ポルっちゃった
べ、別にポルナレフを操って汚い便器に口づけさせようだなんて思っちゃいないんだからね!!
ええっと、さっきから家の家電達が勝手にピッピピッピ音を出してオンオフやらなんやらを繰り返しているんですけど…………
あっ、一斉に鳴り止んだ。怖っ。この部屋誰かにリモートコントロールされてる!
いやあ、モテる男はツラいね。
って、おれの部屋をリモートコントロールしてる犯人は電気に強いストーカーなの!?
俗にいうポルターガイスト現象ですか。
いたずらな天使もいるもんだ。って前向きだなお前。あわよくばやっちまおうだなんてエロマンガの設定だからね!
……火事にきをつけよう。
まあ、そんな我が身に降りかかるささいな出来事はどういうことでもなく、おれは今深く深く絶望中なんだってことを言いたかった(いつ言った?)だけなんだ。それだけなんだ。
優柔不断の八方美人、太鼓持ちがいなけりゃ自信も持てないボンボン自己を高めることも余裕もああ勘違い
ええっと、さっきから家の家電達が勝手にピッピピッピ音を出してオンオフやらなんやらを繰り返しているんですけど…………
あっ、一斉に鳴り止んだ。怖っ。この部屋誰かにリモートコントロールされてる!
いやあ、モテる男はツラいね。
って、おれの部屋をリモートコントロールしてる犯人は電気に強いストーカーなの!?
俗にいうポルターガイスト現象ですか。
いたずらな天使もいるもんだ。って前向きだなお前。あわよくばやっちまおうだなんてエロマンガの設定だからね!
……火事にきをつけよう。
まあ、そんな我が身に降りかかるささいな出来事はどういうことでもなく、おれは今深く深く絶望中なんだってことを言いたかった(いつ言った?)だけなんだ。それだけなんだ。
優柔不断の八方美人、太鼓持ちがいなけりゃ自信も持てないボンボン自己を高めることも余裕もああ勘違い
微笑シリーズ。力を合わせられた日にゃ
「さあ今日はどんな話を」
『ペギバロッパモンガラゴン』
「は?」
『ニシャウキムンバラゴン』
「何を言い出してんだよ」
『やめて、やめておくれよぉ。耳の穴から手を突っ込んで三半規管に直接影響を与えて置いて飲酒運転しただろじゃないだろぉ』
「なんだそれ!なんだよその状況!、耳の穴から手を突っ込んで奥歯ガタガタ言わしてやる、なら聞いたことあるけど」
『ほらね』
「は?」
『もうさ、飽きたんだよ』
「え?、微笑シリーズに?」
『お前にだよ!』
「おれに!?」
『なに責任転嫁して微笑シリーズのせいにしてんだよ!』
「わかんなかったから」
『うるせえ!、わたしは、あなたに、飽きた、という部分を』
「なに石破茂みたいなしゃべり方してんだよ」
『もうイヤなんだよ。お前ってさ、いっつも同じだろ』
「はあ」
『はあじゃねえよ!、最初のおれのボケに対するツッコミだっていつもと同じで、なんだそれ、じゃねえか!』
「お前がいきなり突飛過ぎる言動をしたからそうなったんだろ!!」
『あれだけじゃないんだよいつもなんだよ!いつもの話なんだよ!、いっつも同じことしか言わないだろお前』
「そんなこと急に言われても」
『急にじゃねえよ。ずっと前から警鐘を鳴らしてましたよ!カンカンカンカン鳴らしてましたよ!カンカンカンカン!。誰がカンカン村の見張り台に立つカンカンおじさんだ!』
「…なんだそれ…」
『ほらな』
「おれのせいですか今のも!。お前がおれに微笑シリーズがつまらない責任を転嫁してんじゃねえのか!?」
『ほら、おもしろくない』
「だからそれはお前がなんの脈絡もなく」
『つまんないつまんない。もうお前とは終わりだよ』
「まあ、そんなこと言わずにさ」
『これが言わずにいらいでか!』
「まあまあ、またさ、いつもみたく力を合わせてやって行こうじゃないよ」
『いやだ』
「即決すんなよ。少しは逡巡しろよ!今までずっとやってきただろ!」
『おれとお前が力を合わすだと?』
「そうだよ」
『そんなことあるわけないだろ!』
「なんでだよ」
『だってお前いっつもいっつも、おれの言ったこと否定するだろ?』
「そういう役割なんだよ!それがおれ達が力を合わすってことだろ!ってベタだなおい」
『そうだったの?』
「そうだろ」
『え?、じゃあ、あのおれに対する罵詈雑言の数々は、おれのためを思って』
「気持ち悪い言い方すんなよ。だけどまあ、そうだよ。お前のためっつうか微笑シリーズを成り立たせるためだけどな」
『嘘つけ』
「嘘じゃねえよ!。お前どんだけ空気読めないんだよ!」
『あれか、良かれと思っておれを否定していたと!?』
「否定していたというか」
『大体な、おれとお前が力を合わせても』
「ボケを終わらす前に次に進むな!」
『何か言ったってどうせ否定すんだろ?。傷付くのはおれなんだよ!』
「傷付く必要がねえんだよ!つうか、どんだけ打たれ弱いんだよ!。熟れた桃かお前は!」
『そこは熟れた桃じゃなくて、波打ち際の砂山か、にしてもらいたかったな』
「ダメ出しされた!、こっちが傷付いたわ」
『大体あれなんだよ、おれとお前が力を合わせたところで』
「なんだよ」
『1+1が…3にも4にもなっちまうだろ!』
「プロレスラーが名タッグを評するフレーズか!っていいじゃねえかよ増えてんなら」
『でへへ』
「気持ち悪いよ、急にすり寄ってくんな」
『今日はそんな力を合わせたらって話です』
「…そうか。いちいち本題に着くまでが長いんだよな」
『最近の名タッグと言えば』
「力を合わせたらって話っつうかプロレスの話すんの!?」
『しねえよ。考えてもみろよ。プロレスの話したって喜ぶのはプロレスファンだけじゃねえか!』
「正論だけど!」
『プロレスの話なんかしたってしょうがないだろ。JJジャックスの話をすんだよ!』
「JJジャックスってお前、若手だった飯塚と野上彰が上位進出を目論んで結成したけど、毒にも薬にもなれず中途半端に終わり、むしろ中途半端に終わったことで有名なプロレスのチーム名だろ!」
『以上でJJジャックスの説明を終わります』
「早速おれ達は力をあわしちゃったな」
『まあJJジャックスなんて10代女子の知名度が限りなくゼロに近いタッグの話じゃなくて』
「ひどい言いぐさだなおい」
『ひどいもなにも、お前10代女子が、渋谷にたむろう女子がJポーズを決めている場面みたことありますか?』
「Jポーズってあれな。両手を非対称に上げてJを表現するポーズな。そりゃ女子はしないよ。プロレス界ですら流行らなかったのに現代女子に流行る道理がないだろ」
『あのですね、女子にJJと言えば?って訊いたら、オシャレ雑誌の方のJJを挙げますよ』
「正論だよ!」
『オシャレ雑誌でもなんでもない方のJJには目もくれませんよ』
「そりゃそうだけど、なんでもない方とか言うなよ」
『久しぶりにタッグを復活させたと思ったらやっぱりいつの間にか自然消滅してJJの方じゃないんですよ』
「もうJJジャックスの話はいいだろ」
『JJといったら雑誌、そんな世の中間違ってる!』
「間違ってないから安心しろ」
『生粋のJJジャックス女子はクエスチョンマークの代わりに小文字のjを使うという!』
「なんだそれ!。スペイン語感覚か。そんなことより、話を先に進めなよ」
『おれが言った最近の名タッグってのは例の猫とアヒルのことですよ』
「あっさりと話を進めやがった」
『おれプロレスファンだけど、あんまりJJジャックスのこと知らないからね』
「プロレスファンがJJジャックスのことあんまり知らないだと?世も末だな」
『まあいいんですよ。そんな些細なことは』
「あんなに熱かったのに些細なこと呼ばわりか」
『猫とアヒルの話です』
「アフラックのCMのだろ?、猫とアヒルが力を合わせて」
『みんなの幸せを招くだってよ』
「だってよってお前、悪意を感じざるをえないわ」
『あのねえ』
「なんだよ」
『現実社会で猫とアヒルが本格的に力を合わせたらどうなると思いますか?』
「現実社会で?、どうなるもこうも、どうもならねえよ」
『バカだなお前は』
「なんでだよ」
『猫とアヒルが力を合わせちゃうんですよ?』
「うん」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって』
「………」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって』
「………」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって夜な夜な人間サイドにバレないよう密会して』
「どうして人間にあだをなすこと前提なんだよ!」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって』
「そんでどうなるってんだよ」
『うるさくて眠れやしねえよ』
「普通!普通過ぎるだろ!ていうか人間サイドにバレてるし!」
『そもそも猫は肉食獣で飼われていても野生を忘れてないんですよ』
「うん」
『昔こんなことがありました。おれが通ってた小学校ではアヒルを10羽ぐらい飼ってたんです』
「ほう」
『おれ生き物係だったから、つっても脱退したわけじゃないんですけど』
「しょうがない。いきものがかりに引っかけちゃうのはしょうがない、うん」
『ある日登校すると、トウコウっつってもにゃん2倶楽部の常連投稿者じゃないんですけど』
「トウコウっつったらにゃん2倶楽部を連想せずにはいられない。もうこれはしょうがない。うん」
『アヒルがね、1羽足りないんですよ』
「ほう」
『まあ、僕はそれに気がついたんですけど、それを学校に報告しなかったんですが』
「しろよ!まあ、できない気持ちもわかるけどな」
『次の日に登校すると、トウコウっつってもオレンジ通信の常連投稿者ではないんですけど』
「しょうがない。トウコウっつってオレンジ通信にひっかかっちゃうのはもうこれしょうがない。うん」
『全滅してたんです』
「全滅!?」
『うん。首と羽だけ残ってた』
「グロいなおい」
『まあ次の日全滅してたっつっても、おれはかなぐり捨てたはずの若き日の過ちをずっと思い悩んでいたわけじゃないんですけど』
「しょうがない。次の全滅してたっつって若さゆえの過ちを思い出しちゃうってわかんねえよ!次の日全滅してたってお前軍人か!軍人の若き日の過ちだろ!。思い悩めよそれは」
『さすがにそれは学校にも知れますわな』
「そりゃあな」
『こりゃ大変なことが起きたってんで原因調査の始まりですよ。原因を調査するって言っても、あの日おれが見張り台の上で酒を飲んで寝ちゃったことはバレなかったんですけどね』
「バレろよ!そこはバレろよ!部隊全滅してんだろ!調査がザル過ぎるだろ!」
『原因を調査してたら、金網に穴が開いてたんですね』
「ああ」
『変な金網もあるもんだなって』
「なんだよそれ!。変な金網もあるもんだなじゃねえよ!」
『犯人はすぐにわかった』
「わかったんだ」
『証拠があったからね。爪のあととか、特徴的な足跡とかね』
「ああ」
『そう、犯人はヒト!』
「ヒト!?、ヒトなの!?猫じゃなくて!?」
『犯行を猫のせいにしようとした近所で有名なホームレスのヒト!。煮て食ったんだよ。最初に一羽を自分ひとりで食ったんだけど、うまいからってんで次の日はみんなに振る舞っちゃったんだよ』
「予想外な結末だな!下手したら三毛猫ホームズシリーズより予想外の結末だ!」
『そんな猫とアヒルが力を合わせてホームレスの人達に幸せを招いたっていう実話』
「力を合わせたって言うか、猫は濡れ衣着させられそうになっただけだしなあ」
『その後彼を見かけることはなくなった』
「だろうなあ。器物破損になるのかな」
『な?猫とアヒルが力を合わせるとこんな恐ろしい世の中になるんだよ』
「特別なケース過ぎるだろ!ならねえよ!結局のところ猫とアヒル、力合わしてねえし!」
『そう、猫とアヒルの間に結ばれた協定は人間に利用されるべくして生まれたものだったんですよ』
「なんだよその満州事変みたいな話は!リットン調査団の派遣を要望する!」
『黒幕はいつもヒト!』
「そりゃあそうだ!」
終わり。構想の段階ではってもういいか。小学校ではなぜ半ズボンが暗黙の了解とはいえ事実上強制されていたのかについて、ってもういいか。
『ペギバロッパモンガラゴン』
「は?」
『ニシャウキムンバラゴン』
「何を言い出してんだよ」
『やめて、やめておくれよぉ。耳の穴から手を突っ込んで三半規管に直接影響を与えて置いて飲酒運転しただろじゃないだろぉ』
「なんだそれ!なんだよその状況!、耳の穴から手を突っ込んで奥歯ガタガタ言わしてやる、なら聞いたことあるけど」
『ほらね』
「は?」
『もうさ、飽きたんだよ』
「え?、微笑シリーズに?」
『お前にだよ!』
「おれに!?」
『なに責任転嫁して微笑シリーズのせいにしてんだよ!』
「わかんなかったから」
『うるせえ!、わたしは、あなたに、飽きた、という部分を』
「なに石破茂みたいなしゃべり方してんだよ」
『もうイヤなんだよ。お前ってさ、いっつも同じだろ』
「はあ」
『はあじゃねえよ!、最初のおれのボケに対するツッコミだっていつもと同じで、なんだそれ、じゃねえか!』
「お前がいきなり突飛過ぎる言動をしたからそうなったんだろ!!」
『あれだけじゃないんだよいつもなんだよ!いつもの話なんだよ!、いっつも同じことしか言わないだろお前』
「そんなこと急に言われても」
『急にじゃねえよ。ずっと前から警鐘を鳴らしてましたよ!カンカンカンカン鳴らしてましたよ!カンカンカンカン!。誰がカンカン村の見張り台に立つカンカンおじさんだ!』
「…なんだそれ…」
『ほらな』
「おれのせいですか今のも!。お前がおれに微笑シリーズがつまらない責任を転嫁してんじゃねえのか!?」
『ほら、おもしろくない』
「だからそれはお前がなんの脈絡もなく」
『つまんないつまんない。もうお前とは終わりだよ』
「まあ、そんなこと言わずにさ」
『これが言わずにいらいでか!』
「まあまあ、またさ、いつもみたく力を合わせてやって行こうじゃないよ」
『いやだ』
「即決すんなよ。少しは逡巡しろよ!今までずっとやってきただろ!」
『おれとお前が力を合わすだと?』
「そうだよ」
『そんなことあるわけないだろ!』
「なんでだよ」
『だってお前いっつもいっつも、おれの言ったこと否定するだろ?』
「そういう役割なんだよ!それがおれ達が力を合わすってことだろ!ってベタだなおい」
『そうだったの?』
「そうだろ」
『え?、じゃあ、あのおれに対する罵詈雑言の数々は、おれのためを思って』
「気持ち悪い言い方すんなよ。だけどまあ、そうだよ。お前のためっつうか微笑シリーズを成り立たせるためだけどな」
『嘘つけ』
「嘘じゃねえよ!。お前どんだけ空気読めないんだよ!」
『あれか、良かれと思っておれを否定していたと!?』
「否定していたというか」
『大体な、おれとお前が力を合わせても』
「ボケを終わらす前に次に進むな!」
『何か言ったってどうせ否定すんだろ?。傷付くのはおれなんだよ!』
「傷付く必要がねえんだよ!つうか、どんだけ打たれ弱いんだよ!。熟れた桃かお前は!」
『そこは熟れた桃じゃなくて、波打ち際の砂山か、にしてもらいたかったな』
「ダメ出しされた!、こっちが傷付いたわ」
『大体あれなんだよ、おれとお前が力を合わせたところで』
「なんだよ」
『1+1が…3にも4にもなっちまうだろ!』
「プロレスラーが名タッグを評するフレーズか!っていいじゃねえかよ増えてんなら」
『でへへ』
「気持ち悪いよ、急にすり寄ってくんな」
『今日はそんな力を合わせたらって話です』
「…そうか。いちいち本題に着くまでが長いんだよな」
『最近の名タッグと言えば』
「力を合わせたらって話っつうかプロレスの話すんの!?」
『しねえよ。考えてもみろよ。プロレスの話したって喜ぶのはプロレスファンだけじゃねえか!』
「正論だけど!」
『プロレスの話なんかしたってしょうがないだろ。JJジャックスの話をすんだよ!』
「JJジャックスってお前、若手だった飯塚と野上彰が上位進出を目論んで結成したけど、毒にも薬にもなれず中途半端に終わり、むしろ中途半端に終わったことで有名なプロレスのチーム名だろ!」
『以上でJJジャックスの説明を終わります』
「早速おれ達は力をあわしちゃったな」
『まあJJジャックスなんて10代女子の知名度が限りなくゼロに近いタッグの話じゃなくて』
「ひどい言いぐさだなおい」
『ひどいもなにも、お前10代女子が、渋谷にたむろう女子がJポーズを決めている場面みたことありますか?』
「Jポーズってあれな。両手を非対称に上げてJを表現するポーズな。そりゃ女子はしないよ。プロレス界ですら流行らなかったのに現代女子に流行る道理がないだろ」
『あのですね、女子にJJと言えば?って訊いたら、オシャレ雑誌の方のJJを挙げますよ』
「正論だよ!」
『オシャレ雑誌でもなんでもない方のJJには目もくれませんよ』
「そりゃそうだけど、なんでもない方とか言うなよ」
『久しぶりにタッグを復活させたと思ったらやっぱりいつの間にか自然消滅してJJの方じゃないんですよ』
「もうJJジャックスの話はいいだろ」
『JJといったら雑誌、そんな世の中間違ってる!』
「間違ってないから安心しろ」
『生粋のJJジャックス女子はクエスチョンマークの代わりに小文字のjを使うという!』
「なんだそれ!。スペイン語感覚か。そんなことより、話を先に進めなよ」
『おれが言った最近の名タッグってのは例の猫とアヒルのことですよ』
「あっさりと話を進めやがった」
『おれプロレスファンだけど、あんまりJJジャックスのこと知らないからね』
「プロレスファンがJJジャックスのことあんまり知らないだと?世も末だな」
『まあいいんですよ。そんな些細なことは』
「あんなに熱かったのに些細なこと呼ばわりか」
『猫とアヒルの話です』
「アフラックのCMのだろ?、猫とアヒルが力を合わせて」
『みんなの幸せを招くだってよ』
「だってよってお前、悪意を感じざるをえないわ」
『あのねえ』
「なんだよ」
『現実社会で猫とアヒルが本格的に力を合わせたらどうなると思いますか?』
「現実社会で?、どうなるもこうも、どうもならねえよ」
『バカだなお前は』
「なんでだよ」
『猫とアヒルが力を合わせちゃうんですよ?』
「うん」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって』
「………」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって』
「………」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって夜な夜な人間サイドにバレないよう密会して』
「どうして人間にあだをなすこと前提なんだよ!」
『ニャーニャーニャーグワグワグワっつって』
「そんでどうなるってんだよ」
『うるさくて眠れやしねえよ』
「普通!普通過ぎるだろ!ていうか人間サイドにバレてるし!」
『そもそも猫は肉食獣で飼われていても野生を忘れてないんですよ』
「うん」
『昔こんなことがありました。おれが通ってた小学校ではアヒルを10羽ぐらい飼ってたんです』
「ほう」
『おれ生き物係だったから、つっても脱退したわけじゃないんですけど』
「しょうがない。いきものがかりに引っかけちゃうのはしょうがない、うん」
『ある日登校すると、トウコウっつってもにゃん2倶楽部の常連投稿者じゃないんですけど』
「トウコウっつったらにゃん2倶楽部を連想せずにはいられない。もうこれはしょうがない。うん」
『アヒルがね、1羽足りないんですよ』
「ほう」
『まあ、僕はそれに気がついたんですけど、それを学校に報告しなかったんですが』
「しろよ!まあ、できない気持ちもわかるけどな」
『次の日に登校すると、トウコウっつってもオレンジ通信の常連投稿者ではないんですけど』
「しょうがない。トウコウっつってオレンジ通信にひっかかっちゃうのはもうこれしょうがない。うん」
『全滅してたんです』
「全滅!?」
『うん。首と羽だけ残ってた』
「グロいなおい」
『まあ次の日全滅してたっつっても、おれはかなぐり捨てたはずの若き日の過ちをずっと思い悩んでいたわけじゃないんですけど』
「しょうがない。次の全滅してたっつって若さゆえの過ちを思い出しちゃうってわかんねえよ!次の日全滅してたってお前軍人か!軍人の若き日の過ちだろ!。思い悩めよそれは」
『さすがにそれは学校にも知れますわな』
「そりゃあな」
『こりゃ大変なことが起きたってんで原因調査の始まりですよ。原因を調査するって言っても、あの日おれが見張り台の上で酒を飲んで寝ちゃったことはバレなかったんですけどね』
「バレろよ!そこはバレろよ!部隊全滅してんだろ!調査がザル過ぎるだろ!」
『原因を調査してたら、金網に穴が開いてたんですね』
「ああ」
『変な金網もあるもんだなって』
「なんだよそれ!。変な金網もあるもんだなじゃねえよ!」
『犯人はすぐにわかった』
「わかったんだ」
『証拠があったからね。爪のあととか、特徴的な足跡とかね』
「ああ」
『そう、犯人はヒト!』
「ヒト!?、ヒトなの!?猫じゃなくて!?」
『犯行を猫のせいにしようとした近所で有名なホームレスのヒト!。煮て食ったんだよ。最初に一羽を自分ひとりで食ったんだけど、うまいからってんで次の日はみんなに振る舞っちゃったんだよ』
「予想外な結末だな!下手したら三毛猫ホームズシリーズより予想外の結末だ!」
『そんな猫とアヒルが力を合わせてホームレスの人達に幸せを招いたっていう実話』
「力を合わせたって言うか、猫は濡れ衣着させられそうになっただけだしなあ」
『その後彼を見かけることはなくなった』
「だろうなあ。器物破損になるのかな」
『な?猫とアヒルが力を合わせるとこんな恐ろしい世の中になるんだよ』
「特別なケース過ぎるだろ!ならねえよ!結局のところ猫とアヒル、力合わしてねえし!」
『そう、猫とアヒルの間に結ばれた協定は人間に利用されるべくして生まれたものだったんですよ』
「なんだよその満州事変みたいな話は!リットン調査団の派遣を要望する!」
『黒幕はいつもヒト!』
「そりゃあそうだ!」
終わり。構想の段階ではってもういいか。小学校ではなぜ半ズボンが暗黙の了解とはいえ事実上強制されていたのかについて、ってもういいか。
途中で投げた微笑シリーズ。ファミレスで見た光景
『こないだファミレスで見た話なんだけど』
「おう」
『あれは夕方の5時ぐらいかな。日曜日の』
「うん」
『おれさ、サイフのなかに千円しかなくて、ま、ATMで降ろせば金はあるんだけど』
「うん」
『今週はこの金で乗り切る!ってことあるでしょ?』
「あるけど」
『だからさ、じゃあ、最後にファミレス行こうと、千円以内で豪遊しちまえと』
「豪遊っつうか、ファミレスでも千円以内となるとある程度限られてくるけどな」
『そもそもさ、若い男が日曜日の夕飯時にひとりファミレスをチョイスする物悲しさね』
「ひとりだったんだな」
『ひとりだよ。おれなんか気軽に呼びあえる友達なんかひとりもいないからね』
「うん」
『うん、って。うん、って』
「気に障ったか?」
『休みの日だってのにひとりぽつねんと陽気な若者たちの輪から外れ』
「陽気な若者ってお前」
『あいつら毎週末は修学旅行の夜みたいなんだろ?』
「ひねくれてるなあ」
『好きな子いんの?、とかよお、くっちゃべってよお、人の気も知らねえでくっちゃべってよお、楽しくキャンプファイヤーかよ』
「普通の若者は毎週末キャンプファイヤーなんかしねえよ」
『へたくそなステップでフォークダンス踊りやがってよお』
「へたくそとか以前の問題だよ。今時の若者は、ていうか基本的に若者はフォークダンスを踊らない」
『学生気分が抜けてねえんだろどうせ!』
「うるさいよ。お前が一番学生気分抜けてねえじゃねえか」
『抜けてねえも何も、おれは学生時代から学生気分に浸ったことなんて一度もねえよ!』
「そっちかよ。うらやましいのか学生気分が」
『うらやましくねえよ!』
「嘘つけ」
『うらやましくなんかねえよ!、なんなら童貞の方がうらやましいわ!』
「なんだそりゃ」
『童貞ってあれだろ?、雨の日のブロック塀に這っている奴らだろ?』
「カタツムリだろそれ」
『引っ込むからね。つつくと引っ込むから。伸ばしてる目を引っ込めちゃうから。目が伸びてるってなんだよ』
「知らねえよ」
『そーっと伸ばしてた目をつつかれると引っ込めちゃうから。ていうか目が伸びてるってどういうことだよ!』
「知らねえって」
『ていうかカタツムリってなんだよ!』
「なんなんだよもう」
『あ、あれか、流行りの草食系男子か』
「は?」
『でもカタツムリってコンクリート食うからね。あれただブロック塀にひっついてるだけじゃないんだよ。食ってんのあいつら。だからカタツムリは肉食系でも草食系でもなくブロック塀食系男子です』
「ブロック塀食系男子!?」
『そして』
「そして?」
『カタツムリは基本雌雄同体なので、ブロック塀食系女子でもあるのです。さらに』
「さらに?」
『雌雄同体であることを人間社会にあてると、彼らはブロック塀食系オカマ乃至ブロック塀食系オナベでもあるということです。しかも』
「しかも?」
『うん、もう特にない』「なんだそれ。ていうかブロック塀食系に分類されるような人はどんな性格の奴らなんだよ」
『そりゃブロック塀を食って命を繋いでるような奴らだよ』
「どんな奴らだよ!、いねえよそんな奴!、そもそも草食系にしても、別にベジタリアンってわけじゃないぞ!」
『え!?、じゃあ草食系の奴らは何を食って』
「なんでも食ってるよ!」
うん、ここで投げた。
ファミレスで見た話ってのは、日曜日の夕飯時にひとりさみしくファミレスに赴いたおれ。日曜日の夕飯時だというのに閑散とする喫煙席の一席に陣取ると、少し離れた角っこの席に、なんだか重い雰囲気の六人の大人がいることに気がついた。少し聞き耳をたてると、どうやらその六人はふた家族で、互いの両親にそれぞれ息子と娘だった。まさしくファミリーだな、なんてそのときは思ったもんさ。
その六人のことは気にとめず、おれはコーヒーを飲みながらタバコを吸い、じっと将来のことなどを考えていた。月曜日が勤労感謝の日で休みだったから、この日おれは友達と飲み明かす約束をとっていた。おれは酔うとたちが悪い。ましてや気の知れた旧友たちとの久しぶりの再会で、記憶がなくなることは決まったようなものだから、その前に将来のことなどを真面目に考えていたってわけさ。
それは一杯目のコーヒーを飲み終え、思考の上では「勝間和代は名言乞食」と結論づけた頃、店内のささいな変化に気がついた。店内に流れる耳障りの悪い洋楽有線の向こうに、なにやら若い男のしゃべり声が聞こえる。ふと周りに目をやると、まばらに埋まる喫煙席の客みんなが押し黙り、その声に聞き耳をたてているようだった。おれも同じようにした。
男は、己の嫁、すなわち向こう家族の娘に対し、早口で文句を言っていた。その口振りは今にも怒鳴り散らしかねないといったようで、社会人として両親や店の手間、必死に感情を抑えながらも抑えきれず、マジで恋する5秒前、もといマジギレ5秒前といった感じだった。早口で淡々と文句を連ねていた。
ははあん、これはRIKON☆ってやつだな。
おれはなぜ喫煙席のみなが聞き耳をたてているのか理解した。
旦那の口はヒートアップしていく一方で、嫁のグチを相手の両親の前で言い放ち続けた。出るわ出るわ、もうボロのクソに嫁の悪行を叩いた。どうやら、離婚したい旦那と離婚したくない嫁らしいことがわかった。旦那の話を聞いている限り、嫁は家事も仕事も何もしないのだという。おれの私見では、神経質な中流家庭出身のボンボンと悪いことがなぜ悪いのかよくわからないような、きっと口癖が“いいじゃん”であろう嫁で、おそらく夫婦間での議論は平行線をたどる一方であり、この日の両家会談に至ったのだろう。
婿の娘に対するグチを聞き続けていた父親は、男の怒り口の合間を見つけて、
「もういいよ!」
と、あきれ果てたように叫んだ。散々っぱらかわいい娘をバカにされ続けた父親のやるせない一声だった。
「もういいよ!、もういい!、別れよう!、別れよう!」
嫁は何を思っているのか、旦那に文句を言われ続けている合間も、父親が投げ出したくなったそのときも、なぜかへらへらとしていた。きっと、この状況を客観的に見て可笑しくなっているんだろうと、おれは推察した。おれも修羅場で笑ってしまうたちなので、なんとなくへらへらする嫁の気持ちがわかった。
嫁の父親が離婚にゴーサインを出してから、六人は無言になった。
おれは、なぜファミリーレストランで離婚協議をしなくちゃならないんだ、と、粛々とどっちが持ってきたきたか知らないぺら紙に判子を押す嫁を見ながら、やるせない気持ちになった。なぜだ、なぜファミレスを離婚協議の場にチョイスした、そりゃ歌広なんかではできないにしても、どちらかの家では中立性が保てないにしても、なぜファミレスをチョイスしたんだ。あるだろほかにも、場はあるだろ。なぜだ、なぜなんだ。3ファミリーだったものが目の前で2ファミリーになろうとしているこのファミレスで。ファミリーもくそもあったもんじゃないだろこのファミレスで。楽しく生きてちゃダメなんですかこのファミレスで。このファミレスで、と語尾に付けたのは、ただのファッション。
両家ともどうかしてるこのファミレスで、コーヒーとタバコをのみながら、おれが出した結論だった。そして直後に、「勝間和代とどの虫を闘わせたら面白い勝負を展開するか」について考え始めちゃったからさあ大変。ウデムシ怖い病の再発です。夜なんかは布団の隙間が怖い。あそこにウデムシ潜んでるんじゃねえかってさ。怖いよ。怖い。ウデムシ怖い。布団に足入れたらくっついてくるんじゃねえかってさ。眠れない。眠ると髪の毛にウデムシやってくるんじゃないかって眠れない。突然うわあって布団放り上げて髪の毛かきしだくんだ。うわあってさ。うわあって。
このブログをまかり間違った結果見ちゃって、読んじゃった人にひとつだけ言いたいことがある。
離婚の修羅場をファミレスで展開することなかれ
と。
ファミレスでする話じゃねえだろ。離婚の話は離婚屋さんでやってください。町中にひとつぐらいあるでしょ離婚屋さん。郵便屋さんの左向かいとかにさ。冷めきったコーヒーを出してくるからね離婚屋さんは。そのコーヒーを「あたためなおしてください」って店員に言うと、それは、やっぱり僕達離婚しないよって意味なんだって。
なんじゃそりゃ。
あと、ディルドーね。離婚屋さんの看板といやはちきれんばかりに怒張した立派な赤いディルドーが目印になっているからねってもういいんだ。もういいんだよおれ。もう、いいんだ…。
「おう」
『あれは夕方の5時ぐらいかな。日曜日の』
「うん」
『おれさ、サイフのなかに千円しかなくて、ま、ATMで降ろせば金はあるんだけど』
「うん」
『今週はこの金で乗り切る!ってことあるでしょ?』
「あるけど」
『だからさ、じゃあ、最後にファミレス行こうと、千円以内で豪遊しちまえと』
「豪遊っつうか、ファミレスでも千円以内となるとある程度限られてくるけどな」
『そもそもさ、若い男が日曜日の夕飯時にひとりファミレスをチョイスする物悲しさね』
「ひとりだったんだな」
『ひとりだよ。おれなんか気軽に呼びあえる友達なんかひとりもいないからね』
「うん」
『うん、って。うん、って』
「気に障ったか?」
『休みの日だってのにひとりぽつねんと陽気な若者たちの輪から外れ』
「陽気な若者ってお前」
『あいつら毎週末は修学旅行の夜みたいなんだろ?』
「ひねくれてるなあ」
『好きな子いんの?、とかよお、くっちゃべってよお、人の気も知らねえでくっちゃべってよお、楽しくキャンプファイヤーかよ』
「普通の若者は毎週末キャンプファイヤーなんかしねえよ」
『へたくそなステップでフォークダンス踊りやがってよお』
「へたくそとか以前の問題だよ。今時の若者は、ていうか基本的に若者はフォークダンスを踊らない」
『学生気分が抜けてねえんだろどうせ!』
「うるさいよ。お前が一番学生気分抜けてねえじゃねえか」
『抜けてねえも何も、おれは学生時代から学生気分に浸ったことなんて一度もねえよ!』
「そっちかよ。うらやましいのか学生気分が」
『うらやましくねえよ!』
「嘘つけ」
『うらやましくなんかねえよ!、なんなら童貞の方がうらやましいわ!』
「なんだそりゃ」
『童貞ってあれだろ?、雨の日のブロック塀に這っている奴らだろ?』
「カタツムリだろそれ」
『引っ込むからね。つつくと引っ込むから。伸ばしてる目を引っ込めちゃうから。目が伸びてるってなんだよ』
「知らねえよ」
『そーっと伸ばしてた目をつつかれると引っ込めちゃうから。ていうか目が伸びてるってどういうことだよ!』
「知らねえって」
『ていうかカタツムリってなんだよ!』
「なんなんだよもう」
『あ、あれか、流行りの草食系男子か』
「は?」
『でもカタツムリってコンクリート食うからね。あれただブロック塀にひっついてるだけじゃないんだよ。食ってんのあいつら。だからカタツムリは肉食系でも草食系でもなくブロック塀食系男子です』
「ブロック塀食系男子!?」
『そして』
「そして?」
『カタツムリは基本雌雄同体なので、ブロック塀食系女子でもあるのです。さらに』
「さらに?」
『雌雄同体であることを人間社会にあてると、彼らはブロック塀食系オカマ乃至ブロック塀食系オナベでもあるということです。しかも』
「しかも?」
『うん、もう特にない』「なんだそれ。ていうかブロック塀食系に分類されるような人はどんな性格の奴らなんだよ」
『そりゃブロック塀を食って命を繋いでるような奴らだよ』
「どんな奴らだよ!、いねえよそんな奴!、そもそも草食系にしても、別にベジタリアンってわけじゃないぞ!」
『え!?、じゃあ草食系の奴らは何を食って』
「なんでも食ってるよ!」
うん、ここで投げた。
ファミレスで見た話ってのは、日曜日の夕飯時にひとりさみしくファミレスに赴いたおれ。日曜日の夕飯時だというのに閑散とする喫煙席の一席に陣取ると、少し離れた角っこの席に、なんだか重い雰囲気の六人の大人がいることに気がついた。少し聞き耳をたてると、どうやらその六人はふた家族で、互いの両親にそれぞれ息子と娘だった。まさしくファミリーだな、なんてそのときは思ったもんさ。
その六人のことは気にとめず、おれはコーヒーを飲みながらタバコを吸い、じっと将来のことなどを考えていた。月曜日が勤労感謝の日で休みだったから、この日おれは友達と飲み明かす約束をとっていた。おれは酔うとたちが悪い。ましてや気の知れた旧友たちとの久しぶりの再会で、記憶がなくなることは決まったようなものだから、その前に将来のことなどを真面目に考えていたってわけさ。
それは一杯目のコーヒーを飲み終え、思考の上では「勝間和代は名言乞食」と結論づけた頃、店内のささいな変化に気がついた。店内に流れる耳障りの悪い洋楽有線の向こうに、なにやら若い男のしゃべり声が聞こえる。ふと周りに目をやると、まばらに埋まる喫煙席の客みんなが押し黙り、その声に聞き耳をたてているようだった。おれも同じようにした。
男は、己の嫁、すなわち向こう家族の娘に対し、早口で文句を言っていた。その口振りは今にも怒鳴り散らしかねないといったようで、社会人として両親や店の手間、必死に感情を抑えながらも抑えきれず、マジで恋する5秒前、もといマジギレ5秒前といった感じだった。早口で淡々と文句を連ねていた。
ははあん、これはRIKON☆ってやつだな。
おれはなぜ喫煙席のみなが聞き耳をたてているのか理解した。
旦那の口はヒートアップしていく一方で、嫁のグチを相手の両親の前で言い放ち続けた。出るわ出るわ、もうボロのクソに嫁の悪行を叩いた。どうやら、離婚したい旦那と離婚したくない嫁らしいことがわかった。旦那の話を聞いている限り、嫁は家事も仕事も何もしないのだという。おれの私見では、神経質な中流家庭出身のボンボンと悪いことがなぜ悪いのかよくわからないような、きっと口癖が“いいじゃん”であろう嫁で、おそらく夫婦間での議論は平行線をたどる一方であり、この日の両家会談に至ったのだろう。
婿の娘に対するグチを聞き続けていた父親は、男の怒り口の合間を見つけて、
「もういいよ!」
と、あきれ果てたように叫んだ。散々っぱらかわいい娘をバカにされ続けた父親のやるせない一声だった。
「もういいよ!、もういい!、別れよう!、別れよう!」
嫁は何を思っているのか、旦那に文句を言われ続けている合間も、父親が投げ出したくなったそのときも、なぜかへらへらとしていた。きっと、この状況を客観的に見て可笑しくなっているんだろうと、おれは推察した。おれも修羅場で笑ってしまうたちなので、なんとなくへらへらする嫁の気持ちがわかった。
嫁の父親が離婚にゴーサインを出してから、六人は無言になった。
おれは、なぜファミリーレストランで離婚協議をしなくちゃならないんだ、と、粛々とどっちが持ってきたきたか知らないぺら紙に判子を押す嫁を見ながら、やるせない気持ちになった。なぜだ、なぜファミレスを離婚協議の場にチョイスした、そりゃ歌広なんかではできないにしても、どちらかの家では中立性が保てないにしても、なぜファミレスをチョイスしたんだ。あるだろほかにも、場はあるだろ。なぜだ、なぜなんだ。3ファミリーだったものが目の前で2ファミリーになろうとしているこのファミレスで。ファミリーもくそもあったもんじゃないだろこのファミレスで。楽しく生きてちゃダメなんですかこのファミレスで。このファミレスで、と語尾に付けたのは、ただのファッション。
両家ともどうかしてるこのファミレスで、コーヒーとタバコをのみながら、おれが出した結論だった。そして直後に、「勝間和代とどの虫を闘わせたら面白い勝負を展開するか」について考え始めちゃったからさあ大変。ウデムシ怖い病の再発です。夜なんかは布団の隙間が怖い。あそこにウデムシ潜んでるんじゃねえかってさ。怖いよ。怖い。ウデムシ怖い。布団に足入れたらくっついてくるんじゃねえかってさ。眠れない。眠ると髪の毛にウデムシやってくるんじゃないかって眠れない。突然うわあって布団放り上げて髪の毛かきしだくんだ。うわあってさ。うわあって。
このブログをまかり間違った結果見ちゃって、読んじゃった人にひとつだけ言いたいことがある。
離婚の修羅場をファミレスで展開することなかれ
と。
ファミレスでする話じゃねえだろ。離婚の話は離婚屋さんでやってください。町中にひとつぐらいあるでしょ離婚屋さん。郵便屋さんの左向かいとかにさ。冷めきったコーヒーを出してくるからね離婚屋さんは。そのコーヒーを「あたためなおしてください」って店員に言うと、それは、やっぱり僕達離婚しないよって意味なんだって。
なんじゃそりゃ。
あと、ディルドーね。離婚屋さんの看板といやはちきれんばかりに怒張した立派な赤いディルドーが目印になっているからねってもういいんだ。もういいんだよおれ。もう、いいんだ…。
微笑シリーズ。加藤シリーズ2
加藤シリーズの続き。
6
教室かどっか
加藤「先生、あんたおれに万引きさせたいんじゃねえか!?」
担任『そ、そんなこと無いよ?』
「じゃあこれはなんだ!」
作者名は担任の名前ではなかったが、表紙の裏に書いたサインを読み解くと担任の本名だった(本名、ハナミズキとおる)。
『先生、昔、アイドルになりたくて』
「そういうことじゃねえよ!」
7
引き続き教室。
「どうしてこんなことすんだよ」
『そ、それは』
『“待て”を禁止されてからの五郎(犬)は、必要性を感じないのだろう、“お手”さえもおざなりにしはじめたんだ!』
「………」
『………』
「“お手”も禁止な」
『やめてえー!』
8
加藤が道を歩いていると、アパートの一室から笑い声が聞こえてきた。
「あそこは担任の家じゃねえか、なぜだ今あいつは…」
加藤が窓から中を覗くとアパートの中では、担任が犬の五郎と遊んでいた。
『待てお手待てお手うふふあはは五郎五郎』
「………」
『五郎五郎五郎うふふ…はっ』
担任が背後の加藤に気付く。
加藤泣きながら走り去る。それを呼び止めようと担任は叫ぶ。
『加藤ぉ!』
ポリスに手錠をかけられ、パトカーに連行される加藤。
『加藤おぉぉ!!』
続く…可能性は否定しないが、たぶん、続かない。
6
教室かどっか
加藤「先生、あんたおれに万引きさせたいんじゃねえか!?」
担任『そ、そんなこと無いよ?』
「じゃあこれはなんだ!」
作者名は担任の名前ではなかったが、表紙の裏に書いたサインを読み解くと担任の本名だった(本名、ハナミズキとおる)。
『先生、昔、アイドルになりたくて』
「そういうことじゃねえよ!」
7
引き続き教室。
「どうしてこんなことすんだよ」
『そ、それは』
『“待て”を禁止されてからの五郎(犬)は、必要性を感じないのだろう、“お手”さえもおざなりにしはじめたんだ!』
「………」
『………』
「“お手”も禁止な」
『やめてえー!』
8
加藤が道を歩いていると、アパートの一室から笑い声が聞こえてきた。
「あそこは担任の家じゃねえか、なぜだ今あいつは…」
加藤が窓から中を覗くとアパートの中では、担任が犬の五郎と遊んでいた。
『待てお手待てお手うふふあはは五郎五郎』
「………」
『五郎五郎五郎うふふ…はっ』
担任が背後の加藤に気付く。
加藤泣きながら走り去る。それを呼び止めようと担任は叫ぶ。
『加藤ぉ!』
ポリスに手錠をかけられ、パトカーに連行される加藤。
『加藤おぉぉ!!』
続く…可能性は否定しないが、たぶん、続かない。
微笑シリーズ。加藤シリーズ1
以下、“四コマ漫画風”になっております。
1(コマ番号ではない)
教室かどっかで、担任(男)と加藤(中学生か高校生。アバウトだなおい)、ふたりきり。
担任『どうしてまた万引きをしたんだ加藤』
不良加藤「へっ」
『前回、先生と約束したじゃないか、もう二度と万引きをしないと!』
「………」
『そして、先生もお前に約束しただろ』
「え?、したか?」
『お前が万引きをやめてる間、先生も校長の湯呑みにセクハラしないって!!(最近吸われたのいつ?昨日はどこから吸われたんだい?湯呑み…汗)』
「普段からすんなよ!」
2
引き続き教室かどっか。
『またくり返す気なのか加藤』
「お前にゃ関係ねえよ」
『そんなこと言わず、また一緒に辞めてみようじゃないか』
「(ダイエット仲間かよ)」
『…………(タバコ、左手の親指の爪だけ伸びてる、カレーライスのスプーンがコップの水の中に入ってる等々のイメージ)』
「………」
『歳の数だけ豆を食べない』
「年一回の我慢かよ!」
3
引き続き教室かどっか
「先生よお、そんなんじゃ割にあわねえよ」
『そ、そうかな?』
「あんた、犬飼ってたよな」
『う、うむ』
「じゃあ、おれが万引きしない間、“待て”禁止だ!」
『!!!(ガーン)』
4
加藤が教室の前に行くと、中からそわそわしながら担任が出てきた。
「ん?」
教室に入り机に座る加藤(作者注、不良が朝一番に学校くるか?)
机の中に違和感、探り出すと
「万引きして良かった10のこと」「ああ、万引き人生」「盗品横流しガイド」などの本や万引き七つ道具(?)。
「………」
5
加藤が本屋の前を通ろうとすると、担任がそわそわしながら本屋から出てきた。
「む!」
加藤が店内に入ると、平積みコーナーに違和感。
平積みの上には一冊だけ「万引き専用本(これは万引きしてもいい本ですなどと書かれている)」と書かれた明らかに手作りの本あり
「…………」
続く
1(コマ番号ではない)
教室かどっかで、担任(男)と加藤(中学生か高校生。アバウトだなおい)、ふたりきり。
担任『どうしてまた万引きをしたんだ加藤』
不良加藤「へっ」
『前回、先生と約束したじゃないか、もう二度と万引きをしないと!』
「………」
『そして、先生もお前に約束しただろ』
「え?、したか?」
『お前が万引きをやめてる間、先生も校長の湯呑みにセクハラしないって!!(最近吸われたのいつ?昨日はどこから吸われたんだい?湯呑み…汗)』
「普段からすんなよ!」
2
引き続き教室かどっか。
『またくり返す気なのか加藤』
「お前にゃ関係ねえよ」
『そんなこと言わず、また一緒に辞めてみようじゃないか』
「(ダイエット仲間かよ)」
『…………(タバコ、左手の親指の爪だけ伸びてる、カレーライスのスプーンがコップの水の中に入ってる等々のイメージ)』
「………」
『歳の数だけ豆を食べない』
「年一回の我慢かよ!」
3
引き続き教室かどっか
「先生よお、そんなんじゃ割にあわねえよ」
『そ、そうかな?』
「あんた、犬飼ってたよな」
『う、うむ』
「じゃあ、おれが万引きしない間、“待て”禁止だ!」
『!!!(ガーン)』
4
加藤が教室の前に行くと、中からそわそわしながら担任が出てきた。
「ん?」
教室に入り机に座る加藤(作者注、不良が朝一番に学校くるか?)
机の中に違和感、探り出すと
「万引きして良かった10のこと」「ああ、万引き人生」「盗品横流しガイド」などの本や万引き七つ道具(?)。
「………」
5
加藤が本屋の前を通ろうとすると、担任がそわそわしながら本屋から出てきた。
「む!」
加藤が店内に入ると、平積みコーナーに違和感。
平積みの上には一冊だけ「万引き専用本(これは万引きしてもいい本ですなどと書かれている)」と書かれた明らかに手作りの本あり
「…………」
続く