずは

星野のちょうど後ろの席の隣辺りに落ちる。


あっwwwwwやべwwwwwww


彼女が俺の方を見ながら困った顔をする。


すると星野の後ろの女子がそれに気づいたのか

紙くずを拾ってくれて彼女に渡してくれた。


内心ほっとする俺。

しかしこのやり取りを回りの連中が全員見てるってのも

正直めちゃくちゃ恥ずかしいものがある。


考えれば考えるほどとどんどん恥ずかしく思えてくる。


あまりの羞恥心から俺はうつぶせになって寝るフリをした。


まぁ話は終わったし、別に問題ないよなw


そんな感じで時間は過ぎていった。





きーんこーんかーんこぉ~ん。


授業が終わり、号令がかかる。


うう~~~あと5分授業えんちょ~~きぼー・・・


俺は半ばウトウト状態だったから正直そのまま寝ていたい衝動にかられた。


しかし田代から呼ばれてることを思い出し嫌々からだを起こす。


あ~~~~もう・・・ ねみぃ・・・。


先生のもとへ行く。


田代「おまえ寝てたろ?ちゃんと授業受けなきゃだめだぞ?」


ひろき「あ、すんません・・・。」


うぅ~ねみぃ・・・。


田代「それで腰の方はどうだ?」


俺は当然聞かれると思っていたのでそのまま答える。


ひろき「大丈夫っす」


田代「そうか。それは良かった。で、委員長の件なんだが。」


ああ、そうそうそれは俺も聞こうと思ってたんだよ。


田代「先生が何故瀬尾を推薦したかわかるか?」


わかってたらこんなに苦労しねーよwwww


ひろき「何で俺なんすか?」


別に俺と水野が委員長やることはもう決まったんだけどw


田代「なんとなくだ!」


えwwwwwwは!?wwwwwwww

俺は一瞬田代の言ってることが理解できなかった。


ひろき「・・・え?w」


田代「ってのは冗談だがなw」

と言ってはははと笑う田代


全然わらえねーよ!!!!!!wwwww


田代「まぁ、瀬尾ならちゃんとクラス引っ張ってくれそうな気がしてな」


だからなんでなんだよwwwwwwww


田代「でも授業中寝てるようならダメだな。人選間違えたか・・・。」


そうだよwwww頼むから今頃気づくなよwww


ひろき「そうっすよ・・・。俺とか一番ありえないですって・・・。」


いや、委員長はやらせてもらうけどなww


田代「まぁそう言うな、おまえ中学時代に生徒会長してたんだって?」


げwwwwwwwなんでwwwwwww知ってんの!?wwww


そう。俺は確かに中学時代に生徒会長をやっていた。

と言っても、友達に煽てられて罰ゲームをかねた出馬だったのだ。

もちろん俺からしたら当選するなんて思ってなどいなかった。


つかあれ自体何かの間違いなんだよwwwwww


ひろき「あ、その学校はもうつぶれました」


田代「はははw瀬尾が会長になったからか?wそれは面白い冗談だなwはははw」


ひろき「ははは・・・」


ってわらえるかよwwwwwww

つかうちの中学の担任が内申書に書いたのか!?wwww

全部お見通しってわけかよwww


田代「まぁ、そういう経緯からだw先生は瀬尾を信じてるぞー」


んなむちゃくちゃな・・・まぁ水野さんと一緒だからやるけどwwwwwww


田代「もし二人が委員長やるなら近々委員会会議があるから。これは水野にも言っといてくれ。」


ひろき「・・・。」

俺はとりあえず表面上は抵抗あります!みたいな顔をする。


田代「まぁ、どうしても委員長を務めるのが嫌なら水野と一緒に放課後先生の所まできてくれ。」


いえ!それはありえません。


ひろき「わかりました。」


話も終わり田代が教室から出ていく。


さて、じゃあ水野さんに伝えておきますか。


水野の方を見るとなにやら友達としゃべっていた。


う、、、入りにくいな・・・。

次の休み時間にしとくか?

ああ、でも別に個人的なことじゃないからいいのかw


俺はそう開き直ると、例の歩き方をしながら水野の席に向かう。

笑ってくれると思っていたが、水野の表情は全然変わらない。


む・・・。ウケない・・・。

まぁ本人ネタだしなぁ・・・そのパクりで笑うほど水野も甘くないってか。


ひろき「水野さん、ちょといい?」


さやか「うん。どうしたの?」


俺は簡単に先生からの連絡事項を伝える。


つか伝えてるときに思ったのだが

こんなの放課後のHRに直接二人に言えばいいじゃないかwwwwww

田代ってwwwwほんま何考えてるかわかんねwwwwwwww



さやか「そっか。わざわざありがとうね」


ひろき「おう」


なんか今日の水野冷たいな・・・w


そんなことが少し気になったが、

まぁ女性は色々あるのだろうと思うことにした。


一通り伝え終わり、水野の席から離れる。


さて、次は星野さんですかw



きーんこーんかーんこぉ~ん


休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴る。


えwwwwwwwちょwwwwwwwまってwwwwwwww

まだ星野とwww愛の語らいをしてねえwwwwww


そんな感じで3時間目の授業がはじまる。