学生面談で指導したこと | 子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます

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今後の世の中、勝ち組と負け組みに二極化されていきます。

企業の採用担当が語る成功のノウハウ。

中学生、高校生のお子さんの親御さん向けに解説します。

突然ですが、電信柱って、日本に何本あると思いますか?


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


先日の学生との面談。


その内容の半分くらい、いや、もっとでしょうか。


半分以上を占めるのが、面接対策です。


冒頭の、「電信柱は日本に何本ある?」みたいな質問。


最近はこの手の突拍子もない質問がよく投げかけられます。


こんな質問をされて、「いや、それは調べてみないとわかりません。」


という回答は誰も期待していません。


質問をするからには、ちゃんと目的があるわけであって、「調べてみないとわかりません。」という回答は期待されていないのです。


電信柱の数。


そのある程度正確な本数を記憶しているを求められているのでしょうか。


知識または、記憶力を試す質問なのでしょうか。


いや、これも違います。


この電信柱の本数に関する質問、何も知識、データのないところから、自分の頭で考えることができるかどうか。その部分が測られる質問なのです。


街中では電信柱は100mに1本くらいの割合で立っているとします。


郊外、田舎へ行くと500mに1本くらいの割合でしょうか。


日本における、市街地と田舎の面積比は、そうですね~、市街地が1としたら、田舎が4くらいでしょうか。


そうすると日本の面積は37万平方kmのうち、市街地の面積は7万平方kmくらいでしょうか。


といった具合に、何もないところから、自分で条件を仮定し、論理の積み上げで答えに近づいていけばよいのです。


ここで仮定する条件は、必ずしも正確である必要はなく、大胆な仮定のもとに、どんどん、思考を進めていけばよいのです。


学校の勉強や受験勉強をやっているだけでは、思考を前に進めることができないんですね。


思考が止まってしまうと、「そんなの調べてみないとわかりません。」という答えになってしまうんですね。


「誰も答えがわからない答え」を自力で探していく力を持っているか。


こういった力が、今、社会から一番求められている力のうちの1つであることは間違いありません。


この話、しばらく続けます。



今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。