からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜 -237ページ目

天使のおねしょ

雨で気分が落ちた時はさ。雨を“天使のおねしょ”って思うことにしてたんだ。おもらしじゃなんかエグいからさ。色が違うでしょ、おねしょとおもらしじゃ。まあどっちにしろ聖水プレイだよね。うん。そりゃもちろん心に降ってた雨はあがるよ。テンション上がってずぶ濡れになりたくなってさ。携帯電話を道路に投げつけたり、メガネを電信柱の足場にかけたりしてね。まあ結局雨があがると半泣きになりながら取りに戻るんだけどさ。でもさ、こんだけ降られるとさ。なにも言えないよ。うん。なにも言えないっていいたかっただけなんだ。

生涯奴隷と私がブログ記事を投稿するまで。

毛で隠れないほどの愛を見せろ。見せつけろ。欲情は天幕を突き抜けて逆さまになるまで省みない。亀甲縛りで見せつけろ。良い場所だ。広告代はいくらだ?



こんなことばかり考えてしまう土曜日の昼下がり。人妻は木曜日の昼下がり。


こんなことばかり考えてしまう土曜日の昼下がりってやつはいたいけな少女を痛々しい少女に変えて替えて買えて……


こんなことばかり考えてしまう土曜日の昼下がり。先生、大変です。斉藤君がファッションヘルスごっこしてます。なになに、それはいかん。先生はそれはいかんと思う。うん。それはいかんと思う。それはいかんと思うよ。うん。それはいかんね。いかんよね。先生、斉藤君が死にました。斉藤君がトンビに運ばれていきました。ああそれは良いね。


こんなことを投稿未遂してるんですってね。お宅の次郎ちゃんは。それはさておき一郎さんの牧場で○○女が○○してるんですって。おやまあ。



はぁ。こんな時だよね。漠然と道に寝転がりたくなる時って…………

ボツ台本寝耳に水

「寝る寝る寝るね。なんか久しぶり」


A「あーあ、今日もひとりで残業かぁ。終電までに終わるかなこれ…」
パチパチ、キーボード叩き
「あー面倒くせぇなぁ、なんか眠くなってきたし。はぁ。せめて残業代がまともに出ればなぁ。はーぁ。なんか本格的に眠くなってきた。ふぁーぁ」
パチパチパチパチ
B『テンカラテントンテンカラテントンテンカラテントン♪』
「うわぁ、な、なんだぁ!?」
『テンカラテントン♪ヘーイ!パレードの時間だよ!』
B、奇抜な格好で登場
「うわ!なんだこいつ!ちょっとあんた!」
『妖精♪妖精♪わたしは妖精♪』
「妖精!?妖精だぁ!?ふざけんなよ!ああもうただでさえ疲れてんのに。おい!ちょっとあんた!」
『妖精♪妖精♪わたしは妖精♪アレも陽性♪あっちも陽性♪』
「なんていうか見た目以上に悲惨だなっておい!あんたなにやってんだよ!」
『やあ!』
「やあ!じゃねえよ!なにしてんだよ!あんた何者だ!新手の強盗か!?警察呼ぶぞ!」
『わたしは妖精。性別不詳の妖精。わたしが男に見えるか女に見えるか、それはあなた次第』
「…男か女かは置いといて変態であることは確かだな。警察呼ぼう」
A、電話に手をかける
『無駄だよ』
「はあ!?」
『警察なんか呼んでも無駄だよ。何故ならわたしの姿はあなたにしか見えていないもの』
「えっ本当?あんたそういう類いのやつなの?」
『妖精♪妖精♪わたしは妖精♪』
「あ、警備員さーん!」
A、Bの後方に向かって手を振る
B、ギョッとして後ろを振り返る
「今完全にドキッとしたよな!?てことは俺以外の奴にも見えるってことだろ?あー面倒くせ、警察呼ぼう」
『無駄だよ』
「それは警察が来てから言ってみてくれ」
『無駄だよ。社会的に恥ずかしい思いしちゃうよ』
「はいはい」
A、電話に手をかける
『恥ずかしいよぉ?こんな格好で捕まるのは』
「恥かくのお前!?やっぱりただの変態かよ!少し期待したんだけどなって違う違う、そりゃそんな格好で捕まったら末代までの恥だな。明日の三面記事が楽しみだ」
『ちょっとお待ち』
「なんだよ!」
『警察を呼ぶのはお待ち』
「嫌だよ!お前みたいな奴俺一人じゃ対処しきれねえよ!」
『あなた、知っているのかい?』
「ああ!?」
『あなたブタ箱で過ごす夜の寂しさ知ってるのかい?』
「お前知ってるのかよ!なんだ!?常習犯か!?」
『思い出すわぁ、まるで昨日のことのように』
「ああ、大分前の話なのね、まあ俺も酔っ払って気が付いたら交番だったことあったしな」
『この犯罪者め!』
「うるさい!そこまでのことはしてないしブタ箱にも入ってねえ!ていうか現在犯行継続中の奴に言われたくねえ!ああもう呼ぶからな!」
『やめてよぉ、今さっきブタ箱から出てきたばかりなのよぉ』
「さっき!?お前昨日のことのように思い出すって、昨日どころか思いっきり今日の出来事じゃねえか!なんだよ!記憶の方は大丈夫か!?ってそんなことはどうでもいいわ!やっぱ呼ぶからな」
『わたしは妖精なの。眠気の妖精。あなたが眠りたいからわたしは来たの』
「ますます不気味だな。もう一々耳を貸さずに警察だ警察」
『わたしは妖精♪眠気の妖精♪おねむのボーヤにルルララルー♪』
「あ、もしもし、警察ですかって警察ですよね、はい、今ですね、会社に変な奴が来てまして、はい、なんか自分のことを妖精とかなんとか、え、あ、はい、そうです、変な格好した、え、あ、ちょっと、え?違います、え、あ」
ツーツー
『妖精♪妖精♪あっちは木星♪バイトは真性♪』
「切られた…」
『どうしたの?』
「…………あ、いや、もう一度…………あ、警察ですか!?今会社に変態が、え、そうです変な格好した、え、いや、あ、あれ、そんな、ちょっと、まさか、ちょっと…………切られた」
『どうしたの?』
「………いや待てよ、待て、落ち着け」
『犬じゃないんだから、どうしたの?』
「待てよ、待て、落ち着け、え、あれ?いやまさか」
『どうしたの?』
「あーもうなんなんだよ!」
『妖精♪妖精♪不良が更正♪口臭くっせえ♪』
「うるせえ!黙れ!」
『だからどうしたの?声に出さなきゃ伝わらないことってあるんじゃないかな?』
「断られたんだよ!」
『だっせえ♪』
「うるせえ!」
『妖精♪』
「ちくしょう!なんかちくしょう!」
『どうして断られたのかね』
「ああ!?…………なんか新手の嫌がらせかって、今日似たような通報が都内だけで一万件あるって、次かけてきたら逮捕するって」
『ああ、あるある(笑)』
「ねえよ!どういうことだよ!一万件!?なんなんだよ!こんな奴が都内に一万人いるっていうのか!?どうなってんだ!?」
『ほら、思い出してごらん』
「ああ!?」
『思い出してごらん、ブタ箱で泣きながら壁に爪をたてていた夜を』
「お前の思い出だろそれ!そんなもの思い出せてたまるかよ!ていうか壁に爪たてて泣いてるって怖いな!」
『わたしは妖精、眠気の妖精なの。あなたが眠いからやって来たのさ』
「…………本当なのか?これは現実なのか?」
『妖精♪妖精♪わたしは?』
「妖精」
『わかってるじゃない』
「くっ………は、もしかしてこれは夢か!?ああそうだ。最近疲れてたからな。つい寝ちゃったんだな。なんだ夢か、ははは、えーと、うん、じゃあ」
『夢オチじゃないよ』
「はいはい(笑)えーと、とりあえず寝るか、うん、ここで寝れば目覚めるんじゃないかな、うん、珍妙な話だけど(笑)ナイス判断俺。まあ最近見た夢の中じゃなかなかファンタスティックな夢だったよ、さあ仕事仕事、じゃあおやすみ」
A、寝る
暗転、そして照明オン
「ふぁーあ、さて、これで」
A、後ろを振り返る
B、普通にいる
「うわぁ!なんでいるんだよ!」
『いや、なんでって言われても、それはあなたの都合で』
「俺の都合も考慮しろちくしょう!…また夢か!?これも夢か!?夢また夢パターンか!?」
『そんな、夢追い人じゃないんだから』
「そうか…そうだよな…じゃあどうすりゃいいんだよ!」
『どうしたいのよ!』
「なんだ!?逆ギレか!?」
『そんなんじゃないけど!』
「ああもう帰れよう!帰れ!どっか行けよう!」
『あ、はい』
「ええ!?帰るの!?あっ帰るんだ、呆気な!」
……………
「え!?本当にこれで終わるの!?」
……………
「あ、終わるの!?いいのこれで!?ええ!?なんで!?ええ!?」


終わり

裏切りはしない

昨夜あまりに眠れなくて自分のブログを軽く読み返してみた。大分変わったなぁ。たった2ヶ月半で。まあ言いたいことはこれだけだよ。

読んだら損する「運命はテイクアウト」(28)

テレビはニュースを垂れ流している。毎日毎日、飽きもせずにまあ、殺人は起こっている。日常。朝食時の日常。文字通り日常茶飯事。だったのだが、もはや僕にとって途方もなく現実味のあるものになった。捕まえただの否認しているだのの女子アナの言葉が一々胸に刺さりやがる。ちくしょう。避妊を否認して日に日に貧乳をヒニヒニしやがってよぉ(?)。ちくしょう。こっちは殺人事件が現実なんだぞ。ちくしょう。
殺人事件の後は芸能ゴシップ。無性にイライラしてどうしようもないので一旦チャンネルをテレ東に合わせた後消した。やっぱり困った時はテレ東に限る。観てないんだけど。
静かな家の中で、寝ている間に、正確にはたまに目が覚めた僅かな時間と夢を見ていた時、考えていたことを思い出す。誰もいない。誰も見ていない。僕は思いっきりニヤリとした。こういう顔をしたかった。ずっとしたかった。僕の生涯で誰にも見せたことはないであろう生涯最高のニヤリ顔。ふふん。ふふふん。唯一彼女は見た、いや、感じたかもしれない。ふふふん。
いやいやながらもシャワーを浴びて仕事に行く準備。シャワーを浴びてもまだまだ時間はあるので部屋に戻りゲームをする。やりなれたゲーム。たまらなく退屈に感じる。それでも時間を潰すにはなかなかのもので、ぞろぞろと家族は起き出し、8時。午前中に来い、とのことだったので、チャリンコに乗った。ポストに入れるだけ、と言っていたので帽子をかぶった以外はいつもの格好。家と会社はほぼ一直線。途中コンビニに寄りカフェオレを一気飲み。このコンビニの角を曲がればあの公園へ行ける。会社への道中何ヶ所もコンビニはあるが僕はわざわざこのコンビニを選んだ。小山さんが言っていた彼女が最後に寄ったコンビニがここだからだ。駅とは反対の方向だから、きっとなんかお菓子でも買いに行ったのだろう。なにかの支払い、は、違うな。そんな雰囲気は要らない。やっぱりお菓子だ。うん、お菓子に決まり。
空になった紙パックをゴミ箱にぶち込み、チャリンコにまたがる。さて、行くか。後方確認、そして前を見上げた。すると、目の前に見覚えのある軽自動車が左折、すなわちあの公園方向、彼女の家方面へと進んで行った。運転席の主はちらりとしか見えなかった。だがしかし、誰があの巨体を見間違えるか。そして遠ざかるナンバープレートが軽自動車を運転している人物を確実にする。
見られたな。
このコンビニに寄るのは些か性急に過ぎたか。いやしかし、道の途中のコンビニだ。寄ることもあるだろう。いやいや、昨日の今日でこのコンビニに寄るとは些か趣味が悪い人間だ。いやいやいや、考え過ぎだ。何食わぬ顔してればいいのだ。そうだ。昨日みたく何食わぬ顔してりゃいいのだ。何か聞かれても、たまたまです、喉が渇いて、実は少し気になって、等々。やり過ごせる。うん。
昨日のやり取りで果たして僕は小山さんの追跡をかわすことが出来たのだろうか。愚問だ。…たとえ小山さんが僕を疑うことをやめても小山さんの犯人への追跡は終わらない。犯人が捕まる、犯人を捕まえる、その時まで小山さんが止まることはないだろう。昨日言っていた様にあらゆる可能性を探り犯人を探し続ける。そして犯人は誰あろう僕なのだ。
背筋に冷たいものが流れる。背汗か、うなじから小便かけられてるみたい。いや、小便なら温かいはずだってなに考えてんだ僕は。追うものと追われるもの。俺達に明日はない。悲劇、喜劇、茶番劇。昔、物理の授業で習った“仕事量”と意志。小山さんを突き動かす原子の作用。生命の始まりと終わり。ビリヤードみたいに入れ代わる原子。そんなことが次々と頭に浮かんでは消え、半ば現実逃避をしながら僕はひたすらチャリンコを漕いだ。大分ガタがきている愛車は車輪が一回転する度にカランカランと頼りない音を出して僕の僅かなやる気を無くしていった。今日は一日中こいつを漕がなければならない。