こんにちは。運営委員長のさとうさんです。
 
今日は、室蘭に子ども劇場が出来た経緯について
1983年に発行された、
10周年記念誌から紐解いてみます。
 

 

 
室蘭子ども劇場の歴史
 
1966
福岡市に母親たちの手によって「福岡子ども劇場」発足。全国に広まる。

 

1970

室蘭市に準備会発足(「ピーターとおおかみ」(人形劇団プーク))

 

1972

先生と母親たちと青年たちの手によって、「室蘭子ども劇場」発足。北海道で5番目。全国で41番目。

(1977年 伊達子ども劇場 独立、1990年 登別子ども劇場 独立)

 

以来、「子どもに夢を! たくましく豊かな想像力を!」を合言葉に

母親たちの手によって運営され、2022年には50周年を迎えます。

 
 
 
「どうして子ども劇場をつくったの?」
「誰が、どこで始めたの?」
 
10周年記念誌から元運営委員長の岸さんの言葉を引用させていただきます。
 
 文化不毛の地と言われた室蘭の地に、子ども劇場の種がまかれたのは、一九七一年、夏祭りたけなわの頃でした。教育大の伝統ある人形劇サークル「銀の船、銀の鈴」の学生さんが勉強のためにということで市内三ヶ所でみる会をもったのです。ある地区では夏祭りの宵宮の行事の中に加えたり、又ある地区では、今でいう地域例会の形をとって、学校の体育館の使用のこと、券づくり、券うりと全て母親の手でなされました。
 
 何も知らず何もない中で、子ども達の幸せを願う母親の思いが、理屈ぬきで、今行われている子ども劇場運動の一番大事なサークル活動をやっていたわけです。
 
(中略)
 
 帰りがけの子ども達のキラキラした目、又「今度も人形劇やってね」「おもしろかったねー」と口々にいうその言葉に、応えたいという単純でまじり気のない思いが、プークの人形劇「ピーターと狼」を観る会の活動につながったわけです。

 
この「ピーターと狼」を観る会が準備会となって
1972年7月のわらび座公演をもって
室蘭子ども劇場発足となりました。
(見てきたように書いていますが、私も生まれてません!)
 
その当時出会った先生や母親たちが
福岡で生まれた子ども劇場の事を知り、
又、北海道でも先んじていた釧路や旭川のことを
劇団の方々に知らされて、のことだそう。
当時の、天沢・高平・軽舞など小学校の先生も
発足に携わったそうです。
 
まさに、子育てまっさかりの母親達が必要に迫られて始めた会だったのです。五百数十名という小さなつどいでしたが、生の舞台から得た感動は、忘れることができません。
 
1983年。五百数十名が「小さなつどい」って形容されるくらいの時代……びっくり
2019年4月現在は会員数280名前後ですが、それでも室蘭でこれだけの規模を維持している会はそうないと思います。
 
 
 
次回は、国連『子どもの権利条約』と子ども劇場についてです!
 
 
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