「あなたは」から「私は」に変えたら見えたもの | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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  「あなたは」から「私は」に
変えたら見えたもの

こんにちは。

子育てコーチング協会インストラクター

近藤きょうこです。
 

 


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  子育てがうまくいかない

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コーチングに出会う前、
 

「子育てがうまくいかない」と
 

感じている時期がありました。
 

この子が私を困らせる

この子がもっとちゃんとしてくれたら…。

・なぜいつも、この子は私を困らせるの?

この子が悪い
 

 

だから私が、もっとしっかりして、

「厳しく正して、何とかしなくては!」

と、強く思っていました。

 

この子が、

 将来、困らないように

 みじめな思いをしないように

 命をかけてでも、この子を守りたい!

 

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  いつもイライラ

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ある日のことです。

子どもから

「母さんは、全然話を聞いてない」

と言われ、強い怒りを覚えました。

 

 

 いつもあなたの話を
 きいているじゃない!

 

 

 だれのために、
 私が頑張っていると思っているの!
 あなたのためでしょ!

 

 こんなに頑張っているのに!
 あなたは、わからないの!?

 



いつもイライラしていました。

 

振り返ると、子育てに 一生懸命だった頃の私は、

「あなたが〜」

「あなたの○○が〜」

「あなたは〜」

…と、子どもを主語にして考えてばかりだったんですね。

 

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 Iメッセージを実践してみる

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その頃、

 

子どものこころのコーチング講座に出会い、

「Iメッセージで伝える」ということを

 

習いました。



「(あなたは)なんで〇〇なの?」

ではなく、

「私は〇〇だと思う」





「(あなたは)〇〇しなさい」

ではなく、

「私は〇〇して欲しい」と、


あなた(YOU)を主語にせず、

わたし(I)を主語にして、

 

相手に伝えるという方法です。
 

 

 

子どもに対して「私」を主語に話すのは、

最初は少し違和感を感じたものの、実践するうちに


「普段、「私は」と話してないんだなぁ」

ということに気づきました。



私が子どもに何か伝えるとき、

「あなた」「この子」と、

矢印がいつも子どもに向かっていました。

 

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 「私は〜」で変わったもの

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「Iメッセージ」を継続した後、

 

こんな変化がありました。

 

 

    
・(私は)悲しかった、残念だった、
困っている、と言えるようになった
 

・(私は)助かったよ、嬉しかったよと、
子どもに伝えることが増えた

 

・子どもも「自分」を
主語に話すようになった

 

・「私」のきもちと、「子どもの」きもちを分けて捉えられるようになった
 

・子どもも「自分自身」のきもちを
話す機会が増えた


「あなたのために」

という、上から 子どもを追い詰めるような会話から、

「私は〜と思ったよ。」

「(私は)〇〇して欲しいと思っているんだけど、どうかな?」

と 伝える会話に変わりました。


もちろん、Iメッセージを使ったからといって、

子どもが思い通りに動くわけではありません。



「いやだ」「やりたくない」

と言うこともあります。


でも、子どもが ただNOを言うだけでなく、

「〇〇と思ったから、〜したいんだねよ」

と 自分の思いを

率直に伝えてくれるようになったことで、

不思議と怒りがわくことが減りました。


「あなたはそう思ったんだね。

 じゃあ、私はこう思うんだけど、どう?」

と自然に返すことができ、

 

対話ができるようになったからです。


一方通行に、

言うことを聞かせようとしていた時とは、

まったくちがう会話になりました。



主語を意識することで、

少しずつ親子の関係が変わり始めたのでした。
 



最後までお読みくださりありがとうございました。

子育てコーチング協会インストラクター 近藤きょうこ