こんにちは。

声と話し方で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。

 

声優を目指す学生たちを長年教えています。

昨日から後期の授業が始まりました。

今年は、後期だけ担当していますので、

学生たちと会ったのは昨日が初めてでした。

 

どんな学生たちがいるのかドキドキの瞬間です。

私のクラスは11名。

まずは自己紹介をしてもらいました。

 

う~ん、ちょっと残念💦

自己紹介は、4月から他の授業でも何度もしているはずですが、

今頃になっても、「何を話していいのかわからい」という学生がいます。

 

「好きな食べ物は~」と小学生のような自己紹介をする学生も複数。

「その情報いる??」と思わず突っ込みました爆  笑

 

このブログにも書いたことがありますが、

「スピーチは自己紹介に始まって、自己紹介に終わる」

「自己紹介は最も小さなプレゼン」

などとも言われ、自己紹介はその後の関係を決めるとても大切なものです。

 

ましてや、この学生たちはこれからたくさんのオーデイションを受け、

それに受からないと仕事にはならないのです。

それなのに、どんな自己紹介をしたらよいのかわからない!

なんだそれ!!

グダグダな自己紹介はやめてほしいです!

 

ちょっと厳しく言いました。

自己紹介を甘く見てはいけません!!

大勢の中からあなたを選んでもらうための自己紹介!

 

まずは、自分とはどんな人物か?

どんな特徴があるのか?

など自己分析から始めます。

そして選んでもらえる自己紹介を一緒に作っていかなければと、

私も決意をあらたにしました。

 

後半は、アクセントチェックと原稿読み。

関西出身の学生がほとんどですから、アクセントには苦労します。

無声化は、特に苦手な学生が多いです。

これも根気よく直していきたいと思います。

 

学生の気質は時代と共にどんどん変わっています。

私のクラスの学生たちは、みんな仲が良く、やさしいなぁと感じました。

とんがった学生がいないのは、ちょっと寂しい気もしますが。

 

好きなアニメや、ゲームの話には全くついていけませんア💦

「第五人格」「這いよれ!ニャル子さん」なにそれ???

でも、休み時間に丁寧に教えてくれました。←やさしい💛

 

ちょっとお疲れ気味の学生が多い気もしますが、

しっかり導いていかなければと思います。

そして学生たちからも、いっぱい刺激をもらいたいと思っています。

Z世代、がんばれ!!爆  笑

 

10月スタート講座、残席1名です!

面接・スピーチ・自己紹介・プレゼン 苦手克服!声と話し方実践講座

https://www.street-academy.com/myclass/142703?conversion_name=direct_message&tracking_code=d7764b7c64bc5117afce2f31c3d3e26d

 

 

そして、YouTube「大人の朗読」。河井酔茗「ゆずり葉」をアップしました!

 

こんにちは。

声と話し方で人生を変える7トレーナーむくもとゆうこです。

 

わたくし、この度、

「第14回ちりとてちん杯全国女性落語大会」において、

準グランプリ若狭おばま観光協会長賞を受賞いたしました爆  笑

 

こちらは、NHKのニュースです。残念ながら動画はもう見られませんけど💦

 

 

貫地谷しほりさんが主演したNHK朝ドラ「ちりとてちん」。

福井県小浜市出身の主人公が落語家を目指すお話です。

 

それを記念して始まった「ちりとてちん杯全国女性落語大会」

 

今まで優勝した人の中で、二人がプロの落語家になりました。

アマチュア女性落語家にとって、この大会はあこがれの的。

たくさんの出場者の中から、6名だけが決勝に進めます。

 

そしてあこがれの旭座で落語をすることができるのです。

 

私は、今回初めて自分で落語を作りました。

いわゆる創作落語です。

自分で作っていると、途中で面白いのかおもしろくないのかわからなくなってきます。

 

先月、コロナ以降久しぶりに訪れたデイサービスでこのネタを披露したら

全くの無反応で、ちょっとへこみました💦

 

でも、小浜の大会ででは、予選からいっぱい笑っていただきました。

決勝の時は、笑いの波がこちらに押し寄せてくるのを感じました。

 

自作の落語で、あんなにたくさん笑ってもらって、そしてそれを評価していただけて最高です!!

落語は話術の極みだと思いますので、そこを評価していただけたのが何よりうれしいです。

 

人生に勝ち負けはありませんが、たくさん楽しんで、たくさん笑ったものが勝ち。

たくさん笑わせたものはもっと勝ちだと思います爆  笑

 

これからも皆さんに笑ってもらえる落語を続けていきます!!

 

YouTube「大人の朗読」、八木重吉の詩10選をアップしています。

 

 

こんにちは。

声と話し方で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。

 

小学生の時、作文の書く時、

「起承転結で書きなさい」

と先生から言われた記憶はありませんか?

 

起承転結で作る文章を、四段構成法といいます。

(4つの段階でできているものが四段構成なので、

必ずしもイコールではないのですが)

 

作文、小論文、小説、ドラマ、落語もこの四段構成法、

起承転結でできていることが多いです。

 

元々、この起承転結は、中国の漢詩の形式から来ています。

4行でできている詩のことを「絶句」といいます。

 

杜甫の有名な詩に「絶句」というタイトルのついた詩がありますね。

その形式が日本に伝わっったことで、

私たちは学校で起承転結を学んだのです。

 

ヨーロッパなどは、三段構成法が主流です。

例えば、お芝居やバレエも3幕ものが多いですよね。

 

さて、この起承転結で作り上げる文章は、

ビジネスでも使えると思いますか?

 

「ビジネスは結論が先だから、起承転結は使わないでしょう。」

と考える方も多いかもしれませんね。

 

でも、ビジネスは常に結論が先、というわけではありません。

 

上司に商談の報告をするときに、

「今日は道が混んでいて、先方との約束の時間に遅れるのではないかと心配しましたが…」

などと、細かい事情から話をしたら、確実に

「結論から言え!」

と怒鳴られるかもしれません。

 

でも、じっくり時間をかけて関係を築きながら商談をしたり、

お客様にセールスをして商品を買ってもらいたい時に、

いきなり「買ってください」と結論から言うわけにはいきませんね。

 

起承転結で伝える四段構成法の話し方は、

結論に向かって積み上げていく話し方です。

聞いている人をワクワクさせることができれば、

「買ってください」という前に、

「その商品が欲しい」と言ってもらえるかもしれません。

 

起承転結で、工夫するポイントは、やはり「転」だと思います。

ここで、いかに話が飛ぶかが重要です。

ここは、聞いている人をハッとさせる、ワクワクさせる個所です。

 

そして締めくくりの「結」で、いかにすっきり着地するか。

落語でいえば、オチ(サゲ)の部分です。

「「転」の部分で横にそれたように感じたけど、なるほどそう収まったか」

と思わせればこっちのものです。

 

私たち日本人のDNA?にしみ込んでいる?起承転結を使った四段構成法は

小学生のものだけではありません。

上手に使えば、とても役に立ちますよ。

 

YouTube大人の朗読、芥川龍之介「ピアノ」をアップしました。