北京冬季オリンピック、日本人選手の活躍が始まりました。

一昨日はTVでジャンプ女子の高梨沙羅選手が4位になったのを見て惜しかったなぁって思っていたら、見ていなかったモーグルの堀島選手が銅メダルを取ったとの速報が入って喜び、昨夜はジャンプ男子の小林陵侑選手の金メダルに興奮しました。そして、今朝から午後にかけてのフィギャアスケート団体の銅メダル、チームのとして勝利に感動しました。やっぱり、なんやかんや言っても、オリンピックはいいですね。

 

でも、今日は、昨日の昼間に行った、コンサートのことを書きます。

ただ、帰宅後の昨夜のジャンプと今日のフィギャアスケート観戦の興奮と感動で、その前のコンサートのことはだいぶ、忘れてしまいました。

行ったのは、関西フィルハーモニー管弦楽団・住友生命いずみホールシリーズVol.50というコンサート。

関西フィルがシンフォニーホールで行うのは別に小編成で、いずみホールで時折、開催する公演です。

いずみホールは、どちらかというと室内楽の公演が多い、821人収容の中ホールですが、音響がよく、また室内装飾が豪華で綺麗な居心地のいいホールです。

そして、今回の公演は以前、昨年9月の大フィルの定期演奏会()で聴いて気に入った、若くして札幌交響楽団指揮者の松本シューリヒトくんの指揮でベートーヴェンの交響曲を演奏するというので行くことにしました。

タイトルも「獅子の爪・・・若き息吹が宿る、珠玉のオール・ベートーヴェン」とカッコイイ!

[出演]

指揮:松本宗利音(シューリヒト)

管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団

コンサートマスター:岩谷 祐之

 

[プログラム]

前半

ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 作品21

 第1楽章 Adagio molto - Allegro con brio

 第2楽章 Andante cantabile con moto

 第3楽章 Menuetto, Allegro molto e vivace

 第4楽章 Adagio - Allegro molto e vivace

後半

ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」

 第1楽章 Allegro con brio

 第2楽章 Marcia funebre: Adagio assai

 第3楽章 Scherzo: Allegro vivace

 第4楽章 Finale: Allegro molto

 

オケの編成は、先日の野洲文化ホールでの公演()と同じく、弦5部は10-8-7-6-5。

今回もプログラムは、佐渡裕さんが兵庫芸術文化センター管弦楽団PACとベートーヴェンの交響曲全曲を演奏する企画の第1回()と同じ組み合わせです。1公演2曲演奏のプログラムを組むときに約30分の第1番が丁度、前プロにいいということだと思います。

それでも、第1番はあまり演奏機会がないので、生で聴くのは、PACの演奏会以来、2回目でした。
第1楽章・第3楽章は力強く、第3楽章は朗らかで楽しい感じ。コンパクトな曲ですが、やっぱりいい曲です。
シューリヒトくんは指揮台を動き回るようなことはありませんが、姿勢が良く、指揮棒を持たず若々しさが溢れる快活な手の動きの指揮で、一生懸命、オケの音を引き出しているような印象を昨日も受けました。

 

 

後半のエロイカは、演奏機会も多いので、一昨年は度々聴きましたが、昨年は一度もなく、一昨年3月の大阪4オケの4大シンフォニー()で井上ミッキー指揮による大フィルの演奏を聴いて以来でした。

後半もシューリヒトくんは頑張っていましたが、ホルンがちょっと外したように聴こえたりして、正直、特に感動に至るものではなかったので、演奏については可もなく不可もなくであまり書くことがありません。
 
カーテンコールでは若いシューリヒトくんの笑顔が爽やかで、彼を称えるオケの皆さんも満面の笑顔でした。
これからもシューリヒトくんには注目し、機会があれば、また聴いてみたいと思います。
 
アンコールなし、開演15時、休憩20分を挟み、終演16時40分。
客入りは60%程度。ホールの立地のせいかシューリヒトくんが人気があるのか、いつもより若いお客さんが多かったのが不思議でした。