昨日は知人の結婚祝賀パーティーがあったのですが、
新郎が外国人で、外国人の来客も少なくなかったためか、
余興で演じられた獅子舞に関心が集まっていました。
子供のころから触れていないと、
獅子舞の動きが何を表現しているか読みとるのは、
日本人でも難しくなっていますね。
「獅子が蛇を食べる場面」とか、前もって説明がなければ、まず解からなかったです。
さて、
「国際化」(この語義からして不分明なのは目をつぶろう)のためには、
子供時点でできるだけ早くから外国語に取り組む方がよい、とする説と、
まずは自国語をしっかり習得してからの方がよい、とする説があります。
「よい」とは何を指すのかはっきりしなければ評価はできませんが、
「外国語を習得する」という一点に絞れば、早い方がいいのでしょう。
ただ、その言葉を使って何を表現するのか、というところまで突っ込むと、
議論は途端に不透明になります。
例えば、日本文化を外国に発信するという場合に、
その手段としての外国語ができれば十分という訳にはいかないからです。
感性というのは大幅に言語に依存するもののようで、以前、知り合いと話していたときに、大人になってからでも、外国暮らしが長く外国語ばかりに触れていると、虫の音を雑音と感じるようになった、と嘆いていました。
ましてや、子供のころに仕込んだものの威力は絶大です。
昔の支那の科挙受験者は、子供の頃から四書・五経を暗記させられた訳ですが、子供時代は意味も解からず無闇に丸暗記するだけであっても、大人になって意味内容が理解できるようになると、まるで脳が縛られるように考え方がそれに拘束されるようになったそうです。
まあ、子供時分から外国語を早く覚えた方がいいか否かについて権威のあることを言える立場ではありませんが、少なくともはっきりしていると思われるのは、どちらを選ぶにせよ、当人の思考や感性がそれに縛られるということです。
つまり当人の思考・感性のかなりの部分がそれに決定されるということであって、時代の流行に合わせて軽やかに変化させるような小回りはきかないと思った方がいいでしょう。
そして、子供自身がそれを選択することはできないでしょうから、親とはいえ他人がそれを決することになります。必要に迫られて余儀なく、というならともかく、何の必然性もない状態なら、余程の信念がなければできることではないと思うのですが……
http://cs-seminar.com/recommend.html
〈ガイダンス日程〉
千葉大前校
3/8 11:00~12:00 「理系技術職公務員内定獲得法」
3/11 14:00~15:30 「入門講義 数的処理第2回」
3/12 18:00~19:00 「新3年生のための公務員試験ガイダンス」
3/14 18:00~19:00 「公務員試験戦略ガイダンス」
3/17 18:00~19:30 「入門講義 憲法」
3/22 18:00~19:30 「入門講義 民法」
3/23 14:00~15:00 「新2年生から始めて確実に公務員になる方法」
3/26 14:00~15:00 「新3年生のための公務員試験ガイダンス」
中央大前校
3/6 14:00~15:00 「公務員試験戦略ガイダンス」
3/7 14:00~15:30 「入門講義 民法」
3/11 14:00~15:00 「新3年生のための公務員試験ガイダンス」
3/13 18:00~19:00 「公務員試験戦略ガイダンス」
3/20 18:00~19:00 「法学部1・2年生限定 君たちに有利な公務員試験」
3/22 14:00~15:00 「公務員試験戦略ガイダンス」
3/25 14:00~15:00 「公務員試験戦略ガイダンス」
3/29 11:00~12:00 「公務員試験戦略ガイダンス」
申し込みは必要ありません。直接CSSへおいでください。
申し出ていただければ、個別に相談に乗ります。