今日は、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」を観に行って先ほど帰ってきました。
その話は明日記載することにして、今日のブログは昨夜聴きに行った〈名曲シリーズ〉大阪フィル×ザ・シンフォニーホール ソワレ・シンフォニー Vol.22のことを書きます。
指揮は松本宗利音(シューリヒト)くん、ソリストはヴァイオリニストの川久保賜紀さんで、前プロがブラームスの大学祝典序曲とブルッフのヴァイオリン協奏曲 第1番、メインプロがドヴォルザークの交響曲 第8番でした。
好きな若手指揮者の一人、シューリヒトくんですが昨年2月の 関西フィル住友生命いずみホールシリーズ(★)でベートーヴェンの交響曲第1・第3番を振ったのを観て以来、またソリストの川久保賜紀さんも昨年3月、インキネン指揮・兵庫芸術文化センター管の定期演奏会(★)でシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いて以来とちょっと久しぶりでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231127/23/kohwada/fa/a0/j/o0763108015370087411.jpg?caw=800)
出演
指揮:松本宗利音
ヴァイオリン:川久保賜紀
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:崔文洙
プログラム
前半
ブラームス/大学祝典序曲 作品80
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 op.26
第1楽章 Vorspiel:Allegro moderato
第2楽章 Adagio
第3楽章 Finale: Allegro energico
後半
ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 op.88
第1楽章 Allegro con brio
第2楽章 Adagio
第3楽章 Allegretto grazioso
第4楽章 Allegro ma non troppo
ソリストアンコール=J.S.バッハ:パルティータ 第2番より サラバンド
今回はプレトークがあり、開演の15分前くらいにシューリヒトくんがマイクを持って登壇。
名曲シリーズなので、同時期に生きたロマン派の作曲家の有名な作品を3つ取り上げたと説明。
また、自身は「今までの東京での生活から関西に引っ越して戻ってきたので、この公演は勝手に凱旋コンサートだと思って頑張ります」との宣言もありました。
最初は、ブラームスの大学祝典序曲。オケの編成は14-12-10-8-6。
この曲を聴くのは、昨年6月、大友直人さん指揮による沖縄復帰50周年記念 琉球交響楽団 大阪特別公演(
★)以来。
記念とかのタイミングで演奏されるのに相応しい華やかな曲なので、シューリヒトくんの凱旋公演にもピッタリ
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
軽快で快活な演奏でスカッとしました
![OK](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/119.png)
続いて、オケの編成は12-10-8-6-4となり、ブルッフのヴァイオリン協奏曲 第1番。
この曲は昨年11月のオービック・スペシャル・コンサート2022 コバケンのドヴォルザーク8番(
★)で周防亮介くんの演奏を聴いて以来です。
今迄は、川久保さんは力強い演奏をされるヴァイオリニストとの印象を僕は持っていましたが、今回はそれもありますが、弱音の美しさが際立っていたように思われました。
特に、第2楽章のカデンツァでの弱音がとても綺麗でした
![ルンルン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/087.png)
表情も柔らかく、休止中はコンマスの崔さんやアシスタントコンマスの須山さんの方を向いて笑顔を見せたりと余裕も
![グッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/114.png)
下に貼った楽団公式X(旧Twitter)に添付されている画像でわかるブルーのドレスも似合ってました
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
アンコールのバッハも良かったです。
後半は、ドヴォルザークの交響曲 第8番。この曲は今月、ビシュコフ指揮で本場チェコフィルの演奏(
★)を聴いたばかり。
チェコフィルの記事で、18/9の広上淳一さん指揮・京響の演奏を聴いて以来2度目と記載していましたが、上述のコバケンさんと大フィルで聴いたのが抜けていたので、チェコフィルが3回目、今回が4回目と言うことになります、
オケの編成は再び14型に拡大。
チェコフィルと比べるとフルートやホルンがちょっと不安定な感じがするところも正直ありましたが、総じて言うと、昨日の演奏もとても良かったです
![チョキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/117.png)
シューリヒトくんの若さ溢れる溌剌とした指揮で、第3楽章のワルツは軽やかに、華々しいトランペットで始まる第4楽章では強弱緩急繰り返しながら最後のクライマックスはオケをしっかり煽って大いに盛り上がってフィナーレ
![拍手](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/130.png)
客入りは悪かったのに、演奏後のブラボーは多数
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
毎回思うのですが、シューリヒトくんの指揮は背筋がピンっと伸びて姿勢が良く見ていて美しい
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
これからの活躍も大いに期待したいと思います。
開演19時、休憩20分を挟み、終演20時50分。
いつものことながら、大フィルのコンサートは客入りが悪く30 ~40'%程度。
価格、PRの仕方、開催日の設定など改善が必要なのかもしれません。
昨夜は、座席は一緒ではありませんが同級生でかかりつけ医の親友が休診日だったので聴くことにしたとの連絡を受け、一緒に行けたので道中も楽しかったです。
大フィルのtweetのリンクを貼っておきます。