第5話「学級委員」
1時間目は国語の授業だった。
そもそも最初の授業とかは、
よほどの進学校でもない限り勉強勉強とペースを飛ばさないのだろう。
先生は60代いってんじゃないか?ってぐらいのおばあちゃん。
自己紹介を簡単にし、授業もせずに色々面白いことを話してくれる。
なかなか生徒からの信頼を集めそうな、キャリア教師。
確かにその柔らかい外見と暖かい中身に触れてしまえば
なんでも打ち明けてしまえそうな。。。
なんかほんと
とってもいい感じのおばあちゃん。
って、、、違があああう!!!!!!!
そんなことに思いふけってる場合じゃないんだよ俺は!!
今絶大なピンチなんだよ!wwww
委員会ってなんだよ!?
生徒会とどう違うんだよ!?
そもそもなんだよ、委員長が俺ってどういうことよ?!
一体どんな経緯でどういう思考を巡らせ
なんでそういう結論に至り、どうしてみんなの前で俺を推薦したのか
おおおおおおうううううう!!!たしろ!!
てめwwwwwマジで説明不足だぜwww!!
こんなんで納得して委員長とかやる俺様じゃないってwwww
つかもう考えたくもないわっ!
こんな記憶消し去ってくれよう。
・・・。
・・・・・・。
あっ!あの木、桜がもうすぐ咲きそうだな・・・。
春っていいなぁ・・・。
わき腹いてぇなぁ・・・
・・・。
つか、まてまてまてまてまて落ち着け俺。
田代は確か放課後までに決まらなかったら
先生の希望通りにするとかなんとか言ってなかったか!?
ちょwwwwwwおまwwwwwwwwえwwwwなにその罠wwwwww
たしろおおおおおおお!!!貴様wwwwwwww
もっとよく考えてくれよ田代教諭!!!
休み時間に誰が委員長を決める話し合いをしようと思うんだよwwwwwww
まだ入学間もないクラスのどこに団結力があるのよ!!!
誰が必死になってクラスのこと考えるのよwwwwwwwww
おしえてよドラエモン!!!
いや、ドラエモンにもこれは絶対わからねぇよ!!!
もうこうなったら水野さんと次の休み時間に話すっきゃねーな。
どう考えても理不尽だ!
水野さんも総代やら委員長やらやってたようだが
そもそもこんな本人が100%不本意な仕事をやらされて
学園生活が満喫できるかっつーーーーの!!
てかなんでよりによって推薦されるのが水野さんなんだよ?!
違うよ逆だよwwwww
なんで俺なんだよwwwwホントそこがわかんねぇw
ああ!!もうさっきから同じことばっか頭ん中ぐるぐる駆け巡りやがる。
こうなったらマジで次の休み時間水野さんに話して、
最悪、前に出てみんなを説得するしかねぇ!
いや、まてまてw
下手にクラスを刺激して、逆に俺らを推薦しだすとか言い出したらどうする?!
それから先生に直接抗議しにいっても後の祭りで終わっちまう。
つか、仮にそれで俺らが兵役免除されたとしても
国民からはこの先絶対いい目で見られないじゃないか!
ばっかwwwwwwそんなのめちゃ困るってwwwwwwwwwwwwwww
何この世間体重視な考えwwwwwwww
超いやっwwwwwwwwwwwwwww
でもこんな時期早々からクラスで立場的不利になるのは困り物だ!
まてよ?・・・逆に委員長を務めるとして、メリットって何よ?!
このクラスの連中がみんな俺の言いなりに?
そりゃ絶対無いな・・・。
じゃあ、先生からの評価上昇?
あーーー、、少しはあるかも。わかんねぇけど。
俺の人間としての株価上昇?!
あー、それも確かにあがるかもしれないな。
クラスのみんなから尊敬のまなざし?!
うはwwwwwwちょwwwwwそんな目で見ないでwwwwwwww
****妄想モード****
どっかの女子高生「ねえひろきクンって何やってる人なの?」
ひろき「え?俺、委員長」
どっかの女子高生「キャー!惚れちゃうっ!好きよ好きよ!」
****妄想終了****
うっはwwwwwwwwおkkkwwwwwwwwww
ちょwwww最高なんだけどwwwww何このハッピーパラダイスww
うほwwwwwwwイイ!!wイイよ委員長!!wwwいいよwwwww
やっべwwwwどうしよwwwww自分で自分の術中にはまってきたんだけどwww
って
ちがーーーーーーーーーう!!!!!!!
違う違う違う違うちがーーーーーーーーう!!!!!
NOOOOOだ!ばかやろう!
どれもこれも不確定要素満載じゃないか!
もっとよく考えてみろよ。
確実なメリットの1つぐらい見つけてみろひろき!
おまえならできるよ。多分、うん、いや、ちょっと不安。
心の中の俺ぐらいもうちょっと自信持てよ・・・。
そんな自分の中の葛藤をしていると
自然と水野さんと目があった。
え。
えっw えっw
ちょwwwwwwwまってwwwwwwww大事なこと忘れてたwwwwww
うはwwwww俺ばかwwww超ばかwwwwwww
水野さんと一緒なんじゃん!!w
そうだよwwwI’s的展開ってwwwww言ってたじゃんwwww
ちょwwwwwwなにこの心の中から湧き上がるもやもやwww
こwwwwwwこれが恋!?wwwww
つか、そんなことはどうでもいいからw
そうか。。。水野さんも一緒になるのか。
二人で居残りで話し合いとかしたりするのか・・・。
それって・・・超いいかもwwwwwwwwwwwwwwww
****妄想モード****
水野「ここってどうすればいいかな?」
ひろき「俺に任せろって」
水野「キャー!惚れちゃうっ!好きよ好きよー!」
****妄想終了****
うはwwwwwwwwおkkwwwwwwwちょwwwwwどうしよwwwww
マジで委員長もいいかもwwwwwww
おしゃっあああああああ!!
そうと決まればさっそく行動に移るかw
授業時間も終わりに近づいていたのもあり
先生ももう職員室へ戻る準備をすすめていた。
俺は頭の中で何度も水野と話す会話をイメージしていた。
きーんこーんかーんこぉ~~ん
出席番号1番男子「きり~っつ!」
ガラガラガラ・・・、みなが机を立つ。
出席番号1番男子「れいっ!」
おし!今だ!
俺はみんながまだ礼をしきれてない内に
水野さんの机の隣まで行くと声をかけた。
ひろき「水野さんっ!」
水野「え? あ、はい?」
水野は突然声をかけられたことに驚いたのか
目をぱちくりさせている。
うっはwwwwかわいいwwwww超かわいいんだけどwwww
ひろき「あ、あのさ。学級委員のことでなんだけど」
俺は何故か少し恥ずかしかった。
女子と話す経験が極端に少ないからだろうか・・・。
水野「あ、、うん。」
えwwちょwwwなんでそんなに反応薄いかなw
ひろき「その、なんつーか・・・理不尽じゃね?w」
俺はもう飾るのをやめて結構素で話を切り出した。
水野「え?」
ひろき「いや、だからさ。なんか強引に決められて、はいわかりましたってわけにも行かないじゃん?」
だろ!?水野もそう思うだろ!?
水野「・・・そう・・かな?私は、、別に構わないと思ったけど・・・。」
えwwwwwwちょwwwwww水野wwwwwwwwなんでwwwwwww
そんな返答予想してないよwwwwwwww
つかwwwwは!?www理由はw??
ひろき「そっかw ならいいんだけど・・・」
よくねーよwwwwwwwww
じゃあ俺も一緒に抗議してやるよとか言えねえじゃん!!!w
つか俺だけやりたくないとかもっと言えねええええwwwwwww
いやwww違う違うww
これでいいんだよwこれでww
これであえて俺は水野と同じ委員会で二人居残りハッピーパラダイスを
水野「あ、瀬尾君は嫌なんだ?」
ちょwwwwwwまってwwwwww水野やっぱりおかしいよwwwwww
あんなんで決められて普通に快諾してる奴みたことねーよwwww
つか水野ぐらいだよwwwww
ひろき「いや、俺も・・・実はそんなに抵抗は無かったり・・・?w」
ちょwwwwwおれwwww素直じゃねぇwwwwww
水野「そっかぁ良かった。相方が私じゃ不服かもって思ったからw」
げwwwwwwwwちょwwwwそんなこと考えてたの!?w
つーかwそれまさに逆だろ!!w
ひろき「いや、多分俺の方が足引っ張りそうだけどw」
そそwwwwwつかw多分じゃなくてこの場合絶対だろwww
水野「あははw お互い頑張ろうね!」
そう言うと水野は笑ってみせてくれた。
きゃ。。。きゃわいいいいいいいい~~~~~ほわ~ん
ひろき「お、おう。」
俺は半ば浮かれた気分のまま自分の席へ戻る。
水野と話してる間もずっとわき腹が激しく痛かったが
そんなこと水野との会話を前にしてしまえば気にもならなくなっていた。
ふと水野の方を見るとまた目があった
彼女は少し笑ってくれたので、俺はすっごい恥ずかしかったw
ちょwwwww直視できねぇwwwwwww
そんな感じで俺は、ほわわ~んとした気分のまま放課後を楽しみに待つことにする。