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1988年10月15日ー10月のアメリカの記念日「スイーテストデー」「ボスの日」

10月31日は「ハロウィン」。

11月1日の「諸聖人の日」を前にした前夜祭で、

日本の盆のように、先祖の霊が帰ってくるので、

子どもたちは大騒ぎする。

10月は、このほかにも記念日が多い。

15日は「スイーテストデー」で、恵まれない人や、

だれかを幸せにする日だ。

そして、最近、有名になり出したのが、16日の記念日。

「ボスの日」だ。

ボスというのは、親分のこと。一般には、上司のことをいう。

つまり、会社の課長や部長のことだ。

この日、日頃忙しい上司にプレゼントしようと、

1958年、アメリカで始まった。

日本でも、デパートでは、この日、ネクタイ、財布、洋酒など

プレゼント商品を並べて、大売り出しする。

家庭のボスは父親。

お忘れなく。


2010年10月15日

ハロウィンは、1988年に比べたら、

かなり日本で浸透した気がするが、

「スイーテストデー」や「ボスの日」は

全く浸透していない。


1988年10月14日ー木枯らしは冬の足音

寒くなったね。

きのうは、早くも「木枯らしⅠ号」が吹いた。

例年より26日、昨年より24日も早く、観測史上で最も早い記録

なのだそうだ。

「木枯らし」は、むかし「凩」と書いた。

木の葉を吹き散らし、枯らしてしまうほどの北風といった意味。

日本列島の気圧配置が冬型の「西高東低」になったときに吹く。

「西高東低」のことは知っているだろう。

中国あたりに高気圧があり、東のオホーツク海付近に低気圧が

あって、中国大陸の冷たい風が日本を吹きぬけるとき

「木枯らし」となる。

「木枯らし」をよく「冬の足音」などというけれど、

足音にしては、荒っぽい。

ヒューという風の音は、寒さを増幅する。

それに、わびしい。

「冬の暗い足音」だ。



2010年10月14日

1988年とうってかわって、今年はいまだに

夏が舞い戻ってきたり、変な天候だ。

今日は、長袖一枚で過ごしたが、

昼間は少し暑く感じた。

冬の暗い足音は、まだ感じられない。

1988年10月13日ー浅沼委員長刺殺事件ー

お父様が、新聞記者として、経験した、

もっとも衝撃的な事件は昭和35年10月12日に起きた。

社会党の浅沼委員長刺殺事件だ。

場所は日比谷公会堂。

総選挙を目前にひかえて、各政党の党首の演説会が開かれていた。

何番目かに浅沼委員長が檀上に立った。

猛烈なヤジがとんだ。

社会党の政策(当時、日本は中国と国交がなかったが、

社会党は国交回復を主張。右翼は反対していた)

に反対する右翼たちである。

間もなく一人の少年(山口一矢・やまぐちおとや)が檀上に

飛び上がり、浅沼委員長に体当たりした。委員長は、

ボクシングでノックアウトをくったように、よろよろと倒れ、

動かなくなった。

短刀で刺されたのだ。

お父様は前から2番目に座っていたが、血一つ飛ばなかったので、

死んだとは、しばらく信じられなかった。

1988年10月12日ーコスモスー

コスモスの季節だ。

白、薄紅色、赤と、様々な色をつけて咲く

この野草は、どこか、はかない。

廃虚、路地裏、小道が、この花に、にあっている。

そして、どこか、バタくさいところもある。

そのとおり。

原産はメキシコ。

18世紀にスペインに送られ、コスモスという名前がつけられた。

Cosmos。

宇宙、秩序、調和といった意味がある。

Cosmonaut(コスモノート)は宇宙飛行士。

Cosmopolitan(コスモポリタン)は、世界人、

世界を自分の家のようにして歩き回る人のことをいう。

かれんな草に、人々は宇宙を見たのだろう。

コロンブスがアメリカを発見する前日、海にただよう草花をみつけ

「陸が近い」と信じた。

この花は、たぶんコスモスだったにちがいないといわれている。

1988年10月11日ー弁士中止!

警察というのは、実に、お節介だ。

天皇が病気だというと、天皇制反対の映画を

上映していると、その映画館に、「自粛しろ」といってくる。

戦前は、こういうことは、おおっぴらに行われた。

演説会場には、必ず、警官がいて、天皇のことや、

そのときの政府に都合の悪いことをいうと、こういったものだ。

「弁士中止!」

明治34年10月10日、上野美術館で、絵の展覧会が開かれた。

そのとき、フランスから帰ったばかりの、日本の油絵の第一人者、

黒田清輝(きよてる)の絵の前で、観客が、あっけにとられた。

「裸体婦人」と題した、その絵の下半身に布がかけられていたからだ。

「風俗を乱す」と警察が指示したのだそうだ。

今も昔も、警察の本質は変わらない。

1988年10月10日ー休日を増やす運動

10日は「体育の日」。

昭和39年に開かれた、東京オリンピックのおかげで、できた休日だ。

日曜日と続いたので、ことしは2日間、連続休みとなった。

実は、いま、日本は、休日をつくるのに一所懸命なんだ。

欧米では、週休2日制が徹底し、そのうえサラリーマンの休みも、

フランスなどでは、夏休みが1ヶ月近くあるほど多い。

このため、世界中から、日本人は働き過ぎ、あれじゃ、

金持ちになるのは当たり前、と非難されているからだ。

つまり、日本は、人を、こき使い過ぎるというわけだ。

だから、休日をもっと増やそうと、11月22日を「夫婦の日」にしよう

という話もでている。

この日を語呂合わせすると「いい・ふうふ」になるだろう。

できると、翌日の勤労感謝の日と合わせ、秋の連休になる。



2010年10月10日

いつのまにか、土曜休みがあたりまえになっていたが、

小学生のころは、まだ土曜日も学校があった。

だから、子供のころは休みが増えたらいいなぁって

思っていたけれど、大人になると、休日が増えてほしい

なんて思わなくなった。


お金があれば、休みも嬉しいだろうが、

なければ、あまり嬉しくない。

以前、派遣社員がこんなことを言っていた。


「正社員は、休みを嬉しがるが、時給で働いている

私は、休みが多い月の給料は少ないので、

全然嬉しくないんです。」


子供がいる今、休みはやっぱり嬉しくない。

家庭にもよるだろうが、私は休みの方が仕事が増えて

大変だ。


休みが多くなった日本は、いろいろなところで

支障をきたしている。学問、経済・・・。

さらに、休みを増やそうなどと言っている

バカな連中が増えた。

休みを増やして、経済復興ができるなんて

本当に思っているのだろうか?


昔は「貧乏暇なし」といったが、

現在は「貧乏暇ばかり」なのだから・・・。

1988年10月9日ーノーベル平和賞と国連平和維持軍

ノーベル賞にも、いろいろあるが、その一つに

平和賞というのがある。

世界の平和のために働いた人に与えられる。

日本でも、一人もらっている。

佐藤栄作元首相だ。

昭和49年10月8日に、このニュースが流れたとき、

日本人もびっくりした。

大したことをした形跡がないからだ。

この時以来、この賞は、余り信用されなくなった。

しかし、ことしのは違う。

国連平和維持軍。

普通、停戦が決まっても、完全におわるまで、

何だかんだと、こぜりあいがある。

これを防ぐため、国連が何カ国に命令して軍隊を出させ、

停戦を監視する軍隊だ。

いま、アフガニスタン、イラン・イラクなど

7か所に派遣されている。

これまでに800人近くが戦死しているから大変な仕事だ。

でも、“戦わぬ軍隊”へのノーベル賞はいいことだと思う。

1988年10月8日ー南米のペルーのインフレ

南米のペルーが、いま、猛烈にインフレに悩まされている。

ある男が友人とレストランに入って、つい長話をしてしまった。

やおら、立ち上がり、レジで勘定をしようとして、

腰を抜かさんばかり、驚いた。

メニューの値段が、入ってきたときの、2倍になっていたからだ。

例えば、日本円にして3000円の料理が、6000円になっていた。

インフレのため、それほど短い時間に、物価があがっているのだ。


いま、日本も野菜が、高くなっている。

雨のため、野菜が不足しているからだ。

インフレは、このように、物が足りなくなった時などに、

物価が異常にあがることをいう。

物価があがっても、給料の額があがらないサラリーマンは泣く。

お小遣いをもらっている子供もそうだね。

1988年10月7日ーさようならの使い分け

「さようなら」のつづき。

英語の「Good bye」は「Good be with ye(you)」から

来たことは、すでに書いた。

日本は「さようなら」。

どちらも、ちょっと、別れっぱなしになってしまうような

気がしないかい。

ドイツ語は「アウフ・ビーダー・ゼーン」。

フランス語は「オウ・ボワール」。

いずれも意味は「また会いましょう」といった感じを持つ。

ドイツ語などは直訳すると文字通り、「再び、見ましょう」だ。

中国も「再見」。

長い間の別れ、または、別れっぱなしになりそうなときは、

フランスもドイツも「アデュー」という。

だから、これは、めったに使わない。

旅に出る人には、英語もフランス語も「ボン・ボヤージ」。

「よい船旅を」といった意味を持つ。

外国語は、こうした使いわけがむづかしい。


1988年10月6日ー「Good bye」と「さようなら」の語源

この前、「グッドバイ」はGood byかGood byeかを

辞書で調べたね。

結局、どちらでもよかった。

ただし、Good byeの方が、最近では、多く使われているようだ。

しかし、いずれにしても、この言葉は、むかしから、

このように使われてきたわけではない。

実は、次の言葉が、なまったものなのだ。


God be with ye(youの古い言葉)


意味は「神よ、あなたとともにあれ!」

「神のご加護を」。


これが、次第になまり、しかも「お休み」

のGood Night に合わせるために「God(神)」が

「Good」に変わったのだそうだ。

日本の「さようなら」は、むかしは

「さようならば、ご免なさい」といっていたのを、

上半分だけに略されたものだ。

「さらば」もむかしは「さらばご免」だった。