【子どもの迷いに気付いた時の対処法】
こんにちは。
子どものこころのコーチング協会インストラクターの広瀬ふみです。
私の息子は高校生です。
夏休み前に期末テストがありました。
テストが終わり、答案が返却され始めていたときの話です。
「母さん相談があるんだけど。」
息子が帰宅するなり話始めました。
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息子の相談
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息子の相談は、塾に行きたい というものでした。
テストの結果が予想以上に悪かったようです。
自分から塾に行きたいと言い出したことに少し驚きましたが、特に反対する理由は見つかりません。
私は いつから行くのか、どこの塾に行くのか、などを質問し始めました。
すると息子が
「先輩に聞いたんだけど、塾って参考書を買って、ただ、それを個人で進めるだけみたいなんだよね。」
と話し始めたのです。
その話に違和感を感じながら
「へぇ~そうなんだ。」
と返しました。
とりあえず、最後まで聞いてみようと思ったからです。
次に息子は
「学校のテストってさ。
どの教科も暗記することがメインで、暗記がしっかりできれば問題ないんだよね。」
なんだか、とても歯切れの悪い話し方です。
そんな息子の話を聞きながら、だんだんイライラしていく自分に気が付きました。
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だから、なにがいいたいの?
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”だから、なにが言いたいの?結論から言って!!”
”もっと簡潔に話してよ!”
”私の質問の答えはどうなったの?”
そんなこころの声がイライラと一緒に聴こえてきました。
私は要点のわからない話がとても苦手。
どうしても結論を急がせてしまいます。
そして、私の質問に答えない息子に怒りがわいていました。
いつもは、イライラしたと同時に
「だから、なにが言いたいの?結論から言って!!」
と、怒りをぶつけるように言っていたのです。
すると息子は
「もういいよ!」
と怒ってその場を去ってしまうことが繰り返されていました。
そうなると、話し合いにはなりません。
息子のその態度にイライラも倍増です。
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いつもと違う方法を
選択してみる
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今回は、違う方法を選択しようと決めました。
結論をせかさず、冷静に話し合う方法です。
聴こえてきた自分のこころの声を、いったん脇におきました。
口から出そうになった言葉をのみ込みます。
そして、小さく息を吐き自分を落ち着かせます。
落ち着いたところで
「母さんには、塾に行きたくないと言ってるように聞こえるけど…どう?」
と先ほど感じた違和感を伝えました。
塾に行きたいと言っていたにもかかわらず、
”塾に行きたくない”
と言っているように私には聞こえてたのです。
息子はハッとした顔をした後
「いや、暗記だから塾に行かなくてもいいかなって思ってさ。
でもさ…次のテストも出来なかったらさ…
そう思うと不安でさ…」
と、恥かしそうに話してくれました。
自分の気持ちに気づいたようです。
「そっか、次のテストも出来なかったらと思うと不安なんだね。
だから、今から塾に行こうと思ったんだね。」
と伝えると息子が大きくうなずきました。
そして、しばらく考え込んだ後
「とりあえず、次回のテストは自分でやってみるよ。
またダメだったら、そのとき塾に行くかどうか考える。」
と話してくれました。
その話に私もうなずきました。
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自分の気持ちに気づき
未来に目を向ける力
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今回の話し合いは、いつもと違う方法を選択をしました。
・子どもを責める こころの声はいったん横に落くこと
・落ち着いた状態で、率直に感じたことを伝えてみること
そこで気づきました。
子どもは、自分で自分の気持ちに気づき 未来に目を向ける力があるということを。
今までと同じ方法を選択していたら、気づくことはなかったでしょう。
色々な接し方を試して、選択肢を増やしながら 子どもの持っている力に気づいていきたいと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会
インストラクター広瀬 ふみ