愚痴の先には「名言」がある | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは。
インストラクターの武田千晴です。
 
子どもたちの夏休みも終わり、新学期が始まりました。


高校生の娘は、


「学校、マジ嫌。行きたくない。」


と言いながらも、登校していきました。


息子も緊張した面持ちで、早めに登校する、という作戦を練っていました。

 

  愚痴の先には「名言」がある!?


二人とも、学校で何か問題を抱えているわけでもなく、楽しんでいる様子でしたのに、やはり、

夏休みの後の登校というのは、緊張するのだな、

改めて感じました。

 


 
子どもたちは、緊張や何とも言えない不安を、


「嫌だ」


「行きたくない」


と言葉にして、そして、自分の中で気持ちに折り合いをつけて、登校していくようです。

 


 
娘は、前髪をセットして、まつ毛をあげて、


「まつ毛の上がり具合と、モチベーションは比例する!」


と気合をいれて、行きました。(名言!?笑)

 

 

  聞く技術=子どもたちの言葉に耳を傾ける


 
私にもし「聞く技術」がなければ、不安や愚痴を言う子供たちの言葉に耳を傾けることができずに、


「何がそんなに不安なのか」

と問いただしていたと思います。


 
私は学校が好きなタイプの子どもでしたし、

「嫌だ」

と言ってはいけないと思っていました。

 


ですから、子どもから初めて


「学校嫌だ。行きたくない。」


と言われた時には、とっても動揺しました。
 


でも、その時には「聞く」ことを知っていたので、


「そうなんだねぇ。」


と、やっとの思いで受け止めたことを覚えています。

 


 
今では、子どもたちの愚痴に付き合うのも 楽にできるようになりました。

子どもたちが 気持ちに折り合いをつけた後の、


「名言」や「作戦」

が飛び出すのを楽しみにしています。

 

 

  子どもの言ったこと(事実)と私が感じたこと(感情)を分ける


「聞く」ことは、


子どもが言ったこと(事実)と、私が感じたこと(感情)を分ける

ということを初級講座でもお伝えしています。
 


私たちが 子どもたちの言葉や感情をそのまま受け止められること。

それは、子どもたち自身が 自分の言葉や感情をそのまま受け止めることにつながります。



当会ではそれを「自己受容」と呼んでいます。

よく「自己肯定感」が話題に挙がりますが、「自己受容」はどの土台となるもの。

また、子どもたちは、受容されることで 次の行動に進む力がわいてきます。

 


散々愚痴ってガス抜きをし、最終的に自分で決めていく姿に、エールを送る気持ちでいっぱいです。


子どもたち、みんな頑張っていますね。
 


 

子育てコーチング協会

インストラクター武田千晴