2024年夏シーズン初めての、青春18きっぷを使っての市場めぐり。今回は新潟の南西エリアに遠征。このあたりは小さな市場でありながら食堂施設を併設したところがいくつもあり、そちらを重点に訪問していきます。2024年8月9日(金)から10日(土)にかけての日程で。

 

東京を4:45に出て、上野、高崎、水上と乗り換え、最初の目的地「小出駅」に着いたのは、時刻表通りの9:44分。

 

 

駅前からタクシーに乗って数分。魚野川と支流の大きな二本の橋を渡った先

 

 

国道17号線と交差する角地に

 

 

目的の「いちば屋」が見えてきます。

 

 

その裏手に魚市場があり、かなりこじんまりとしているけれど、れっきとした県指定の地方卸売市場。

 

 

もうこの日の作業は終わったのか、中はがらんとしてました。

 

 

そして10時のオープンとともに「いちば屋」の店内へ。同時に2組ほどがご来店。上の写真の奥側が、おにぎりを中心とした食事メニューの注文カウンター、手前が売店。

 

 

その手前に小さなイートインスペースがあり、こちらで買った食べ物をいただくことができます。

 

お店のオープンは2022年12月。もともとあった店のリニューアルとかではなく、新しく店舗を建ててスタートしたとのこと。建物のはしに「実屋商店」という大きな看板があり、そちらが運営してるのかな?社名を調べると地元の酒屋さんでした。

 

 

おにぎりメニューはこの通り。超ローカル立地な割りには、かなりの品ぞろえ。そして予想以上に高くてびっくり!東京の専門店とそん色ないな。。。地元の人はこの値付けに驚かなかったのかな?と余計な心配。

 

 

でも東京住まい&観光客目線だと、地方らしさを手軽に味わえてお手ごろの感覚になるし、このように「魚沼産コシヒカリ使用」と書かれたら、これくらいの値段でも説得力が出てくる。

 

 

他にもこんなメニューが出ています。鮎はもう少し先で、天丼は土日のみ、、、だけど、自分は最初からおにぎり目当てなので

 

 

看板メニューっぽい「いちば屋おにぎり」と、一番人気!と書かれていた筋子の二つを注文。

 

 

こちらが「いちば屋のおにぎり」。あまりにきれいにまとまった造形に「"師匠直伝のにぎり"って貼り紙にあったけど、これを人間の手では無理でしょ?」と突っ込みつつ(本当に手で握ってたらごめんなさい)。。。

 

でもまだお米もあったかくて、すごくふわっとしてて、具のバランスも味付けもとても良かった。筋子もたくさん入ってて、こちらも美味しかったです。

 

 

朝ごはんと言っても10時過ぎで、次のご飯の予定を考えたらこれだけで納めるべきなんだけど、、我慢できずに「餅の揚げ出し」を追加で注文。売店で目についた魚沼産コシヒカリの玄米茶(150円)とともに。

 

「使ってるお餅は売店で売ってるもの」と手の内明かされた?ものの、こちらも良かった。あっさり味ながら、生姜もたくさん入ってガツンとしたインパクトもあった。

 

 

こちらは売店にあった伊達巻(地元の料理屋の「ますのや」さん製造)。さすがにこれ以上食べるのは無理で、試食の小さい一切れだけ。冷蔵保存されていたので、まさにスイーツ的なしっとり感でした。

 

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電車の時間までに余裕があったので、帰りは市内をゆっくりぶらぶらと50分ほどかけて散策。

 

 

市街地の方には青果の方の卸売市場も。え?こんなところに!という小さな裏通りの立地に

 

 

一方、駅からタクシーに乗った時に印象的だった立派な商店街。駅前が見事に何もなかったので、橋を渡った瞬間に現れたこの景色にかなり驚いた。。。(今でこそ閉店だらけだけど)これは歴史的に由緒あるものを持ってるはず?と調べると、舟運で栄えた町のようです。

 

 

残念ながらその魚野川沿いに、当時の隆盛をしのぶものはなかったけれど、お店の前の植木の手入れをしていた商店街のおばさまとお話したら、「このあたりはNHKの大河ドラマ『天地人』の舞台にもなったのよ」と教えてくれました。