こんにちは。
インストラクターの近藤 きょうこです。
【子どもを信じられないときの不安の向き合い方】
小学高学年の娘。
恥ずかしがり屋で、学校で発表が大の苦手。
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今までの学習発表会
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娘の通う学校の学習発表会は、
クラスで決めたテーマについて ひとりひとりが発表をしていきます。
娘は、ずっとクラスメイトと一緒に発表をしていました。
他の子はひとりずつなのに、我が子だけ2人組。
その友達は、別のタイミングで一人でも発表をしている。
発表をするのは娘にとっても、
見ている私にとっても、毎回、毎年…つらい時間でした。
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そして今回の学習発表会
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今回は高学年。
娘の発表は、先生からの提案でギリギリまで自分で発表するという案を優先しました。
どうしても本番で発表できない時には、事前にタブレットに録音した音声を流すということに。
娘は、しぶしぶ家で録音。
聞いているだけの私も覚えてしまうほど、家で練習をしていました。
そして当日。
発表できるか、とても気にして不安そうな様子でした。
とても もどかしかったですが、娘の
やりたい!
という気持ちを考えると、今回は私からのアドバイスは不要だと思いました。
頭ではそう思っていても
「思い切って、大きな声出したら、きっとできるよ!」
「あなたもう高学年なんだから、今年はやらなくっちゃ!」
そんな言葉が出てくるので何度も飲み込みました。
励ましたいのは、「私が」不安だから。
つい、言葉にしそうになる時は、自分に言い聞かせました。
「この子がやると決めた時が、きっとbest」
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押し寄せる不安には、自分の心の声を聴く
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・また どうせ、できないんじゃないの?
・(周りの子に)笑われちゃうんじゃないか。
・(他の親御さんから)「あの子言えないの?早くしてよ!」と言われるんじゃないか。
いろんな不安や恐れが出てきます。
自分の心の声にがっかりしながらも、言葉にして再確認するだけでも
「そう思っているんだな、私は。」
と冷静になれます。
何度経験しても、不思議なものです。
不出来な自分も一旦、仕方ないなぁとそのままにしました。
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今は完全に出来てなくてもいい。
だって今は途中経過。私も娘も。
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娘自身は毎日練習し、発表をしようとしている。
成長の途中経過。
やれることはやって、少しずつでも進んでいる。
そう捉えようと思いました。
私自身もそう。
つい自分の不安を口に出してしまう失敗をしながらも、何度かに一回は出来ている。
少しずつ前に進んでいる。
そうして少し落ち着いてから
「この子のやりたい気持ちを、どうやったらサポートできる?」
と考え始めました。
どうしたら良いかアイディアが浮かばなかったので、娘にも聞いてみました。
「私はあなたを応援したいと思っているのだけど、どんな形だと良いかな?」
ずいぶんと悩み、小さく…
「教室のとびらの外から見ていて欲しい」
とだけ言いました。
もう少し聞くと
【見ているよというアピールなく、ひっそりと見て欲しい】
ということでした。
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いよいよ。娘の発表の時間
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暗幕の閉まる暗い教室の一番後ろで、机に隠れるように身を低くして見ていました。
(傍から見たら、怪しいですね(;^_^A)
話し出すまでは、とても長い時間がかかりました。
教室の一番後ろにいた私にも、かすかですが娘の声が しっかりと聞こえてきました。
最初こそ たどたどしかったのですが、
途中から何かを吹っ切ったように、リズムをつかんで流れるように発表をしていました。
娘自身の
やろう!やってみよう!やりたいんだ!
という心の声が聞こえてくる長い時間でした。
娘が家に帰ってきて、とても満足そうに、
「今日、出来たよね!」
と言った顔が少し大人になったなぁと感じ、やっと私自身の緊張もホッと緩みました。
何年も待つのは悶絶ものですが、娘自身が
やってみよう!
と思い、行動するタイミングは、やはりベストなんだなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*3年前の発表についての話は協会のブログにも書いてあります。
成長のあとを感じました。