またまた小沢岳探索。![]()
もうここまでくると、単に自己満足の世界。やっている自分だけが楽しい…。
小沢岳に残していたことをいくつかしてきました。
ひとつめは、小沢岳直下、北側800m付近にあったらしい城跡探し。南牧川に近い蚕影(こかげ)神社のあるP498は、砦があったらしく、以前から城郭マニアに登られている。奥にあったらしい城のことは情報皆無。ほんとうにあったのかさえ怪しい。
ふたつめは、山頂の大日如来。これは以前書いたように、北側の御嶽が開闢する前から存在しており、誰がどのような意図で祀ったものかわからない。自分の見立てでは、椚集落で祀ったものだと考えていて、椚集落へ下りる途中でなにか裏付けるものはないか探したかった。どこかにセットの不動明王があるのではないかと…。集落で話が聞けたなら、なにかわかるかもしれない。
せっかく城跡探しをするので、手前の小沢城跡と言われる蚕影山P498周りでスタート。鉱山内で御嶽神像にお詣りして、作業道で標高を稼ぎながら城跡を訪ねる。西尾根に乗って山頂へ上がり、帰りはP824経由で椚集落へ下りるつもりでいた。
がしかし、山頂で気になるものを見てしまい、予定外の北尾根を下った。以前、上りで蹴散らされているのでどうかと思ったが、案外スムーズに下ってしまった。
北尾根に登路を見出してしまったので、御嶽の登拝ルートの謎についてはますますわからない。
でも、とりあえずマッターホルンを攻略できたので、収穫の一日。
そして、花粉大収穫の一日!。![]()
3/12
大量花粉
いつもどおり南牧村の道の駅の地下駐車場へ車を置いて出発。
森林組合のところの小沢神社から入る。
小沢神社。

庚申塔や双体道祖神、馬頭観音などが並ぶ。
文政時代の優美な馬頭観音だ。

こちらはまた雰囲気が違う。

拝殿でお詣りした後、神社脇の道から入る。
途中、交錯する林道へ出てからの眺め。左の四ツ又山や右奥のしれいた山が見える。

石灰鉱山からの索道跡が良い雰囲気だ。

山頂には蚕影神社(馬頭観音堂?)。

周囲にはたくさんの馬頭観音碑が祀られる。
建屋の中に、明治三十八年に屋根を替えたことが掲げられているので、周囲に積まれている瓦はその時のものかもしれない。
馬頭観音と種子の馬頭観音碑。

南牧川が奥まで続きなかなかの展望。

小沢岳までは遠い。

すぐ先のこの岩頭は左右どちらからでも巻ける。左の方がややラク。

岩頭の鞍部には馬頭観音碑あり。
植林に入ると人為的にあけられた?穴のある岩。鉱山に関係するものか。

ダンコウバイの黄色い花が、早い春を感じさせる。

ここから先、植林作業道や鉱山跡の作業道歩きで割愛。
去年、見に来た御嶽石仏群に寄っていく。

手前の御嶽大明神、平成5年の石宮は、青倉石灰工業株式会社の奉納だった。
御嶽の神域だったところへの鉱山開発で…だと思う。
十二大権現はやさしく子供を抱く。

役行者像。

三笠山刀利天宮。

御嶽三座神の他、ほとんどは三十六童子の碑と石宮。
二十三夜塔や如意輪観音碑、帝釈天碑などは前回見落としていた。
石仏群を後にして作業道を進む。
作業道の斜面崩壊地点から展望が利いた。

一番奥のラインはトヤ山や毛無岩、立岩など。
四ツ又山と鹿岳。奥にうっすらと雪の消えかかった浅間山。

作業道から正面に小沢岳を見上げる。

ひとつめの目的、山頂北側800m付近で城の痕跡を探す。

周囲は広々としている。
奥に小沢岳。

城跡はわからなかった…。![]()
見る人が見ればここが堀切で、本郭で…とか言うのかもしれない!?自分にはさっぱりわからない。
平坦地で背後には小沢岳が望まれ、なにかあったとしてもおかしくはない場所ではある。
大した成果も得られず後にする。
気温が高いのにまだ凍ってる。

作業道が西尾根に接近するところから尾根に乗った。
正面に小沢岳。

西から見る小沢岳は北へ尾を引いて優美だ。
帰りに下ろうと思っていた尾根が見下ろせる。背後にギザギザした檜沢岳北西陵。

西尾根の後半は、岩の痩せ尾根区間がある。でも、その辺りが南の展望良し。

山頂の岩肌が近づいてきた。山頂にいる人の声も聞こえる。

椚峠からの登山道へ合流。

山頂は団体さんでいっぱいで、人が写ってしまうのであまり撮れず。
なんとか大日如来を一枚。

断崖手前の展望地もランチ中の満席で入れず、遠くから背伸びして撮って覗いた。

なので、休憩する場所を探して隅っこに追いやられて、それがきっかけであるものが見えてしまった。
以前から山頂の北側にピンクテープがあるのは気が付いていた。
今回は、その奥にトラロープが垂れているのが目に入ってしまい…。こんな危険なトラップ誰が仕掛けたのか。
ワナにはまってみるか…と。ダメなら戻ればイイだけの話。
(一般ルートとは違うので通常は入らないように…
)
ピンクテープはすぐに消え、トラロープも最初だけ、踏み跡もすぐに消えた。
以前に上りで予習していたので、結局下りきってしまった。
見覚えある岩場だなと思ったら、前に御嶽探しの疲れた足で登り、攣る兆候が出始めたので途中で断念した岩場だった。

前衛岩壁の小岩頭。

小岩頭から少し前に居た小沢岳を眺める。

同じところからの展望。

真ん中に御嶽のある鉱山跡。背後に物語、鹿岳、四ツ又、落沢や御堂、妙義、うっすらと浅間…キリがないほどの山並み。
逆を見れば稲含山。

前衛岩壁と奥に小沢岳山頂。

奥へ伸びる椚峠に続く尾根はゆるやかに流れる。

木々の間からP881岩頭が見え隠れして、こちらも興味をそそる。


この800m等高線の鞍部から林道へ出て帰る。

林道へ出る前にP759方面へ少し登り返して、お気に入りの岩棚で景色を眺め休憩していく。
薬きょうが落ちていた。そろそろシーズンも終わり。

岩茸。

お気にの岩棚で休憩。

ここから眺める小沢岳はスクっと立ち上がって素晴らしい山容。

アセビ咲く向こうに小沢岳。

林道で鉱山入り口まで戻ってきた。

磐戸鉱山と梅の花、奥にさっきまで居たマッターホルン。

帰り道の弁天堂へ寄っていく。

お堂裏の岩に刻まれる「天女窟」。

岩窟のなかのこの弁財天は、信州高遠の石工の作品だとか。

この日の恵比寿さんと大黒さん。

尾根つながってご苦労さんと笑っている。
御嶽行者の開闢碑。

150年前、あなたさまの歩かれていた道は、今日歩いた道と同じなのでしょうか?
そう聞いてみたかった…。![]()
ここを曲がれば道の駅。小沢岳の物語も終了。

ずいぶんと花粉を吸ってお腹いっぱい。鼻と目がグジュグジュする。![]()
好きなことやって楽しんでいるのだから自業自得。
花粉症なのにスギ林を歩いてしまう性なのだ。![]()
山歩きもギャンブルやお酒と同じで中毒性があると思う。
自分の場合、高い山や困難なルートを登るよりも、山の謎解きが好きなんだなきっと。![]()
とりあえず北尾根をつなげたので、再度の考察。
小沢岳の御嶽山と言われる峯の御嶽山は、往時にはどのような登拝をした御嶽山だったのか。
2年前、山頂直下まで上がったときと今回とで、北尾根上で御嶽に関係していそうなものを見かけることはなかった。山頂直下北側はとても急峻な地形をしており、長い時の中で転落している可能性はあるものの、今となっては山頂へ向かう尾根上には何も残されていない。
途中で寄った御嶽神像群は、鉱山開発で一か所にまとめられて祀られたもの。果たして、それらはどこから集められたものなのか。鉱山開発の及ばない山頂直下、尾根上部の石造物まで、苦労して下ろす必要はあったのだろうか。そして、山頂を目指す御嶽の信仰登山だったのだろうか?と言う疑問。
青倉の谷間から見上げると、岩峰のように切り立った岩尾根の張り出しがいくつも見られる。鉱山開発されるということは、石灰岩の露頭がいたるところで見られたからであり、現在、採掘後の広大な平地になっている周辺は、石灰岩の岩稜帯を形成していたと思われる。今でも敷地内に、その時の名残りと思われる大岩がポツンと取り残されている。弁天沢沿いの林道峯線で上がっていくと、左手鉱山側には岩肌が続き、鉱山入り口ゲート付近は、かなりの高さの切り通しを抜けて舗装路が上っていく。開発される以前は、相当な岩尾根が続いていたことが想像できる。現在、鉱山跡となっている弁天沢と青倉川に挟まれた領域は、かつては急峻な岩尾根が続き、小規模な岩頭がいくつも存在したのではないかと想像する。
それらの岩場や峰々を周る御嶽行場だったのではないかと言う仮説。その御嶽領域が鉱山開発されることになり、その行場だった領域を見渡せる高台、今ある尾根上へと関連石造物を移したのではないかと考えた。下ろすのではなく、上座への移動。鉱山開発の中での移動であれば、道を作りながら、重機を使用しながら事がスムーズに運ばれる。
少し前に歩いた時丸の御嶽山は、尾根末端の岩稜帯を中心に展開されていて、必ずしも高みを目指して長大な尾根を歩くものではなかった。
今回、山頂まで自分の足でつないでみて、やはり御嶽山の領域として、山頂までを含んでいなかったのではないかと感じた。仮に石造物があったとしても、下ろしてこられるような尾根ではなかった。もし登拝が山頂を目指して行われていたのなら、山頂の大日如来は上がってきた人たちを出迎えるはずだ。でも実際は、北尾根を上がって行くと対面するはずの大日如来が、別の方向を見ている。大日如来は椚集落の方を見ている。
小沢岳が、椚側で大日如来を祀った神山だったとしたら、後に北側から上がってきた御嶽の神様たちを山頂で受け入れただろうか?それとは逆に、あれだけの像容の金剛界大日如来の世界を、後から来た御嶽の神様たちが奪うことをしただろうか?
これらはなんの裏付けもない想像の世界での話。
ただ、個人的な気持ちとしては、山頂へと登拝路が続いていたら良いなと思う。
小沢岳は、久々にハマった不思議な魅力のある山だった。自分的には、こういう山が名山だと思うんですけどね…。最近の名山は、百とか二百とか三百とか数字が付いちゃうんですよね。
小沢岳も群馬百ですけど![]()
周辺でまだ歩き残しているところがあるので、小沢岳はまた秋口以降に。
そろそろ春の花が気になる山の季節になってきました。
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花と言えば、小沢岳の帰りに上信越道のららん藤岡で「ぐんまの洋蘭展」やっていたので見てきました。


青い胡蝶蘭は、ツユクサの遺伝子を組み込んだものらしく。
ツユクサのなんとも言えない深い青い花がとても好きなので、見てみたくなり。



遺伝子と言う部分で賛否はありそうですが、純粋にキレイでした。

なんだか花がしゃべりだしそうだ!![]()
展示は明日の日曜まで。
















































































