【励ますつもりがダメ出しになっていました】
こんにちは。
インストラクターのきしさちこです。
中学生の息子が小学3年生のときのお話です。
息子は小学校2年生の3学期に、突然学校へ行けなくなりました。
ですが、3年生に上がるタイミングで登校を再開しました。
とはいえ、朝からずっと学校には居られなくて、息子が行きたい時間だけ授業に出ていました。
遅刻で早退となるので、息子の登下校を付き添っていました。
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素直にほめてあげられない
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ある週末、息子が、
「今週は毎日学校にいけたよ!」
と私に言ってきたのです。
確かにこの一週間は毎日登校しました。
しかし、遅刻で早退です。
私は、素直に息子の事をほめてあげられませんでした。
「毎日学校に行っているけど、遅刻して早退じゃダメよ。
朝から最後まで毎日行けるように頑張ろうね。」
こう言った後の息子の顔が何ともさみしそうで、あわてて
「うん。毎日、学校には行けたよね!」
と付け加えたのです。
そのあと、息子からその日の学校での話は出てきませんでした。
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我慢している私がいました
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子どもの話をそのまま受け止められない時は、 自分のこころの声を聴いてみる時です。
息子は、一週間毎日学校へ行ったけれども、息子の言葉に
「そうだね。」
と言えなかった私のこころの声は、何があるのだろう?
すると、たくさんの思いが出てきました。
学校は、毎日行くのが当たり前。
遅刻や早退は、よほどでない限りするものではない。
行きたい授業だけ受けるなんて、ワガママだ。
送り迎えを、いつまでしないと いけないのだろう?
子どもに時間を奪われているようで、嫌だ。
とっても我慢している自分がいました。
まずは、我慢している自分の事を分かってあげる事にしました。
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自分を受け止める事が先
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私だって頑張ってる。
私も誰かにほめてもらいたい。
早く付き添いから解放されたい。
そんな自分の気持ちに寄り添いました。
気持ちにゆとりができてからあらためて息子との会話を思いだしてみました。
そうすると、息子が今できていることと、
私が期待していることに差があることにも気が付きました。
息子の事を見ているようで、私の期待通りかどうかを厳しい目で見ていた。
だから素直に
「学校に毎日いけたね。」
と言えなかったんだ。
こんな自分のこころの声に 一瞬ダメ出しをしそうになりましたが、
私は こんな風に思っていたのね
と受け止めて、次からは、息子のことをそのまま受け止めてみようと思いました。
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受けとめてもらえると安心する
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息子と一緒に登下校するときの会話は、なるべく受け止めるように心がけました。
すると、どんどん息子から話をしてくれました。
あるときは彼の本音がポロリと出る日もありました。
学校に行きたくないホントの理由はね、、、、とか、
得意な事や苦手な事の話などなど。
いつになったらこの付き添いが終わるんだ???なんて思っていましたが、
息子と会話をする大事な時間となっていました。
息子はもう中学生になりました。
反抗期真っただ中にいますが、親子の会話は今までと変わらず続いています。
少し遠い学校に通っているので、荷物が重い日は、
「送って!」
と頼まれます。
そんな時、道中どんな話をしようかしら?と楽しみにしている私もいます。
日常の会話で親子の関係は作られるのだなぁと思うのでした。
最後までお読みくださりありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会 インストラクター
きし さちこ