失敗した経験を通して、子は成長していく | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは。

マスターインストラクターの森山ふみ香です。

 

  聞く耳を持たない我が子


次男が高校生になって、もうすぐ半年になります。

電車通学なので、徒歩で行ける中学校の時より、家を出るのが30分早くなりました。


中3の担任の先生からは、

「毎朝、1人で滑り込みレースをしているかのように、教室に駆け込んできます。」

と言われるぐらい、ギリギリに起きて、ギリギリに出て、ギリギリ間に合って、時々遅刻する日々。


土日の部活でも、早めに出発していたのは、1年生の最初の頃だけ。

だんだんと出発が遅くなり、3年生の頃は、明らかに 間に合わない時間に家を出ていました。


親が

「遅刻しないように行ってね。」

「下級生に示しがつかないよ。」

と言っても、聞く耳を持たない様子。


「社会に出たらどうなるんだろう…。やっていけるのかしら?」

「遅刻ばかりで、会社をクビになるのではなかろうか。」

考えれば考えるほど、心配は尽きません。

 

  失敗から学ぶことがある



ところがです。

高校生になって半年、遅刻ゼロ!

部活は、集合時間の30分前には着くように 出発するようになりました。


というのも、次男が通っている高校は、生活指導がかなり厳しい。

よく私立高は厳しいと言われますが、その中でも より厳しい部類に入る感じがします。

そして、部活はもっと厳しかったのです。


入部して1か月も経たない頃。

ギリギリに家を出たら、電車の遅延で 部活に遅刻したことがありました。

その日の練習はさせてもらえず、球拾いなど メンバーのサポートをすることになったそうです。

他にも、

「これもダメなの!?」

と思う規則があり、失敗したことが何度かありました。

結果、親が何も言わなくても、自分で考えて行動するようになっていったのです。
 

 

  答えは自分の中にある



コーチングには【答えは自分の中にある】という考え方があります。

基本的には教えたり、アドバイスはしません。

質問などを通して、自らの答えを見つけ行動していきます。

なぜなら、自分で見つけた答えの方が行動に移しやすいからです。


今回のケースで言うと、

・親が遅刻はしないようにと【教えて】も、行動は変わらなかった。

・失敗した経験を通して自ら【考えた】ことで、行動が変わった。

ということです。



失敗することで得られることの方が、子どもの成長につながるんですね。

親としては失敗して欲しくないし、心配でいろいろ言いたくなる。

でも、子どもを信じて見守っていきたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

子育てコーチング協会
マスターインストラクター森山ふみ香