子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます -13ページ目

子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます

学校の成績が良いだけでは、この混迷した社会を生き抜けません。

一流大学を卒業するだけではダメです。

今後の世の中、勝ち組と負け組みに二極化されていきます。

企業の採用担当が語る成功のノウハウ。

中学生、高校生のお子さんの親御さん向けに解説します。

突然ですが、電信柱って、日本に何本あると思いますか?


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


先日の学生との面談。


その内容の半分くらい、いや、もっとでしょうか。


半分以上を占めるのが、面接対策です。


冒頭の、「電信柱は日本に何本ある?」みたいな質問。


最近はこの手の突拍子もない質問がよく投げかけられます。


こんな質問をされて、「いや、それは調べてみないとわかりません。」


という回答は誰も期待していません。


質問をするからには、ちゃんと目的があるわけであって、「調べてみないとわかりません。」という回答は期待されていないのです。


電信柱の数。


そのある程度正確な本数を記憶しているを求められているのでしょうか。


知識または、記憶力を試す質問なのでしょうか。


いや、これも違います。


この電信柱の本数に関する質問、何も知識、データのないところから、自分の頭で考えることができるかどうか。その部分が測られる質問なのです。


街中では電信柱は100mに1本くらいの割合で立っているとします。


郊外、田舎へ行くと500mに1本くらいの割合でしょうか。


日本における、市街地と田舎の面積比は、そうですね~、市街地が1としたら、田舎が4くらいでしょうか。


そうすると日本の面積は37万平方kmのうち、市街地の面積は7万平方kmくらいでしょうか。


といった具合に、何もないところから、自分で条件を仮定し、論理の積み上げで答えに近づいていけばよいのです。


ここで仮定する条件は、必ずしも正確である必要はなく、大胆な仮定のもとに、どんどん、思考を進めていけばよいのです。


学校の勉強や受験勉強をやっているだけでは、思考を前に進めることができないんですね。


思考が止まってしまうと、「そんなの調べてみないとわかりません。」という答えになってしまうんですね。


「誰も答えがわからない答え」を自力で探していく力を持っているか。


こういった力が、今、社会から一番求められている力のうちの1つであることは間違いありません。


この話、しばらく続けます。



今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
大学での学生さんとの面談。今朝のつづきです。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


事前のメールのやり取りの段階で、すでに会うのが楽しみが学生さん。


なぜ会うのが楽しみだったか。


こちらからは、「今度、大学を訪問しますので、よろしければ面談の時間を取りますよ。」というメールを出していました。


まずは、このメールに対する返信が早かったこと。


何につけても、行動が早い人って、「できる人」が多いのは事実です。


加えて、メールの文章も、読みやすく、しっかりかけていました。


また、面談の日時についても、まずは学生さん自身の都合も返信メールに記載されており、わりと手間がかかるスケジュール調整も、とても楽に設定することができました。


こういった気配り、段取りができる学生は、相当「できる人」にちがいない。


そう考えると、会うのが楽しみになりました。


実際にこの学生さんに会ってみると、ものの数分で、優秀な人であることがよくわかりました。


顔を合わせたとき、我々に対して、笑顔で挨拶、時間を取ってもらったことに対する御礼から始まりました。


面談中は、こちらの話の重要なところはしっかりとメモを取り、話を聞いているときは、しっかりこちらの目を見る姿勢。


自分のやりたいこと、仕事のイメージについてもちゃんと説明ができること。


質問もわかりやすく、的確でした。


こういう学生さんには、就職活動の考え方や進め方、われわれの会社の採用面接ではどのような点を評価するのかなど、惜しみなくアドバイスしたくなるのですね。


この学生さんについて、私が感心したことって、当たり前といえば当たり前のことなんですね。


しかし、当たり前のことをしっかりやれる人って、決して多くありません。


ですので、当たり前のことをしっかりやれれば、就活も有利に進めることができるでしょう。


現在、学生さんは二極化が進んでいます。


優秀な学生さんは、一人でいくつもの内定をもらうことができます。


しかし、このような優秀な学生さんの数は少なくなってきている傾向にあります。


今回、この学生さんと話をした限りでは、彼の持っている仕事イメージと、我々が提供できる環境には若干のズレがあるようにも感じました。


この点、唯一、心残りな点です。


彼の場合、まちがいなく、いくつもの内定を手にし、就職する会社を選べる立場にあるのことでしょう。



今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またまた大学へ来ています。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


昨日は何名かの学生さんと面談しました。


昨年末の企業説明会の後、会社に興味をもってくれた学生さんと個別面談、いわゆる就職相談ですね。


昨日面談した学生さんの中で、対照的な二人がいました。


最初に面談した学生さん。


すごく人のよさそうな子でしたが、口数が少なく、質問もなかなか出てきません。


はて、この学生さんは何の目的で面談を希望したのだろう、と少し考えてしまいました。


こちらからいくつか質問し、面談の目的を間接的に聞き出すことができましたが、どうやら、就職活動を進めるうえでのアドバイスをいただきたい、というのがメインの目的であったようです。


この学生さんには、まだまだこれからいろいろなことを自分で考えていかなければならないよ、とはっきり伝えました。


自分がどのような仕事をしたいと思っているのか、という質問に対しては、漠然とはしていますが、こういう仕事がしたい、と答えてくれます。


しかし、こういう仕事がやりたい、という答えに対して、こちらが「それはどのような理由から?」と質問すると、もう答えることができません。


会社によって、人材を見極めるとき、重きを置く点は多少は異なってくると思います。


しかし、学生さん自身がやりたいと思っていること、その理由については、面接時にかなりの確率で質問されることだと思いますので、この点をしっかり、「自分の思い」を棚卸しするよう、アドバイスをさせていただきました。


あなたの強みはなんですか?」と質問したら、やや驚いていたのがいろんな意味で印象的でした。


この質問も面接でよく聞かれる質問ですね。


この質問に対する答えですが、「まじめにコツコツとやれるところです。」というものですと、明らかにインパクトに欠けます。

まじめにコツコツ、という性格は、重要ではあるのですけどね。


さて、もう一人の学生さん。こちらはメールのやり取りの時から、会うのを楽しみにしていました。


なぜ、会うのが楽しみだったのでしょうか。


おおよそお察しがつくと思いますが、続きはまた次回にアップいたします。



今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました