学生面談のときにアドバイスしたこと。
もう1つは、「わかりやすく説明する力」です。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
採用面接における対策として、もう1つ重要なのが、「わかりやすく説明する力」です。
例えば、面接官から、「卒業論文の研究テーマを説明してください。」という質問が来たとしましょう。
このとき、どのように答える必要があるのでしょうか。
自分の指導教授にわかるような説明のしかたでよいのでしょうか。
答えはノーです。
採用面接で、卒業論文のテーマを聞かれるような場合。
ほとんどの場合は、そのテーマに精通していない人にも理解できるような説明をしなければなりません。
一般的に、面接官は大学の先生ではありませんので、専門的な知識、バックグラウンドは備えていません。
この質問の目的は、卒業論文のテーマについて、深く知りたいのではなく、面接対象となる学生が、相手の立場を理解した上での説明ができるかどうかを測ることです。
つまり、難解なテーマでも、一般人にわかるように説明しなければならないのです。
よって、面談をした学生には、以下のようにアドバイスをしています。
自分の卒業論文テーマの説明は、大学に入ってきたばかりの1年生にも、よく理解できるような説明にする必要があるよ。
難しいことを簡単に説明するのは、簡単なことではありません。
まあ、「卒論のテーマを説明してください。」という質問については予め対策することができるので、やらない手はないですね。
ところが、私が面談する学生さんは、「卒論テーマは大学1年生にもわかるように説明しないとだめだよ。」とアドバイスすると、
「えっ?そうなんですか?」
と少々驚きます。
面接のマニュアル本あたりに、このようなことはあまり書いてないのでしょうか。
おそらく、就活の情報交換サイト掲示板などでは、「面接では卒論テーマについて説明させられた。」という事実は伝わると思います。
しかし、面接官の質問の意図までは、掲示板に書かれないので、「面接官に理解できるように説明しなければならない。」という思考にはなかなかならないと推測しています。
わかりやすい説明。
これも学校の勉強、受験勉強では身につかない能力ですね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。