からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜 -169ページ目

ボツ台本草場の陰で

「みんな死んじゃえよ」
一緒に散歩をしていたヤマカガシのムネミツ君が突然言った。
僕はハラハラドキドキした。
「みんな死んじゃえよ」
「みんなって、それは僕もかい?」
「みんなさ、でも君は最後までとっておくよ」
ムネミツ君は優しい奴だ。僕は嬉しくなって華麗なステップを踏んだ。昔フラミンゴのキャシーに教えてもらった一本足のフラメンコだ。
「何をそう嬉しがっているのだい?」
「君が僕をそんなにまで想っていてくれたなんて知らなかったんだ、君にとっての僕は、道に落ちている渋柿、みたいなものだと僕は思っていたからね」
「じゃあ僕もとても気分がよいから踊ろうかな、」
ヤマカガシのムネミツ君は足の無い蛇腹でステップを刻んだ。
「くねくねしているだけじゃないか」
「君には見えないのかい?僕のこの足捌きが」
「見えるわけないだろう?だって君には足がないじゃないか」
「ふん、これがほんとの蛇そ」
ムネミツ君のくねくね動きはいつも僕を不快にさせた。花粉症を発症する花粉の摂取量の器みたく、つもりつもった不快感が僕の中でちょうどこぼれた。この日僕の不快指数は101パーセントを記録したので、何か言いかけたムネミツ君を僕は踏み殺した。
とても静かになった。
一人では寂しくなったので僕は散歩を続けることにした。
「やあ、君か」
カエルのマグネム君と出会った。
やりきれない思いを抱え、「もう一度誰かを踏み殺したいな」、と思っていた僕にとって、カエルのマグネム君の登場は渡りに舟だった。
「マグネム君、君は運命って信じているかい?」
「運命?運命ってあの運命かい?それとも左曲がりの運命のことかい?」
詩人でヒモのマグネム君の言うことはいつも難しくて、僕にはおよそ三割方しか言っている内容がわからない。
僕が手で遊び始めたので、マグネム君は、
「そういう君は運命を信じているのかい?」
と、またわけのわからないことを言った。
「僕は今日を楽しく生きるだけで精一杯で、君にかまってる暇はないんだ」
「なるほど、刹那主義ってわけかい。ま、聞きなさい」
「はい」
僕は諭されそうな雰囲気が苦手だ。苦手、ということは、弱い、ということで、マグネム君の口を塞ぎ生コンの海に沈めるなんてことは出来なかった。
「運命なんてバカらしいや。結果さ、ただの偶然の結果さ。偶然なんて起こるか起こらないか、それをするかしないか、その二択が無限に広がっている選択肢の結果に過ぎないのさ。たとえば僕は今からここにいるもぞもぞ動いている虫を喰わずにいられないけど」
そう言ってマグネム君は老ダンゴムシのヨーゼフを喰べた。
「この虫は今僕に食べられることが運命だったのかい?それが運命だったとでも言うのかい?違うね。たとえば僕の運命が十秒後に僕の体内に溜まった屁が爆発するというのなら、僕は爆発しなきゃいけないのかい?」
「そんなことはないね」
「だろう?君はそれをすれば」
カエルのマグネム君は笑顔になってそう言うと、体内に溜まった屁が爆発して粉微塵に吹き飛んだ。
「やあ、見事だなあ」
そうつぶやいたものの、やることもないので散歩を続けることにした。しばらく歩き、陽も暮れようとしている頃、ゆるい坂の途中で雀のハミン君に話しかけられた。
「やあ、君か」
「やあ、今日はいい日だったね」
雀のハミン君は飛ぶことが出来ない。いつも地面をびっこを引きながら歩いている。小さい頃両親がヤマカガシのムネミツ君に食べられてしまった時に巣から落ちて傷ついたのだ。そして両親から飛ぶことを教わってないので飛ぶことが出来ない。
僕とハミン君はヤマカガシのムネミツ君の死でとても盛り上がった。
「あいつはほんとに、こねくり坊主のむひょてんげ、だったね」
「その通りさ」
ふたりでカラカラと笑いあっていると、
「じゃあ僕も明日飛ぼうかな」
と、ハミン君が言った。
「え?君は飛べないじゃないか」
「ふふん、僕だって本気を出せば飛べるんだよ」
「本当かい?やあ、それは知らなかった。どうだい?一つ僕に飛んでいるとこを見せてくれないかい?」
「明日ならばね」
「今は飛べないのかい?」
「今でもいつでも本気を出せば飛べるさ。僕は雀だからね。飛べば飛べるさ。それをすればね」
確かにその通りだと思ったけど、僕はどうしても今見たかったので、
「今見せてもらえるわけにはいかないのかい?」
と、訊ねた。
「明日さ。本気を出すのはいつだって明日さ。考えてもみなよ。今日本気を出してしまったら明日出す本気はどこにいってしまうのだい?」
ハミン君は小さな胸をこれでもかと張って言った。
さもありなん、僕がポンと膝を打つと、
「傷を舐めあいやがって、そんなだからお前は飛べないんだよ」
という声が坂の上から聞こえてきた。大将気取りのロジャーだ。負け熊のくせして大将気取りの嫌な奴だ。額からねとねとしていそうな赤い血をダラダラと流している。
「ロジャー、また大将に負けたのかい?」
「ふん」
「君も懲りないねえ」
「ま、今日は手を抜いたのさ。あんなヘボ熊、本気を出せばいつだって勝てるのだがね」
お前も舐めあうのじゃないか、と僕は思った。
僕達はヤマカガシのムネミツ君の死を一通り笑うと、陽も落ちたのでそれぞれ帰ることにした。
「おい君、さっきは随分じゃないか」
帰り道、踏み殺したと思っていたムネミツ君が話しかけてきて僕は驚いた。
「見てくれよこの蛇腹を。大地と腹が、腹と大地が、踏み潰されてひっついて動けやしない。虫の息さ」
「ひどい状態じゃないか?どうしたんだい?」
「君に踏まれたのさ、華麗なステップでね」
腹が大地にひっついて動けないムネミツ君はテケテケみたくもがき動く。
ムネミツ君の言葉で僕は思い出した。そうだ。僕はなんだかやりきれないから誰かを踏み殺したかったんじゃないか。
僕はムネミツ君を、今度は確実に踏み殺すよう、しっかと頭を高速のステップで踏み、殺すと、
「ああ、二度も僕に踏み殺されてくれるなんて、ムネミツ君、君は案外いい奴なんだな」
と、思って、ねぐらに帰り寝た。


終わり。うーむ。あ、引き続き今まで通りのもやりますので。ていうか特に変わらない…

ボツ台本ファミレス地獄変。再投稿

「おれ…なんか大変だな…」



「今日も今日とてファミレスで暇つぶし。仕事を辞めて、恋人もなく、大した趣味があるわけじゃなし、やりたいこともなく、貯金も底を尽きそうで、かといって働く意欲も湧かず、ただただ時計の針とにらめっこしてる日々、なんかもう疲れたな。うん。疲れちまった。人は何の為に生きているかなんて小学生みたいなこと考えちまう。このアイスコーヒー飲んだら、そうだな、スイッチ切っちまおうかなぁ。アハハ」
ドンガラガッシャーン。暗転
「あー、なんだ?停電か?雷かな。はぁーあ」
照明オン。変な人がいる。
「うん?なんだあれ。まあこんな時間のファミレスには変な奴多いからな。おれも含めて」
『私はファミレスの神である』
「ああ、あっち系の人か。まあよくいるよね。この時間のファミレスにはさ。この前なんか警察沙汰になってたからなぁ」
『君の願いを叶えてあげないこともない』
「うわ、近付いてきたよ。面倒だなぁ。ちょっと店員なんとかしてくれよ。お前等全員顔馴染みだろ?こいつともおれとも。どうせこの腐れニートが!なんて思って接客してんだろ?今日も来たよこの穀潰し、とかさ、ははは」
『私はファミレスの神である。名前はあるけど好きな神にしか教えない』
「なんだそのマイルール!?マイルーラーか?まあこういう人は細かく設定決まってる場合あるからなって、まあいいや、店員呼ぼ。すいませーん!」
『バイトは来やせん』
「はあ?すいませーん!ちょっと!」
『来やせん。よく周りを見てご覧なさい』
「ああ?きょろきょろ。うわ!周りの客みんな突っ伏してる!というか店員に至っては床に倒れてる!あっパンツ見放題じゃね?ってそんなことどうでもいい!ババアばかりだしってもう!なんだこれは!ちょっと!大丈夫ですか!?ちょっと!」
『しなびたニンジンみたいじゃろ』
「知らねえよ!ちょっと!ちょっと!うわ!死んでる?死んでる!」
『だから死んでるともう声に出したことを含めると15回は言っておろうに』
「何回声に出さずに言ったんだよ!伝わらねえよ!とにかく救急車…いや警察か?」
『ねえねえ馬場さん、もとい、聞いてくれる?』
「なんだよ!今お前につきあってる暇はねえ!」
『いやいや、ちょっと聞いて欲しいのだけれど』
「あーもうなんだよ!」
『殺したのわしじゃからね』
「ああ!?………殺したの?あんたが?」
『そうじゃ』
「まあ生き残っているのがおれとこいつで、おれが犯人じゃないとなるとってまさかな、そんな時間もなかったし………………なんで殺したの?って聞いちゃったよおれ」
『いや、神様じゃし格好よく登場しようかなって思って』
「はあ?はいはい」
『いや、神様じゃからわし。さっき暗くなったじゃろ?その隙に、こう、一人一人魂の緒をこの神様バサミでちょっきりちょっきりちょっきんなって具合に』
「おい!なんてことすんだよ!神様失格だろそんな奴!ってどうでもいいわ!つられちゃったよ!警察に電話だ。いや、その前にこいつを押さえつけるか」
『とりあえず警察に電話してみたらどうじゃろか』
「そうだな、なかなかいい提案だ。じゃあしよう。ポチっと…………あ、もしもし」
『もしもし』
「もしもし」
『もしもし』
「ちょっとうるさいよ!ったく、もしもし警察ですか?って警察ですよね」
『いえ違います。神様です』
「うるさい!少しでいいから黙ってろ!警察ですか?もしもーし」
『神様です。ファミレス担当しています。ちなみにこの番号はコンビニの神様しか知りません』
「……………あれ?おかしいな…ええ!?電話口からこいつの声が聞こえる…そんなバカな!警察は110番だよな。うん。消防は119番でって間違えるわけないんだ!なんだこれは!」
『まあわし神様じゃし。この空間、このファミレスは支配させてもらった。いちいち他人に見られるのも神様失格じゃし』
「だから周りの客とか店員殺したのか!?」
『いや、それはわしが格好よく登場する為に、まあ趣味じゃね』
「悪趣味な神様だな!………………神様なんですか?」
『どちらかというとサドルじゃな』
「サドル!?サドルってチャリンコの!?」
『はあ?何を言っておるんじゃ?サドル?さっきからサドルだの疲れただの神様格好いいだの神様最高だのコンビニの神様はうんこだのサチコストーカーしてごめんだの』
「八割方言ってねえ!サドルと疲れたしか言ってねえ!…え?疲れた?おれ疲れたなって声に出して言ったか?」
『まあ心の声ってやつじゃな。神様ぐらいになるとテレパシーぐらい標準装備じゃ。産まれた瞬間から聞こえたもんな。産まれた瞬間母親から全力で“キモっ!”って心の声が聞こえたから。ほらわし産まれた時からジジイじゃから』
「そう……なんですか?」
『うむ。それはそれとして、駄目じゃよ、若い奴が疲れただの死にたいだのウェルテル効果だのスイスのレマン湖だの』
「まあ後半は置いといて、お前一瞬の間に何人殺したんだよ!説得力無いよ!」
『ああ、そのこと?ははは、大丈夫、どうせ生き返らないし』
「って駄目じゃねえか!生き返らないの!?すげー怖ぇ!おれ今お前と出会って初めて凄い恐怖感に襲われた!」
『まあ生き返らすってそういうことは、足の短いデブ男に買われて切られたジーパンの裾の神様じゃないと』
「範囲狭いよ!でも力凄っ!」
『半分ぐらい切られちゃうからね』
「関係あんのそのことと神様の力と」
『表面積的な』
「意味わからないんですけど」
『まあ八百万の神様がいるわけで、ニッチを狙う神様もいるんじゃねぇ』
「ああ、そうですか。まあそりゃあ八百万の神様がいるんじゃあなぁ。でも能力的に切られたジーパンの裾の神様にしておくにはもったいない神様だ」
『足の短いデブ男に買われたを忘れるな。足の短い女に買われて切られた裾の神様もいるわけじゃし』
「細かいなぁ」
『切られたジーパンの裾だけでも他に、オサレの為に切られたジーパンの裾の神様もいるし、あとあれ、不倫された女が男のジーパンをズタズタに切り裂いた時の裾の神様なんて大人気でな、順番待ちじゃもんな』
「順番待ちするようなポジションか!?もうなんなんだよ!」
『ナンなんです』
「はあ?」
『カレーにはナンなんです』
「うるせえ!誰が今ナンの話してたよ!」
『いや、ナンの話じゃなくてカレーの話じゃろ』
「どっちでもいいよ!どっちにしろカレーの話もナンの話もしてない!」
『いや、お主の深層心理の声が言っておったじゃろ』
「深層心理までいかれたら否定出来ねえよ!表層だけ読み取れ!ったく、お前のテレパシー能力には不具合が多すぎる!」
『まあ一ナン去ってまた一ナン』
「意味わかんないよ!ただの食いしん坊じゃねえか!」
『ちなみにこいつに一難の難がナンだと理解出来たのはわしがテレパシーで』
「いちいちただの都合を説明しなくていいよ!」
『まあまあ、カリカリせずに。カレーだけに』
「カレーから離れろ!」
『チョゲロッポ!』
「…………はあ?」
『あ、いや、今隣のファミレスでバイトがコップを割りおってな。本社に代わってバイトを殺したんじゃよ』
「ああ!?なんで殺すんだよそんな単純な悪気の無いケアレスミスで!簡単に人殺しすぎだろ!人の命なんだと思ってるんだ!」
『なんだと思ってるんだって、そりゃあナンだと』
「言ったおれが悪かったよ!」
『ちなみに今のナンもわしのテレパシーで』
「それはいいから!」
『まあまあ、そんな怒らんと。若い奴がいじいじしているのはよくないぞ。何を悩んでいるのか知らないが』
「知らねえのかよ。読め読め」
『そんな気持ちはナンをパでもして』
「ナンから離れろ!なんだよナンをパでもするってよ!」
『ウッチャンナンなんです』
「いつかウッチャンナンチャン言うと思ってたよ!」
『ナンナンナン♪カレーとナンで♪フランス人♪』
「古いしそこはインド人だろ!」
『まあ命なんてナンより軽いんじゃから粗末にしとるとあっちゅう間に飛んでいってしまうぞい』
「今までのナン押しを引いても微妙に納得出来ねえよ!どういう説教だよ……………どうせならさっき店員とか客じゃなくておれを殺してくれればよかったのに」
『なんじゃって!あ、今のなんはナンのなんじゃないから』
「面倒くせえよ!」
『幾億のレースに勝ち抜きせっかく生まれ出たというに、お主命をなんだと思っとるんじゃ!』
「その言葉ノシつけてお前に返すよ!」
『だからナンだと』
「律儀に返答すんな!」
『(・ω・)ノシ』
「そのノシじゃねえ!なんでバイバイなんだよ!」
『顔文字一から作るの面倒なんじゃよね』
「知ったこっちゃねえよ!ああもうなんなんだよ!殺してくれよ!もう生きてるのに疲れたんだよ!お前の能力なら楽に殺してくれるんだろ!いつでもいいぜ!殺してくれ!」
『ふむ、まあわしその為に来たんじゃし、いいじゃろ』
「随分遠回りしたな」
『じゃあ行くぞい。最期にナンは食べたくないか?』
「いらねえから早くしてくれ」
『ナンもいらないってわけじゃな』
「そういうことじゃ…」
『ちょっきりちょっきりちょっきんなっと』
暗転 証明オン
「……………は、きょろきょろ、………普通だ…………な、なんだったんだ一体、いつものファミレス……夢か?ああそうか…嫌な夢だったなぁ。ははは、さて、そろそろ帰るか。………バイトでも探すかな。…カレー屋とか…」
『ぬふふ。こいつが生きてるか死んでるかなど意味を持たない。奴はこのまま一生ナンでもない生涯をナンとなく過ごして行くのじゃ。そしてナンてことはない死を迎え、その棺には次々とナンが入れられ、炎と共に自身もナンとなる。その時、煙になって初めて気付くんじゃ…ぬふふ…』


終わり

ボツ台本飛び出せ!僕らのウィンドブレーカーズ!!再投稿

正直に言うと、ウィンドブレーカーって言葉かっこいいよね。ああ恥ずかしい恥ずかしい。


『あたしなんてブスだからさぁ』
「いいわよ。あんたはブスでも痩せてるから」
『それは違うのよ。着物の七得ってあるでしょ?』
「ああ、なんか聞いたことあるわ」
『あんたみたいなデブはブサイク具合を隠すものよ』
「うっ、面と向かってデブとかブスって言われると少しきついわね」
『今更何言ってんのよ』
「それもそうか!ゲヒャヒャヒャヒャ」
『………』
「ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
『うるさい!黙れブスデブが!豚のいななきか!』
「…ごめん」
『着物と同じでさ。デブだとブサイク具合が隠れるのよ。デブいこーるブサイクっていう方程式もあるし、デブだとブサイクで当たり前って思うでしょ?そうしたら、もし痩せたらそこそこになるんじゃないかって想像を他人に与えるわ。想像ってやつは自分の都合のいいように考えるってことだから。そこが肝ね』
「あん肝ねあん肝」
『お前の脂を絞ってエコカー走らせてやろうか!』
「…ごめん。じゃあ、じゃあ私ダイエットやめようかな」
『あんたダイエットしてたの!?』
「してるよ。なんなら一年中してるよ」
『それでこの体たらく!?エネルギー保存の法則に反してない!?あらま大発見!ちょっと熱力学の専門家読んできて!永久機関出来るかも!』
「朝バナナダイエットもしてるのよ。朝はちんぽみたいなバナナを食べるの」
『うるさい!』
「比較的反りがないストレートなバナナを」
『てめぇ!ていうか朝バナナダイエット効果出てないじゃない。森久美子以上かお前は!』
「…ごめん。でもダイエットしてないと不安なのよ」
『私なんか太れないのよ。太ろうと思っても太れないのよ。太ろうと思ってケーキを大量に食ってやろうとしてもショートケーキのイチゴ食っただけでギブアップよ!』
「いいじゃない。羨ましいわ」
『なにをこのスタン・ハンセンにラリアット食らわされた川田みたいな顔しくさってぬけぬけと!』
「喩えが古いのよ」
『痩せててブスなのよ!?最悪じゃない!余地なしよ余地なし!もうなんていうかスカスカのきゅうりよきゅうり』
「ちんぽ!!」
『うるさい!おっぱいも背中にプルーンがついてるみたいなさらっぴんだしさ』
「あんた背中にプルーンがついてるの!?」
『ものの喩えよ!常時背中にプルーンついてるわけないでしょ!?中井貴一に会ったらどうなるのあたし!』
「うろうろ」
『探すな背中を!なんだ!?マジックのタネを嗅覚とかで見破った猿かあんたは!』
「…ごめん」
『でもさ、あたしみたいな余地なしブサイクより、あんたのがモテるのよ悔しいけど。あんたみたいなのは、母性本能を感じるとか言われてさ。それにブス専よりもデブ専の男のが多いわ』
「バス専って知ってる?」
『バス専?』
「そう。ブラックバスしか釣らない人」
『知らねえよ!なんで釣りの話にワープした!?バス専っていう言うから、話の流れからして、車のバスみたいな女が好きな男のことだと思ったじゃない!もしくはバスの交通網的ななにかだと思ったじゃない!』
「あたしの彼バス専なんだ」
『…あんた彼いたの?』
「いるよ」
『…もしかして、抱かれちゃったり?』
「なによあんた、処女じゃないんだから」
『ち、違うわよ!何言ってんの!当たり前じゃない!笑っちゃうわ。はははははは。私達もう30過ぎてんのよ!?ちんぽの一本や二本くい込ませてきたわよ!ちょっと下世話な話を、ガールズトークをしようと思っただけよ!ははは』
「そうよね。あんた背中にプルーンついてるしね」
『ついてねえし関係ねえよ!むしろマイナス要素だろ背中にプルーンついてたら!ただでさえ中井貴一のCMがいまいち思い出せなくてモヤモヤしてるのに』
「彼バス専だから、サッチアロングタイムなの」
『…キャッチアンドリリースね?何キャッチアンドリリースって?』
「釣った魚をすぐ逃がすこと」
『それは知ってるわよ!あなたはキャッチアンドリリースで何が言いたかったの!』
「彼早漏なのよ」
『ああなるほど、挿れた先から漏らすのね。ここだけの話、作者はキャッチアンドリリースにどういう意味合いを持たすか悩んだそうよ。ヤったら別れる男とか、キャッチアンドリリースって意味と全く関係ないのにしようかとか、例えば、ちんぽ左曲がりなの、なんでそれがキャッチアンドリリース!?のような。そんなことを小一時間も悩んだらしいわ!時間の無駄にもほどがあるわ!恥じね!』
「今度あんたに紹介するよ」
『早漏の彼を!?まあ早漏の話はいいわっていいのかよ!結構考えたのに膨らませねえの!?…彼ってイケメン?』
「写メ見る?」
『うん、見せて見せて……うわ、イケメンじゃない!なんていうか下手な美人弁護士よりイケメンね!ていうかお前は決して美人弁護士じゃねえよ!言われて恥ずかしくないか?ジョジョ第5部で最終的にポルナレフになった亀みたいな顔してんぞ!…くるし……とてもくるし…だよ!』
「ね?私に不釣り合いなイケメンでしょ?」
『そうね。やっぱりあんたみたいなタイプはイケメンからモテる可能性を秘めているのね。素直に羨ましいわ』
「不釣り合い。不、釣り合い。いうなれば、キャッチアンドリリースね!」
『面倒くさくなったのね!本当はあたしの処女オチだったんだけど、いいわ。じゃあさようなら!』


終わり。つまんない。

ポルナレフになった亀みたいな顔してるよね?ちらっとしか見てないけど。おれちょいブスが好きだけどああいうブスは嫌いです。結局ただの悪口になったなぁ。

ボツ台本机の下の秘書。再投稿

秘書♪秘書♪秘書♪フェラ上手♪机の下に潜んでる♪的な替え歌を歌詞の最後まで考えながら僕は確かに生きている。うん。日本全国で三億人ぐらいは考えたことを一生懸命考えながら生きている。オリジナルだと信じてなんかいやしない。だけど、どこかで信じてしまう僕はまるで炭坑のカナリア。空気があること前提に羽ばたくのさ。なにこれ…。


「君!こんな成績じゃあねえ!会社は慈善事業じゃないんだぞ!」
『はぁ』
「はぁって君!はぁって君!まったく、今月は一件も成約とれてないじゃないのわかってるのかね!高本君なんて既に45件もとってきてるんだぞ!ブービーの鈴木君だって10件とってきてるというのに!君!このままではクビだよ!」
『しかしですねぇ』
「しかしもクソもあるか!」
『えっ、鹿霜狗租の呪いはないのですか?あると聞いていますが』
「ああ!?何を言っとるんだ君は!」
『はぁ』
「はぁって君!ひょっとして営業先でもこの調子なのかね!?」
『ま、先方がヤク○でもないかぎりは』
「まあ、先方がヤク○ならそりゃ丁寧にもなるわなって違う!誰が相手でもちゃんとしろ!そう教えられただろ!だから成約とれないんだよ!正直者か君は!」
『………ふっ』
「なぜ!?なぜこのタイミングで鼻で笑う!?今君怒られてるのわかってるのかね!」
『えっ、怒られてるんですか?正直者だなんて言われるからてっきり誉められてるのかと思いましたよ』
「童話の世界の住人か!誉められて鼻で笑うってニヒルか!怒ってるのだよ!大人の社会では正直者はバカを見るもんなんだぞ!」
『ああ、どうりで!』
「なに!?」
『最近よくバカを見るんですよ!』
「ふむ。というと?」
『こないだなんて0点のテストを先っぽにつけたリコーダーをピロピロしている中学生を見たし』
「中学生かね!?ふむふむ」
『昨日なんかチャリンコをバックさせようと必死になってペダルを逆回転させている人を見たし』
「ああ、空回りね」
『今日だって営業に出て暇だからパチンコ行ってたんですけど』
「あるある」
『回ってた台でそろそろくるかなって人がですね、時間きたので良かったらどうぞ、って僕に譲ってくれたんですよ。まあ、バカって言っちゃあ悪いですけどね。おかげさまで10万勝ちました』
「そりゃバカだねぇ。君はバカをたくさん見たんだね。っておい!まず、まずは仕事中パチンコ行くな!焦ろよ!クビかかってるんだぞ!それから、もうもはやそれからだけど、バカを見るって意味違うよ!バカを見るってのは例えば、仕事中パチンコに行って呆けていたらクビになった、みたいなことを言うんだ!」
『ははは、そんなバカいるんですか?』
「いるよ!今目の前に!」
『へ?』
「後ろを見るな!」
『ああ』
「うわ、危ないよ!目を指でなぞるな!ああ、じゃないよ!なにを納得したんだね君は!」
『となれば…ここだ!』
「机の下に誰かいるはずないだろ!私は何者だ!?机の下に秘書を潜ませてフェラさせてるえらい人か!」
『じゃあわかんねえ。お手上げだこりゃ』
「クイズしてるんじゃない!それにわかんねえって!少なくともわかりませんだろ!君は言葉遣いからやり直さなきゃならないようだな!おい!聞いているのかね!」
『……なぞなぞ、だったんですか?』
「なぞなぞでもねえよ!君ねえ!」
『仕事中パチンコに行ってるのがバレてバカを見た、課長の目の前にいる人だーれだ?答え、おれ』
「よくわかってるじゃないか!」
『小学生かよ!』
「私を叩くな!意味がわからないよ!」
『課長!聞いてください!』
「なんだね!?」
『私もパチンコばかりしているわけではないのです』
「当たり前だろ!」
『今日もパチンコで10万勝ってから、そういやこの辺に大学の後輩がいるなと思って意気揚々と出向いたのです!』
「ま、近しい者に手伝ってもらうってのは基本だからね。というか会社はそれを期待しているわけで」
『そんなんじゃないです』
「そんなんじゃないんだ…あっそう」
『後輩はフリーターでしてね、折りよく家にいたんですね。でまあ、コーヒーいれますね、って言うから、お茶の方がいいな、なんて。でもそいつコーヒーしか持ってなくて、じゃあ買ってきますよって』
「そんなことはどうでもいいのだよ!君は何を言いたいのだね!?」
『ああいや、そんでもって、やることもないからしばらく後輩の家でまったりしていたんですけど』
「仕事しようね」
『トイレにいきたくなりまして、トイレ借りたんですけど、後輩に携帯の中見られたくなかったんで持ってトイレにいったんです。あいつは確実に見ますからね。最低な野郎なんです』
「君が言うな」
『そんで、トイレに入ると、僕、携帯を便器に投げ入れちゃったんです!ベッドの上に投げるみたいに!極々自然な、そうすることが当たり前みたいに!』
「バカかね君は!」
『多分、トイレの中の安心感と自分の部屋に帰ってきた安心感を勘違いしちゃったんでしょうね。人間あわてないもんですねぇ、便意が迫っていたので、もう肛門が尋常じゃないくらい膨らんでいたんで、とりあえずひろうの後回しにして大をしたんです』
「いや、ひろえよ!」
『ひろいましたよ。これがその携帯です』
「うわ、汚いよ!顔に近づけるな!」
『課長!』
「なに!?」
『これがその携帯です!』
「聞いたよ!顔に近づけるな顔に!」
『課長!』
「なんだよ!」
『ジュース買ってきていいですか?』
「辞めちまえ!」


終わり。よく投げ入れるよね。便器に。防水は大切だ!防水携帯じゃねえけど。

ボツ台本性欲と母性、時々父親。再投稿。

「これを書いてた時楽しかったかおれよ」



『子供の頃大きくなったら何になりたかった?』
「そうだな、よく覚えてないけど、小学校の文集とかにはベタに野球選手とか警察官とかだったなぁ。でもその文集自体授業の一環でさ、やっつけで書いてたし、別に明確ななりたいものはなかったな」
『夢のないガキだったんだな』
「まあ、どうせ普通に会社員になるって思ってたんだろうな」
『なれてないくせに?』
「まあなぁ、お前は」
『おれは親の仕事を継ぐって書いたんだよ』
「へー、偉いじゃん」
『まあ、それを書いた半年後には潰れたんだけどな』
「ああ、そうなんだ、大変だったな」
『笑っちゃうよな』
「お前がいいなら笑いたい話だけど」
『まあ、おれも本心じゃなかった。お前と同じように適当に書いてた』
「じゃあ本当は何になりたかったの?」
『まあ、何になりたいかなんてのはなかったね』
「お前さっきおれに何て言ったか覚えてるか?」
『強いて言えば中学3年のクラスはB組になりたかった。A組だったけど』
「早い挫折だなおい、これからって時に。まあ、いるよね。飲み屋とかにさ、おれ3年B組だったんだぜ、とか言う奴」
『世の中の四分の一ぐらいの奴は3年B組なのにな』
「そうだよな」
『おれも言うけどね』
「嘘じゃねえかよ!どんだけ3年B組引きずって生きてんだよ!」
『卒業アルバムの顔写真を切り取ってB組に貼り付けてたもんな』
「顔写真の裏側お構いなしかよ!なんつうか名誉B組でいいよもう!」
『よくねえよ』
「うるせえ!ちなみにその潰れた親の職業ってのは何だったの?」
『コンビニ』
「ああ、コンビニね。コンビニも大変だからね」
『のバイト』
「継げねえよ!バイトじゃ店継げねえよ!継げたとしてもバイトとしてだよ!ある意味いつでも継げるよ!フリーターじゃねえか!なんだ?父親なにか夢でも追ってたのか!?」
『一生懸命働いてただけだよ。レジ打ちが早かったらしいぜ』
「どうでもいいよそんなこと!なんか悲しくなっちゃったわ!」
『売れ残った商品とか持って帰ってきてくれたりしてね』
「ああ、弁当とか?」
『いや、親の教育でおれはコンビニ弁当みたいなジャンクフードは食わせてもらえなかった』
「え?父親コンビニバイトしてるのに?」
『だからこそかもな。しっかりしたもの食わしたかったんだろうね』
「ああ、なるほどね」
『おにぎりとか作ってくれてね。うまかったなぁ。シーチキンマヨネーズ』
「シーチキン!?家庭でシーチキンマヨネーズ!?それお前確実に売れ残りだろ!」
『違うよ!シーチキンマヨネーズぐらい作るだろ』
「うーん、まあ、作るって言われれば家庭次第だからなぁ」
『うちのシーマヨは凄かったんだぜ。ビニールにくるまれててさ。そのビニールがなんと一発でむけるように工夫されてる。手が汚れない。しかも同時に海苔も巻ける。売れば100円はするだろうね』
「………あっそう」
『雑誌とかもよく持ち帰ってきたなぁ』
「ああ、じゃあ少年誌とか読み放題なんだ。少し羨ましいな」
『少年誌っつってもメジャーなものは売れるからね』
「あっそうか」
『だからおれはにゃん2倶楽部とか読んでたな』
「エロ本じゃねえか!しかも素人投稿もの!なに読んでんだよお前!っていうかなに読ませてるんだよお前の親は!」
『まあ、そもそもおれがコンドーム売り切れた時の子供だったから』
「そうなの!?なんか悲しいねってそのカミングアウト今必要だったか!?」
『ほんとお客様は神様だよな』
「そうかもしれないね、としか言えないよ!」
『学校から帰ると家じゃなくてコンビニに帰るんだよね。今考えるとなんか一抹の淋しさを感じるね』
「えっ母親は?働いてたの?」
『母親ね…、まあ察してくれよ』
「え、あ、そうなの、ごめんごめん」
『そう……まあこの際だから言っちゃうけど母親はスワッピングパーティーで忙しかったからさ』
「おい!なんだそれ!察しきれるわけねえだろそんなこと!」
『いや察せるだろ』
「出来ねえよ!」
『さっき言っただろ?雑誌持ち帰ってくるって』
「にゃん2倶楽部!?お前の母親にゃん2倶楽部の常連だったの!?だから父親持ち帰ってきたの!?というか父親は参加してないのか!?」
『父親が参加ってお前、それじゃ変態夫婦じゃねえか。気持ち悪いこと言うなよ』
「母親だけでも十分変態だろうが!夫婦の行為を投稿する雑誌でもあるし!気持ち悪いの基準がわかんねえよ!」
『あまり会えない母親を誌面で見て淋しさを紛らわしてたんだな』
「どっちの話!?お前か父親かで大分話の意味が違うぞ」
『おんなじだろ。することは』
「うるせえよ!気持ち悪りぃし!」
『誌面で見る母親はいつもの姿と違って』
「そりゃそうだろうな!」
『やけにきれいだったことを覚えてる』
「なに言ってんだよ!忘れろ!」
『なんでもくわえてた』
「やめろ!聞きたくねえよ!」
『なんでも入れてたし』
「本当にやめろ!なに母親の恥部を公開してんだよ!今後お前の母親に会う機会があったら気まずいだろ!」
『え?会ったことないの?有名だよ?特集とか組まれたり』
「にゃん2倶楽部の中でだろ!ああ、あの人?ってならないよ!」
『どっちがもつか耐久レースとか』
「特集の話はいいんだよ!」
『連戦連敗』
「負けっぱなしかよ!」
『攻略法が確立されてたからな。でもそこがいいんだろ?』
「知らねえよ!知りたくねえし!もうそんな恥部を披露すんのはやめろよ」
『いや、言えって言われたから』
「今も投稿魂失ってないのかよ!どんだけ変態なんだよ!」
『おい!さっきから人の母親を変態変態ってお前』
「あ、わりぃな、つい」
『そんなこと言われたら母親濡れちゃうだろ!』
「もう気持ち悪いよ!」
『違うよ!お前の想像した濡れるじゃねえよ!』
「え?ああ、涙でってこと?紛らわしい言い方すんな!」
『違うよ!淫水でだよ!』
「想像通りじゃねえかよ!」
『なに想像してんだよ!』
「話の流れからいってそれ以外なにを想像出来たんだよ!」
『そんなもん想像されたらイっちゃうかも』
「うるせえ!やめろって!」
『ただでさえスーパーカミオカンデ並に敏感なのによ!』
「例えがでかすぎんだよ!」
『開発済みなんだよ!クリなんて凄い伸びるぜ!』
「もうなんなんだよ!つうか見たことあんのかよ!」
『風呂ぐらい入るだろ!(「」の下腹部を見て)父さん?ああ母さんか。みたいな』
「どんだけ伸びてんだよ!ある理由以外でそんなになるもんかよ!見間違えるって相当だぞ!」
『半陰陽じゃないよ。伸ばしたんだから』
「気ぃ使って言わなかったのにな!」
『母親はあまり家に居なくてさ』
「前述の理由で?盛り過ぎだろ」
『まあ依頼と遊びと半々』
「どうでもいいわ!やってることは変わらねえ!」
『たまに2、3ヶ月とか半年とか帰ってこなくなる時がある』
「もう悪い予感がバシバシするよ」
『この前理由聞いたんだよ。子供の頃は仕事だって聞かされてたけど、仕事するような人じゃないんだよな。子供心にそれ以上聞いちゃいけないんだなって思ってたんだ』
「ああもうわかっちゃったよ。仕事ねぇ、で?」
『痴女で捕まってたんだって』
「あーあ、やっぱりな!仕事というかお勤めご苦労様ってやつだろ!?もうその気配ビンビンだったよ!」
『さすがに嫌だよな。母親が痴女で捕まってたなんて』
「それも常習犯だろ?彼女が無断でAV出ることより嫌だよ!」
『無断じゃなかったらいいのかよ』
「そういうことじゃねえよ!」
『牢屋ん中でもアイドルだったらしい』
「なんでだよ?エロでだろ?」
『それ以外になにがあるってんだよ』
「お前が言ってくれて助かるよ。でも牢屋って男囚と女囚で分けられるわけだろ」
『なんでもありだったんだよ』
「納得するしかねえな!」
『こう、伸びたクリで、こう』
「やめろって!」
『出所が近付くと“次はいつ来るの?”なんて』
「大人気だな!慰問活動じゃねえんだから!」
『まあ肥後ずいきを待ちわびる大奥みたいな』
「自分の母親をディルドーに例えるな!」
『雪解けの季節に会いましょう、なんつってさ』
「なんで予告してんだよ!反省しろ反省!」
『やっぱり春は性欲の季節だから』
「年中発情してるじゃねえかよ!」
『花見でスワッピングすりゃ捕まるわな』
「とんでもねえよ!せっかくの花見が台無しだ!」
『まあ言うじゃない。花よりマ』
「言わせてたまるかよ!ふざけんな!」
『そんなこんなで父親はまともな職業につけなかったってわけ』
「離婚すればよかったのにな」
『人の家庭のことだと思って好き勝手言うなよ!』
「好き勝手言ってんのはどっちだ!」
『家庭仲は良好だったんだよ。いい家庭だった。心の底から愛し合ってたんだな。世間体を吹き飛ばすほどによ』
「人それぞれの愛の形があるからなとしか言えないよ!」
『あ、わりぃ、時間だ』
「はあ?なんの?」
『ああ、母親の保釈の』
「もういいよ」


終わり