「あなたは」から「私は」に
変えたら見えたもの
こんにちは。
子育てコーチング協会インストラクター
近藤きょうこです。
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
子育てがうまくいかない
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
コーチングに出会う前、
「子育てがうまくいかない」と
感じている時期がありました。
・この子が私を困らせる
・この子がもっとちゃんとしてくれたら…。
・なぜいつも、この子は私を困らせるの?
・この子が悪い
だから私が、もっとしっかりして、
「厳しく正して、何とかしなくては!」
と、強く思っていました。
この子が、
将来、困らないように
みじめな思いをしないように
命をかけてでも、この子を守りたい!
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
いつもイライラ
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
ある日のことです。
子どもから
「母さんは、全然話を聞いてない」
と言われ、強い怒りを覚えました。
きいているじゃない!
だれのために、
私が頑張っていると思っているの!
あなたのためでしょ!
あなたは、わからないの!?
いつもイライラしていました。
振り返ると、子育てに 一生懸命だった頃の私は、
「あなたが〜」
「あなたの○○が〜」
「あなたは〜」
…と、子どもを主語にして考えてばかりだったんですね。
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
Iメッセージを実践してみる
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
その頃、
子どものこころのコーチング講座に出会い、
「Iメッセージで伝える」ということを
習いました。
「(あなたは)なんで〇〇なの?」
ではなく、
「私は〇〇だと思う」
「(あなたは)〇〇しなさい」
ではなく、
「私は〇〇して欲しい」と、
あなた(YOU)を主語にせず、
わたし(I)を主語にして、
相手に伝えるという方法です。
子どもに対して「私」を主語に話すのは、
最初は少し違和感を感じたものの、実践するうちに
「普段、「私は」と話してないんだなぁ」
ということに気づきました。
私が子どもに何か伝えるとき、
「あなた」「この子」と、
矢印がいつも子どもに向かっていました。
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
「私は〜」で変わったもの
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
「Iメッセージ」を継続した後、
こんな変化がありました。
困っている、と言えるようになった
・(私は)助かったよ、嬉しかったよと、
子どもに伝えることが増えた
・子どもも「自分」を
主語に話すようになった
・「私」のきもちと、「子どもの」きもちを分けて捉えられるようになった
・子どもも「自分自身」のきもちを
話す機会が増えた
「あなたのために」
という、上から 子どもを追い詰めるような会話から、
「私は〜と思ったよ。」
「(私は)〇〇して欲しいと思っているんだけど、どうかな?」
と 伝える会話に変わりました。
もちろん、Iメッセージを使ったからといって、
子どもが思い通りに動くわけではありません。
「いやだ」「やりたくない」
と言うこともあります。
でも、子どもが ただNOを言うだけでなく、
「〇〇と思ったから、〜したいんだねよ」
と 自分の思いを
率直に伝えてくれるようになったことで、
不思議と怒りがわくことが減りました。
「あなたはそう思ったんだね。
じゃあ、私はこう思うんだけど、どう?」
と自然に返すことができ、
対話ができるようになったからです。
一方通行に、
言うことを聞かせようとしていた時とは、
まったくちがう会話になりました。
主語を意識することで、
少しずつ親子の関係が変わり始めたのでした。
最後までお読みくださりありがとうございました。
子育てコーチング協会インストラクター 近藤きょうこ