【4/12 記事を記載した時にSET LISTで不明だった曲名が判ったので追記すると共に一部内容も見直しました】

昨夜は、近所のお店「ここち夢」さんで月一のセレクトライブとして大津出身で東京で活躍されているジャズピアニストの青木弘武さんのトリオによるJAZZライブがあったので行ってきました。最近はライブスポットでのジャズライブに行くことも再開しましたが、コロナ禍の間は中断していたので、以前はよく聴かせてもらっていた青木さんの演奏も20年1月以来と久しぶりです。

そして、今迄はトロンボーン・ボーカルとの演奏とソロの2部構成()、フルートとのDUO()、トロンボーン・フルート・ベース・ボーカルというちょっと変わった編成()、ソロ・地元ミュージシャンとのトリオ・セッションの3部構成()と様々な趣向を凝らした内容の時に僕は聴かせてもらっていましたが、今回は東京から自身のトリオを率いて凱旋ツアーということでまた新たな楽しみがありました。

  出演

青木 弘武(Pf)、大角 一飛(Ba)、大江 一輝(Dr)

 

  SET LIST

1ST

ホリー・ランド (シダー・ウォルトンの曲)
ドリーミー
琵琶湖就航の歌
beija Flor(ブラジルの曲でポルトガル語のハチドリ)
ザッツ・オール
The Lies of Handsome Men
ダッタン人の踊り
 
2ND
サテンドール
The wedding
バードランド
悲しい色やね
ガーシュイン・メドレー(ラプソディ・イン・ブルー~アイ・ガット・リズム~ス・ワンダフル~ラプソディ・イン・ブルー)
 

アンコール

ミスティ~Cジャムブルース~イン・ア・センチメンタル・ムード~キャラバン~A列車で行こう

 

東京を中心に活躍されている自身のTRIOだけあって、1曲目シダー・ウォルトンのホリー・ランドからSwingしまくりで息もピッタリルンルンOK

ホリー・ランドは聖地の意味だそうで、青木さんにとって、ここち夢が大津で演奏する時の聖地だとの嬉しい御挨拶ニコニコ

そして、ここち夢ライブでテーマ曲として演奏される2曲目「ドリーミー」、地元滋賀のソウルソング3曲目の「琵琶湖周航の歌」とも、ソロでも演奏されたことのある曲なので、トリオならではのまた違った良さを堪能できましたニコニコグッ

つまり、青木さんの粒立ちのいいキラキラしたピアノと大角さんの深い音のベース(特にボーイングの音がGOOD)、大江さんの派手過ぎないけど決める時はキメるメリハリの効いたドラムのインタープレー(掛け合い)が心地良かったという訳です!

ブラジルのハチドリをテーマにした曲は美しく、ナット・キング・コールの歌で有名な「ザッツ・オール」は王道のSwing、そして、初めて聴く曲だった「The Lies of Handsome Men」=ハンサムな男の嘘を歌った女心の歌がまたひと際綺麗で、1STセット最後のジャズアレンジの「ダッタン人の踊り」も楽しく、このセットだけで1時間を超える大熱演びっくり

 

20分程度の休憩後、2NDセットはスタンダードの「サテンドール」でスタート。続いて、これも青木さん定番の「The wedding」を経て、初公開のウェザーリポートの「バードランド」。ウェザーリポートをよりジャズっぽくした感じで、マンハッタントランスファーの歌なんかも思い出される嬉しい選曲びっくりマークウインク

美しいバラードの上田正樹の「悲しい色やね」はしっとりとキラキラ

そして、アンコール前の最後の曲も、青木さんならではの「ガーシュイン・メドレー」。「ラプソディ・イン・ブルー」から始まって、アドリブをふんだんに交えながらの「アイ・ガット・リズム」「ス・ワンダフル」を経て「ラプソディ・イン・ブルー」に再び戻る超大作!!

 

ここまででも凄いのに、アンコールも圧巻のメドレー音符

「ミスティ」でしっとり始まり「Cジャムブルース」で繋ぎ、再び「イン・ア・センチメンタル・ムード」でしっとりしてからは、「キャラバン~A列車で行こう」と一気に盛り上がって、お客さんからは拍手喝采拍手

 

開演19時すぎ、休憩約20分を挟み、終演22時。

青木さんも大角さんも大江さんも、ここち夢オーナーご夫妻も、これ以上入ったら立ち見がでるのではびっくりというほどの満席のお客さんも笑顔溢れるいいライブでした音譜

 

今年の1月に、このトリオで渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールで演奏されている動画を大江さんが自身のYouTubeチャンネルにアップされているので、リンクを貼っておきます。

 

さて、打って変わって、今夜はこちら。

連チャンですが、トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンのコンサートに行ってきます。