あなたは50gのタンパク質ってどうやって何を食べればいいかわかるかい？
お肉50gじゃないよ。
「タンパク質」50gなのである。
わたしは今やコンビニでもスーパーでも何かを買う時に必ず裏面の「成分表示」を凝視して「これはダメだ」「これは案外ある」などと呟きながら買い物をするようになってしまった。
そして今「ちくわ」をもしゃもしゃとかじりながらこのブログを書いている。
先日「育乳サロン」というところに行ってきた。
なんせわたしの乳、家出してまして。
体のあちこちに散ってまして。
帰ってこーいとか言いながら全身さすったりするんですけどね、追っつかないわけですよ素人の手技では。
でどちらのサロンに行けばいいのやらと悩み迷い続けること早四半世紀。
乳が膨らみ始める思春期寸前の頃からナイチチねだりをして、ナイチチをなんとかしようと怪しげなサプリメントやハーブティー、怪しげな情報商材などにも手を出してきたわけでね……
何をしても結果が出るわけではなく、もはやこのナイチチは体重が少なすぎてそもそも肉がないからだと言い訳をしていた20-30代前半。
体質が突然暴力的に食べたら食べた分だけしっかり蓄え、かつ運動量も激減した30代後半。
肉がないせいでムネノタニマができないという言い訳ができない程度には全身にむっちりと肉がつき、悪いことばかりでもなく体のあちこちに散らばったお肉と、手で寄せると何と無くできているような気がするムネノタニマ。
ただしブラジャーをしても手を外すと一瞬で散る。
こりゃそろそろ自力だけでどうにかするのは諦めた方がいんじゃないかと思った半年ほど前のこと。
Facebookを通じて知り合った友人が、ある方の紹介をしていた。
「微乳を育てることができる育乳サロン」
うーん、と思いながらその方が掲載しているビフォー・アフターを読むと皆様してるしてるわバストアップ。
どうも個人の方のようなのでイカサマをしてビフォー・アフターをするメリットなぞないと思われるし、乳のない原因と乳を作る要因をしっかり説明しているところから「まぁ信用できそうかも」とか思い始めたわけ。
ナイチチでも別に生きていく上では困らないんだけど、いかんせんわたしの夫は猛烈なおっぱい星人なのである。
大きくても小さくても感度が良ければいいなどという果たしてこれをブログに書いていいのかという18禁な主張を常日頃わたしに訴えており、わたしは彼のその主張のおかげでナイチチであることに対するコンプレックスは最小限に抑えられていたのだけれど、彼の所持する「大人の本」には乳のでかい女性がバーンと載っている訳で本は口ほどに物を言うってやつですよね。
あ、その大人の本はわたしも読んでます。ご安心ください。
そんな訳で、わたしも「たれぱんだ」のように居場所不定な乳を定位置に戻してあげたいし、ナイチチをあるように見せかけるだけのブラジャーでごまかすよりも根本的なところをどうにかしたい。
悩みに悩み、お小遣いを貯めてやっといけた育乳サロンで受けた説明は、
サロンでできるのはお肉を移動させるために体のこわばりをほぐすこと、
個人に合わせた食生活の指導、
セルフケア指導による育乳サポートということで、
「うちのサロンで高価な機械を当て高価なクリームを塗り高価な施術を受ければバストアップ間違いなし」
みたいな感じではなく
「あなたが努力しなければ乳なんて大きくなりませんよ」
と言うことをとても丁寧にわかりやすく説明してもらいながら、その日は全身を「ぎゃあ」だの「ぐえ」だの「ふへへへへ」と言いながら柔らかくほぐしてもらい、柔らかくなって動きやすくなった全身の肉をこれでもか、これでもか、とブラデリスという有名な補正下着メーカーのブラジャーに入れ込んで見事Dカップの胸が作り上げられる瞬間を目の当たりにしてしまったわけで。
悲しいのは「かわいくて安いから」という主婦にありがちな（主婦じゃないけど）買ったばかりのブラジャーが一瞬で使えなくなったこと。
わたしにはカップの幅が広すぎ、ホールド力がなくストラップも短いと、使い続ける理由が可愛い以外に何一つ見つからず、家に帰ってから洗濯機inではなくゴミ箱inされてしまったのである。
体験なので食生活の改善指導は最低限のものだと思われるけど、それでもわたしの食生活には圧倒的にタンパク質が不足していて糖質過多である、といわれてしまった。
うつの時は確かに肉を食べず野菜ばかりだったなとか、最近の朝ごはんはパンかお菓子でパンがなければお菓子を食べればいいのよというマリーアントワネットの誤った言葉のような食生活であったりとか、まあナイチチに優しくない状態なのだ。
そんなわけでタンパク質50gを効率良くとるために、お肉をもっと食べねばとなったのだけど
ふらりと立ち寄ったコンビニでふと手にしたちくわが思いのほかタンパク質含有量がそこそこあり、かつ全体の重量もそこそこあったのでわたしのタンパク質摂取源の1つとして採用されることとなったのである。
食品添加物も考えねばならないところだけれど、まあまあ手軽でストレスがない、というのも続けるのには大事かなと思っている。
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