彼の西山に登り

彼の西山に登り

公務員試験講師があれこれ綴るブログ。


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【本文】

 

半年ほども更新をご無沙汰してしまいました。

この間、個人的にバタバタしたこともあったのですが、ようやくおちつきましたので、2026年度からはできるだけ更新していきたいと思っています。

 

 

明日3/15(日)は、2026年度(令和8年度)国家総合職1次試験日です。

まだ2025年度のはず(笑)ですが、2026年度(令和8年度)の公務員試験が本格的にスタートすることになります(2027年度の国家総合職1次試験はさらに前倒して2/28だそうで、試験直前期と大学の後期試験日程との関係が気になりますが)。

例年と重複するところもありますが、明日受験する方のためにいくつか書いておくことにします。

 

3/9発表の人事院HPによると、2026年度国家総合職試験の申込者数については、

「院卒者試験及び大卒程度試験を合計した申込者数は12,486人で、昨年度〔12,028人〕と比べ3.8%の増加と、2022年度以来4年ぶりに前年度比で増加しました。」

とのことです。

ただ、法文系に限って言えば、院卒者試験の人間科学区分が若干増えたほかは、2025年度の申込者数に比べて減少しています(上記HP【資料1】参照)。

上記の増加は、今年度から春にも導入された教養区分の申込みによるものです(3132人)。

教養区分が春にも導入されたことにより、他区分の受験生の一部が教養区分に流れたと思われます(教養区分は大学1年生の3月から受験できますが、1・2年生の比率は高くはないでしょう)。

一方、採用予定数は、今の所、大卒程度試験の法文系では政治・国際・人文区分が昨年度より5名増加した以外は5~15名減少していますが、申込者の減少から考えて、昨年度に比べて極端に申込者数÷採用予定数の率が上がるわけではありません(むしろ法律区分は下がっています)。

ただ、この点は最終合格者数をどのくらい出すかに依存します。

なお、教養区分の採用予定数は春試験だけで50名、過年度も含めた全体では240名程度とされています。

今や、教養区分が国家総合職試験の軸になっていることは歴然としていますね。

 

 

国家総合職試験は、基本的には、採用予定者数から最終合格者数、最終合格者数から1次試験合格者数を算出していると推定されます。

法文系の区分では、1次試験合格者数を、最終合格者数の2倍台前後まで1次試験で絞り込むので、少なくともこれらの区分では、倍率的には1次試験が最大の関門になります。

また、リセット方式ではないので、1次試験の得点は、最終評価でも影響を持ちます。

 

したがって、1次試験の点数が高いに越したことはありませんから、今日は勉強はほどほどにして、明日の試験時間に気力・体力・集中力のピークがくるよう、ゆっくり休みましょう。

また、明日おちついて行動できるようにするためにも、試験場への持ち物は今日の内に確認しておきましょう。

特に試験会場が普段行ったことのない場所である場合は、現地までの交通経路・手段を確認しておいた上で、明日当日は少し早めに出かけましょう。

 

 

教養区分以外では、明日の基礎能力試験は、文章理解10問、数的処理14問、知識問題6問と、圧倒的に一般知能の比率が高く、解答順、時間配分、難問の見切り時等、試験現場での判断の巧拙が点数に響き、たとえ同じ実力であったとしても、大きな点差になります。

その意味でも、今日のコンディション調整は重要です。

知識問題は、時事の内容が不明でも、人文学・社会科学・自然科学の知識で選択肢を切ることができるでしょうから、できるだけ短時間で終わらせ、できるだけ知能問題に時間を割きましょう。

 

基礎能力試験の次の専門試験も、全選択肢でどこが違うかまで分からないと納得しないような、試験勉強中の過去問つぶしの習慣を発露してしまうと、時間不足になりかねません。

バカバカしいことのようですが、日常の試験勉強の習慣から無意識にやりがちな方は少なくありません。

当然ながら、試験本番では正答が分かれば誤肢の理由まで詰める必要はないので、先に進みましょう。

この点はもちろん、解答順や選択科目・問題の選択の巧拙を左右しますから、基礎能力試験と専門試験の間の休憩時間は基礎能力試験の感想戦は避け、コンディション回復と頭・気分の切替に重点を置きましょう。

 

教養区分の基礎能力試験では、問題数・試験時間的にも、配点比率的にも、Ⅰ部(知能分野)が重要です。

ただ、Ⅰ部の時事・Ⅱ部(20問)と、他の区分に比べ、知識分野の問題が非常に多くなりますので、各々の得意分野に照らして、時間やエネルギーの配分を考えましょう。

なお、試験時間、出題分野の配分等から考えて、Ⅰ部の問題は、他区分の基礎能力試験と共通問題の可能性もあります。

2次評価ですが配点比率の高い総合論文試験が、基礎能力試験の後に実施されます。

マークシートと記述式という形式の違いもありますから、休憩時間では基礎能力試験の感想戦は避け、コンディション回復と頭・気分の切替に重点を置きましょう。

 

 

明日受験する方の中には、国家総合職が第一志望の方もそうでない方もいるでしょうが、受験する以上、明日はできる限り、熱くなり過ぎない程度に全力で受験しましょう。
その方が後日併願する試験でも経験が生きると思います。

 

なお、法律区分を受験する方は、今後の他の試験で法律科目の出題分野の一部が被ることが少なくないので、難易度はともかく、この試験で弱い分野が判明した場合は、補強しておくと今後に生きるでしょう。

 

それでは、明日の健闘を期待します。頑張ってください。