今日も午後から出掛けるので、ブログは早めに投稿します。
また、昨日行った日本センチュリー響の定期演奏会のことは明日に廻し、今日は、凪良ゆうさんの小説『星を編む』を読み終えたことを書きます。
この小説は、昨年の本屋大賞を受賞された『汝、星の如く』(★)の続編で、今年の大賞にもノミネートされていました。
2022年8月『汝、星の如く』発刊後、続編として小説現代・2022年10月号に「春に翔ぶ」、2023年3月号に「星を編む」、11月号に「波を渡る」が掲載され、加筆改稿の上まとめて、2023年11月に単行本化されたものです。
*表紙の画像はネットからお借りしました
出版元の講談社のBOOK倶楽部というページで、以下のように内容紹介されています。
内容紹介
☆2023年本屋大賞受賞作 シリーズ最新作☆第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』続編
花火のように煌めいて、 届かぬ星を見上げて、 海のように見守って、 いつでもそこには愛があった。
ああ、そうか。 わたしたちは幸せだった のかもしれないね。
『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語
「春に翔ぶ」瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原が秘めた過去。彼が病院で話しかけられた教え子の菜々が抱えていた問題とは?
「星を編む」才能という名の星を輝かせるために、魂を燃やす編集者たちの物語。漫画原作者・作家となった櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」花火のように煌めく時間を経て、愛の果てにも暁海の人生は続いていく。
『汝、星のごとく』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。
以下に私見を少し記載しますが、上記、内容紹介以上のネタバレはさせません。
この本の内容は『汝、星のごとく』を先ず読まないと話の繫がりが分からない完全な続編になっていました。
小説や映画・ドラマのシリーズ作品には、最初から読んだり見たりしていなくても途中の1話でも、それなりに楽しめる構成になっているものもありますが、この『星を編む』は『汝、星のごとく』を読んだ上でないと意味がないと、僕は思っています
そして『汝、星のごとく』を読み終えたあと、本書に触れれば、更にスケールの大きいストーリー展開に惹き込まれ、感動すること間違いなし。
『汝、星のごとく』は読み終えた時に切ない気持ちになりましたが『星を編む』は心穏やかに和むエンディングで完結しました。
可能ならば、2冊続けて読まれることを強くオススメします
今年の本屋大賞は8位でしたが、昨年受賞した『汝、星のごとく』の続編であるが故、セットで読んでこそ価値があり、単独での評価が伸びなかったためと僕は確信しています。
映画化もして欲しいと思う反面、2冊分を2時間ちょっとの物語にするとなると相当薄い内容になってしまいそうな気がします。
『汝、星のごとく』だけならそれなりに映画に出来ると思うけど、そうなると『星を編む』が浮いてしまう…
ならば、映画化でなくドラマ化がいいかもと勝手に考えたりしながら余韻に浸っています
さて、午後からはこちら。
京響の定期演奏会、今シーズン初回。辻彩奈さんのプロコとアルプス交響曲
更に、帰りに三条のdining HARIMAYAで在職中の仲間との食事会に参加してきます。