「ちゃぶつく」なかれ | 彼の西山に登り

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公務員試験講師があれこれ綴るブログ。

警視庁Ⅰ類、国家総合職の試験まで40日を切り、

平成24年度の公務員試験も直前期に入って来ました。

この時期になると、5・6月の試験が第一志望の方の中には、

急に不安になって民間企業を受けたくなったり、

受験先を変更したくなったり、

そこまでドラスティックでなくても、勉強の仕方を変えてみたくなったり、

教材を変更してみたくなったり、

焦燥感に駆られてバタバタ動く方が少なからず現れます。

事情は人それぞれでしょうから、

場合によっては軌道修正した方がよい方もいるかもしれませんが、
この時期に動揺してもいい結果にならない方が圧倒的に多いと思います。

今まで積み上げてきた勉強をより精度高く、習熟度高くしていくことの方が、

合格に近づける場合が多いでしょう。



証券や先物取引の世界で、買った途端に相場が下がって損を出し、売った途端にまた上がって損が出る、といった具合に、取引するほどそれが裏目に出て損を重ねていくことを、「ちゃぶつく」というそうですが、短期間に目に見える小さな利鞘目当てに、無定見にちょこちょこ動き回ると、「ちゃぶつく」恐れが小さくありません。


先物などの場合は、相場に方向感がなく、不安定な動きになっているときに多く現れるのだそうですが、受験勉強の場合は、どっしり構えて冷静に方向性を見つめることなく、目先の小さな得をあちこちバタバタと拾い回るような場合に嵌まり易い状態といえましょう。大魚を逸する典型パターンです。

特に予備校に通っている方は、今まで指導を受けてきた方針がある訳ですから、ここまできたら基本その方針を通す方が、よい結果につながることが多いでしょう。どうしても疑問がある場合は相談すればよろしい。



ちなみに、私がこの「ちゃぶつく」という言葉を知ったのは、高校時代にある新興宗教の教祖の著書を立ち読みした時でした。記事タイトルはその時の項目名です。

しかし私はその警告を読み流し(べつにその宗教を信仰していた訳ではないので)、大学受験の直前まであれこれの参考書をつつき回りました。

結果は……少なくともその時の感覚としては、極めて不満足なものでした。



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3/23 14:00~15:00 「新2年生から始めて確実に公務員になる方法」

3/26 14:00~15:00 「新3年生のための公務員試験ガイダンス」


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3/22 14:00~15:00 「公務員試験戦略ガイダンス」

3/25 14:00~15:00 「公務員試験戦略ガイダンス」

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