反抗期・聞くに堪えない暴言が止まったワケ | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは、

子育てコーチング協会 マスターインストラクターの 伊藤ともみです。

 

 

  反抗期の罵詈雑言が止まったワケ

 


私の息子は小学6年生。


ただいま絶賛 反抗期です!

聞くに堪えないような荒れた言葉をぶつけてくるわ、

奇声を発するわ、聞いている方の私も心穏やかではいられません。

私も更年期でイライラしているので つい反応してしまい、

 

反抗期 VS 更年期

 

の戦いが勃発します。


ある日、息子が小学校から帰るなり私に言いがかりとも思えるような文句を投げつけました。


ランドセルから宿題のプリントを出しながら


「ママなんか俺のことなんにも分かってない!」

「バカヤロー、クソッ!」

「あー!ムカつく!」


とひどい言いようです。

あのう…私、何にもしてないんだけど。
当に反抗期って理不尽ですよね。

 

 

  聞くに堪えないなら、聞かないことを選んでもいい


最初は黙って聞いていましたが、

”これ以上 聞き続けたら私も怒って間違いなくケンカになる!”

 

と思い、その場から離れることにしました。


子どものこころのコーチング講座でも伝えていますが、子育てには色んな選択肢があっていい。


子どもの話を聞くことはもちろん大事だけど、常に聞かなきゃいけない!と自分に強制しなくていいんです。


絶対に聞かなきゃ!と思うと苦しくなるし、聞けなかった時に自分を責めてしまいますからね。

<聞く><怒る><なだめる>などなど 子育てには沢山の選択肢があります。


その中から、<今は聞かない>という選択肢を私は選びました。


ただ、突然その場から立ち去ると息子は「ママに拒絶された」と感じてしまいます。
 

怒らずフラットに、こう伝えました。



「ママはあなたの怒る声や叫び声を聞いていると、責められているみたいに感じて辛くなってしまうの。

 

だから、少し離れて台所でお皿を洗っているね。

 

あなたの気持ちが落ち着いたらまた戻るから教えてね。」

 

台所に立っていると、息子の暴言はまだ続いています。

「いつまで文句を言いつづけるの?!」
「そんな言葉を使っちゃダメでしょ!」


とさえぎって怒りたくなります。

怒りが湧くたびに、その気持ちを川に流すようなイメージで そっと脇に置きます。

そして

 

”このまま反抗がひどくなったら どうなるんだろうと不安になるよね”

 

私自身と対話をして不安を軽くしました。


 

 

  息子の怒りが収まった



そうやって自分の心の声を聴いて過ごしていると、いつのまにか息子の怒る声が小さくなりました。

「6年生になったら、宿題が増えて大変なんだ。」
 

「授業の時間も増えて、疲れちゃうんだ。」


その後にぽつぽつ続く話を聞いてみると、最高学年になって環境や勉強の内容が変わったことが負担だったようです。


先生から 下の学年の子のお手本になってね、と言われたこともプレッシャーになっていたみたい。


息子の打ち明け話を聞いていたら、子どもなりに頑張っている様子に胸がいっぱいになりました。

    あなたは昔から真面目で責任感があるもんね。
  

    いっぱい頑張っているね。

思ったままを そう伝えると、照れくさそうな顔をしながらも頷いていました。



反抗期の子どもの罵詈雑言は聞く側の親も辛くなります。

でも、必ずしも一生懸命、一字一句を聞かなくてもいい。


聞かないことを選んでもいい。
 

「今は聞けないけれど、聞きたい気持ちはあるんだよ」

と伝えるだけでも

 

「あなたのことを気にかけているよ」

と愛情を見せることができる。
 

 

子どもは自分で 思春期の怒りやモヤモヤを収める力がある。

息子の反抗にはイラっとしましたが、おかげで大切なことを たくさん体験できました。

これからも反抗期 VS 更年期のバトルはあるだろうけど、なんとなく大丈夫なんじゃないかな~、と明るい気持ちになっています。


最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

マスターインストラクター 伊藤ともみ