軽井沢高原文庫 -37ページ目

大堀聰『続 心の糧(戦時下の軽井沢)』

 本日、川崎市在住の大堀聰さんから、新著『続 心の糧(戦時下の軽井沢)』(2022.1.25、銀河書籍)をご恵贈賜りました。A5版、196頁。掲載写真多数。定価本体1300円+税。

 前著『心の糧(戦時下の軽井沢)』同様、戦時下および終戦直後の軽井沢における外国人(ドイツ人、アメリカ人、イギリス人など)に関して、実によくお調べになられた労作です。人物名、居住先(別荘番号)、生活の様子を示すエピソード、建築写真および図面などを集めることで、立体的に捉えています。今回、建築写真が前著よりかなり多く掲載されているのも貴重です。

 以下、私の無知をさらけ出すことにもなりますが、一例を示します。当館に移築されている堀辰雄1412番山荘は、本書には、戦時中、ユダヤ系ドイツ人で無国籍姉妹、姉クララ・コーン(婦人帽子の職人。顧客には高松宮妃徳川喜久子がいた)と妹マーガレット(その助手)によって使われていたと書かれています。私はかつて、堀辰雄夫人多恵さんから、戦争中はこの別荘はあるドイツ人が使っていたとうかがっていましたが、大堀さんは人物名を明らかにされています。

 もうひとつ。堀辰雄のエッセイ「雉子日記」に出てくる「ハウス・ゾンネンシャイン」というドイツ人経営の実在したパンションの名は、愛読者ならばご存じでしょう。堀が文章を書いたのは昭和12年。堀が4年後(昭和16年)に購入することとなる1412番山荘は、細い道を隔てた隣り同士にありました。大堀さんは「ハウス・ゾンネンシャイン」について、「戦時下の軽井沢で最大の勢力だったドイツ人を象徴する建物であった」と指摘し、やや詳しい説明を施しています。その記述も、私の初めて知る内容でした。

 謎の多かったドイツ人画家、ウィリー・ザイラー(1566番)についても、本書から多くを教わりました。

 今後、第二次世界大戦下の激動の軽井沢の外国人の様子を明らかにした文献として、本書は多くの人に活用されるものと確信いたします。ご興味のある方は、どうぞご覧ください。 (大藤 記)

軽井沢の新型コロナ感染警戒レベルが5に引き上げられました。

 軽井沢は昨晩、約3センチの積雪がありました(写真)。けさ、館入口までの歩道の雪かきをしました。冬季休館中ですので、あまり頑張って行う必要はありません。

 きのうの軽井沢の気温は最低-11℃、最高-0.8℃。きょうの気温は最低-9.3℃、最高-3.0℃。太陽光線を浴びていると実際より暖かく感じられます。

 さて、また心配なニュースです。

 きのう、長野県は新型コロナウイルス感染者が過去最多を更新しました。220人の感染者。

 そして、県により、軽井沢町の新型コロナウイルス感染警戒レベルが5に引き上げられました。5は感染が顕著に拡大している状態です。

 そして県は県全域に、これも県独自の「医療警報」を発出しました。病床使用率も徐々に高まっています。

 今日午前、私は軽井沢町立図書館へ行ってきました。受付でまず図書館利用カードの提示を求められ、今日は1時間以内の滞在です、と告げられました。そして館内は座席に座れない感染防止措置がとられていました。

 新型コロナの感染者急増による様々な影響がひたひたと私たちの日常生活に及んできました。基本的な感染防止策のより一層の徹底を心がけたいと思います。 (大藤 記)

展示室ワックスがけをしました。

 1年のうち、冷気が極まって、最も寒さがつのる「大寒」(1/20)がまもなくやってきます。皆さまはいかがお過ごしですか?

 新型コロナの全国各地の第6波の感染者急増も非常に深刻になってきました。まずは基本的な感染対策を徹底することを心がけたいと思います。

 きょうの軽井沢の気温は最高1度、最低-10℃の予想。晴れのち曇り。

 さて、きのうは、軽井沢高原文庫の展示室と、2階へ上がってゆく階段部分のワックスがけを2人で行いました。毎年恒例の作業。床用樹脂ワックスを使います。

 館内の気温が低いため、朝からパワーのある強制通気形開放式石油ストーブで温めることから始めます。本当はもっと暖かい時期にやればよいのですが、他シーズンは館が展示替え期間以外は無休のため、この時期しかできないのです。

 ともかく、年1回、やっておくべき仕事を1つ、1日かかって無事に終えました。おかげで床面はきれいになりました。 (大藤 記)

本日、軽井沢タリアセンは令和3年度の営業を終了いたしました。

 本日、軽井沢タリアセンは令和3年度の営業を終了いたしました。写真はさきほど、午後4時半頃に撮影した塩沢湖の様子です。

 湖面には氷が張っています。中央やや右寄り奥に雪をかぶった浅間山が見えます。

 軽井沢高原文庫は昨年12月1日より冬季休館に入っておりますが、明日から2月末日まで、軽井沢タリアセンの全施設が休園・休館となります。ご了承ください。

 今日の軽井沢の気温は、最低-2℃、最高4℃でした。昨日、今日は比較的に暖かいです。

 ふたたび全国各地で新型コロナウイルス感染者が急増しています。皆さま、どうぞお身体に気をつけて冬をお過ごしください。 (大藤 記)

東山魁夷展に行ってきました。

 きのう、長野市にある長野県立美術館で開かれている「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」に行ってきました。同館は2021年4月にリニューアルオープンして、ガラス張りの新しい箱型の建築に生まれ変わっていました。

 余談ですが、この県立美術館の施工を担当した清水建設のスタッフチームが、竣工後、そっくりそのまま軽井沢に移って、今秋、軽井沢にオープンする藤田嗣治のコレクションを展示する軽井沢安東美術館の建設を担当されています。

 それはともかく、長野県立美術館の駐車場となっている城山公園周辺は降った雪が凍って、地面がツルツルになっていました。

 私は、同じテーマの展覧会を2年半ほど前、東京・六本木の国立新美術館で見ています。ただ、この長野展では、東京展で展示されていた東山魁夷さんの代表作「道」「残照」「花明り」絶作「夕星」などの代わりに、長野県立美術館東山魁夷館所蔵の唐招提寺御影堂障壁画制作のためのスケッチ、下図、割出図、試作などが多く展示され、また一味違う興味深い内容となっています。

 東山芸術の集大成ともいわれる《唐招提寺御影堂障壁画》全68面は、奈良の鑑真和上ゆかりの唐招提寺においては年に数日しか公開されないといいます。今回、私はまたしても、「涛声(とうせい)」「山雲(さんうん)」などの大きな障壁画(襖)を前にして、深い感動を覚えるとともに、何度も立ち去りがたい思いを味わいました。

 それから<白い馬の風景>というタイトルの下に、東山さんの名品「白馬の森」「緑響く」などが展示されたコーナーが特設されていて、そのコーナーも私の心に響きました。白い馬が湖畔に描かれた「緑響く」は、東山さんが好きなモーツァルトの、ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488第2楽章から触発されて誕生した作品です。

 なお、東山魁夷と川端康成という美術と文学の二巨匠の深い内的交流は、私にとり今も興味をそそるテーマです。

 いま、想い出しましたが、2007年夏、当館で井上靖展を開催した折、井上靖宛東山魁夷書簡を展示させていただきました。井上靖『風涛』を贈られたことに対する礼状で、東山さんらしい文面と筆跡に心が洗われる思いでした。(大藤 記)

新年おめでとうございます。

 新年おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 きょうの軽井沢の気温は最低-13.9℃、最高2.7℃。快晴。現在の積雪は約5センチ。

 きょう、私たちは仕事始めでした。私たちがした初仕事は雪かきでした。

 ここで、残念なお知らせがございます。きょう、佐久圏域の新型コロナウイルス感染警戒レベルが長野県により3に引き上げられ、「新型コロナウイルス警報」が発出されました(これは長野県独自のもので、6段階あり、6が緊急事態宣言相当です)。皆さま、お気をつけください。

 さて、新年ですので、何にしようかと迷ったのですが、やはり軽井沢を象徴する浅間山をここに掲げます。半月ほど前、この撮影地点を偶然に発見した瞬間、思わず嬉しさがこみあげてきました。2021年12月10日撮影。 (大藤 記)

今年1年間、誠にありがとうございました。 

  皆さま、今年1年間、大変お世話になり、誠にありがとうございました。

 軽井沢高原文庫はすでに12月1日から冬季休館に入っておりますが、軽井沢タリアセンの各施設は、きょうが仕事納めでした。

 私は今日は明治44年館(=深沢紅子野の花美術館)におりました。さきほど、閉館後、少し早いですが、玄関先にお正月飾りを飾りました(写真)。タリアセン各施設は新年1月2日から営業をスタートいたします。   

 皆さま、どうぞ新型コロナなどに十分にお気をつけになって、穏やかな年末年始をお過ごしください。

 来年が皆さまにとって素晴らしい一年になりますよう、心からお祈り申し上げます。  (大藤 記)

昨日の軽井沢の気温-11.3℃。

 昨日の軽井沢の最低気温は-11.3℃でした!最高1.5℃。今季初めて-10℃を下回りました。

 今日の気温は最低-5℃、最高5℃。快晴。

 今日は一日、私は明治44年館(=深沢紅子野の花美術館)にいました。

 今日は地元の八十二銀行の支店長さんが来館されました。先日、お送りした「高原文庫通信」第98号を一読されて、何か思うところがあったらしく、私に会いたいということで来館されたのでした。軽井沢のもつ文化的風土の魅力などについて、1時間ほど、お話させて頂きました。

 お客様では、横浜にあるドイツ企業に勤めているという身長186センチのドイツ人男性が奥様と東京・世田谷から来館されました。日本は住みやすいですか?日本の食文化はいかがですか?とその40代くらいの男性にまずぶつけてみると、お寿司もお好み焼きも餃子も好きですと、とても流暢な日本語が返ってきて、びっくり。マインツ出身で、5年間、日本におられ、母国語のほか、英語と日本語は自由自在に話せる様子でした。

 前にも似たことを記しましたが、こうした仕事をしていると、様々な方に出会うことができます。 (大藤 記) 

軽井沢は一面、銀世界。中学校の修学旅行先に長野県が4位に浮上。

 朝、起きると、軽井沢は一面、銀世界となっていました。積雪約3センチ。今年初めての本格的な雪です。写真は、午前9時すぎの軽井沢高原文庫の様子です。軽井沢の気温は最高-2.6℃、最低-9.0℃でした。

 きょう、私は一日、明治44年館(=深沢紅子野の花美術館)にいました。東京・品川から来られたという中年のご夫婦は、「軽井沢は思ったよりも、寒いですね」と笑っていました。

 ところで、地元のフリーペーパー「軽井沢新聞」12・1月合併号を見ていたら、軽井沢では今秋、例年よりも多くの修学旅行生の姿が見られた、との記事が目にとまりました。コロナ禍で行先や目的も変化しているようです。

 公益財団法人日本修学旅行協会の調査によれば、2020年に実施された全国の中学校での修学旅行の行先で、長野県が京都、奈良、山梨に次いで4位に浮上したとのことです(2019年は16位)。重点を置いた活動として、歴史に続き、自然・環境学習が2位となっていることも、その理由の一つと推測されるようです。

 JTBの学校教育機関向けの記事では2021年の修学旅行はマイクロツーリズムが顕著に表れているとし、行先を近場に変更している学校が多いことが窺えるとのこと。(以上、「軽井沢新聞」より)

 話題変わって、きのう17日、2023年に日本で開催予定の主要7か国首脳会議(G7サミット)の関係閣僚会合について、長野県の阿部守一知事と軽井沢町の藤巻進町長がそろって、軽井沢町への誘致を目指すとの記者会見を開いた、との記事を目にしました(朝日2021.12.18長野)。県は脱炭素社会の実現に力を入れており、環境分野を中心に誘致したいとのこと。ここでも「環境」の2文字がありました。(大藤 記) 

薪割り、スタッドレスタイヤ

 この時期になると、薪ストーブで使用する自宅用の薪をつくるため、毎朝、30分くらい、斧で薪割りをしてから、仕事場に出かけます。おかげで、家を出る時には、身体が芯から温まっています。

 念のために記しますが、薪割りをしたばかりの薪は水分を多量に含んでいるため、すぐには使用できません。それらは来年か、さ来年用の薪です。

 今日は、神奈川県から建築を学ぶ明治大学の学生25名様がペイネ美術館(=アントニン・レーモンド「夏の家」)に来館され、今日は休館日でしたが、特別に開けました。建築家の卵たちは、やはり建物のほうをじっくりご覧になっている様子でした。

 さて、明日は、長野県は北部は雪、中部の東端に位置する軽井沢は今の所、雨の予想です。しかし、気温がほんの僅かでも低くなれば、軽井沢の雨も雪に変わる可能性があります。

 私も数日前、降雪に備えて、ふだん自分の乗っている車をノーマルタイヤからスタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)に履き替えました。毎年のことですが、前輪と後輪の計4つのタイヤを自分で取り換え、馴染みのガソリンスタンドへ乗っていって、空気圧を調節してもらいました。 (大藤 記)