凪良ゆうさんの小説『滅びの前のシャングリア』を読みました。

2020年に刊行され、今年の1月に文庫本化された作品です。

 

*表紙の画像はネットからお借りしました。

 
出版元の中央公論新社のHPに、この作品の特設ページがあり、以下の様に内容が紹介されているので、転載させて頂きます。

明日死ねたら楽なのにと夢見ていた。

なのに最期の最期になって、

もう少し生きてみてもよかったと思っている 

 

「一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する」

突然宣言された「人類滅亡」。
学校でいじめを受ける友樹(ゆうき)、人を殺したヤクザの信士(しんじ)、
恋人から逃げ出した静香(しずか)、そして―― 

荒廃していく世界の中で、「人生をうまく生きられなかった」四人は、最期の時までをどう過ごすのか。 
 

滅びゆく運命の中で、凪良ゆうが「幸せ」を問う。

 

 『流浪の月』『汝、星のごとく』で二度の本屋大賞を受賞した著者による

心震わす感動作、待望の文庫化

 

僕が、凪良ゆうさんの作品を読むのは、流浪の月汝、星の如く星を編むすみれ荘ファミリアに続いて5作品目。

この作品は、今まで読んだ作品よりも内容がぶっ飛んでいましたびっくり
出版社の紹介にあるように、なんせ、1か月後に、小惑星が地球に衝突して滅亡するという訳ですから。
世の中がパニックになり荒廃してゆく様子が血なまぐさく描かれているし、なかなか気持ちのいいものではありません。
出版社の紹介では『滅びゆく運命の中で、凪良ゆうが「幸せ」を問う。』と記載されていますが、ちょっと難解ショボーン

気分が悪くなるものではなかったけど、僕としては、心震わす感動作とはなりませんでした…

ただ、こんな小説を書く凪良ゆうさんは、やっぱり凄い作家だなぁと、今回も思いました拍手

今後の作品にも注目します!!

 

単行本刊行時に内容を紹介する動画が作成されていたようなので、そのリンクを貼っておきます。