8/14〜16の間は、魚市場も卸売市場も殆どがお盆休みに入るため、その前にどこかへ行っておきたいなと考えて選んだのは、横浜市中央卸売市場の本場。

 

 

これまでに7〜8回は来たことがあるものの、完全に見落としていた人気店があることに最近気づいて、そちらのお店が今回の目的地。

 

 

いつものように最寄りの京急神奈川駅から徒歩で。

 

 
以前もどこかで書いたけど、この「神奈川駅」は横浜駅の隣にありながら、京急線「乗降人員ランキング」ワースト1位!という意外性と存在感の薄さが好きな駅。
 
 
駅から15分ほど歩き、市場の入り口となる万代橋を渡ると
 
 
電柱に「さがみや」の看板がある!これまで一度も気が付かなかったな。こちらが今日の目的地。
 
 
ここから水産棟のほうに入って、一番右手の飲食ゾーンへ。特に守衛さんに断りを入れることなく入れます。
 
でも今日も人が歩いていないなあ。。。大都会横浜の要となる市場でありながら、(土曜日の昼間のピーク時以外で)賑わう様子を見たことがない。そのためこの場所に関心を持つ機会も少なく、「さがみや」に注目することなく今まできてしまった。
 
 
「さがみや」は、こちらの入り口から入って一番手前の左側。
お店の創業はなんと明治10年(1877年)。5代目が継承する由緒ある老舗ということで、”老舗好き”のはずの自分がずっと知らないままでいたのは、けっこう残念な感がある。
 
朝9時30分から夜22時までのロングラン営業というのも市場内では珍しい。15時過ぎからは予約も可能で、夜は予約を入れたほうがいいとのことでした。
 
 
メニューは朝も昼も夜も基本は同じ(平日ランチメニューを除く)。
 
上のメニュー写真で面白いなと思ったのは、特上寿司が一番安いこと。今まで他で見たことが無いな。
 
それと寿司屋のメニューとしては聞いたことがない「山之内」。あまりにも想像がつかないので伺ってみると、この市場のある「地番」なんだそう。確かに、4枚上の写真の電柱看板に「山内」と書いてあった。
 
 
店内の特徴は、カウンターの上を這う水道管から常時水が流れていること。現役だと、千葉県船橋市の「吉光 北口店 」、もう無くなってしまった店だと、浅草橋駅西口にあった「美家古鮨 立喰部」などで見たことがあるが、独特の風情があってなんか楽しい。
 
そしてもう一つは、手前の器には煮切り醤油が入っていて、自分で刷毛で塗るスタイルであること。関西ではよく見るけど、関東では少ないんじゃないかな?
 
ちなみにこの日は開店(9時30分)の10分後くらいに到着して、先客は2組2名。すぐ後にお子様連れ父子で2名。
 
 
ではここからは淡々と、この日の「おまかせ」のネタを紹介。「10貫でも12貫でも言っていただければ」とのことだったので、10貫のおまかせでお願いする。この時点では価格は知らないまま。
 
リピーター(or常連)主体で、誰も写真を撮らない中でシャッターを切るのは気が進まないのだけど、念のためにお店の方にお断りを入れて頑張って全部撮った笑。最初は新イカ(スミイカ)から。
 
 
二枚付けの新子。こういった大衆価格系のお店で、新子がコースに入ってくるのは珍しいな。そもそも、新イカ~新子の流れで始まるのもなかなか面白い。
 
 
インドマグロは中トロかな?マグロとしてはかなり独特な飾り包丁の入れ方をしてる。
 
 
こちらはアラスカ産紅鮭の漬け。
 
 
そして唐突に、ネギま焼き(マグロは本まぐろ)。焼きものの注文ってしたっけ?って確認すると、これもおまかせコースの一つなんだそう。
 
仕事をしたネタが多い老舗らしさと、寿司以外をコースに織り交ぜてくる高級店っぽさと、でも価格は手ごろな範囲に抑えてくる大衆店的なとっつきやすさを、まとめてミックスしたようなお店だなという印象を受ける。
 
 
こちらは追加注文のホヤの刺身。以降も、単品の値段はすべて不明。
 
 
再びコースに戻って、シロホシフエダイの炙り。フエダイの名前は知っていたけどシロホシが何か分からず、聞いた瞬間は「白干し」という干し方の一種かと思ってしまった笑
 
こちらのアジは、自分で刷毛で醤油を塗った後。実は今回の寿司の殆どを、醤油をつけずに食べてる。特に炙りとかはすでに香ばしさが出てるので、あまり醤油の味をつけたくないみたいな感覚がある。
 
 
こちらの炙りはホッキガイ。
 
 
エビは3種類(クルマエビ、白えび、ボタンエビ)から選べますということで、せっかくお店のインスタに【神奈川県で牡丹海老の握りが1番出るお寿司屋さん】 と書いてあるしと、ボタンエビをチョイス。
 

 

しっぽの刺身、中心部は卵を乗せて寿司に、皮の部分(頭とかと一緒にたたいてまとめたものかな?)は焼いてという3本立てでの提供。
 

 

江戸前の定番のアナゴは塩で。

 

 

10貫目は最初に出てきた新イカのゲソ。

 

 

こちらの玉子焼までで、おまかせはワンセット。

 

念のためおまかせ単体での価格を伺うと、7,000~8,000円が基準だそう。ボタンエビが入るかでも変わるみたいで、今日の組み立てだと8,000円くらいとのこと。

 

こうやって改めて振り返ってみると、やはり「江戸前の仕事を大切にした老舗寿司店」という表現が一番しっくりくるかな。それでいて独特なネタのチョイスもあるので、季節毎の違いも楽しめそうな気がします。

 

 

寿司の注文はこの10貫だけにして、他は単品料理を幾つか。上の写真は、ホタテとタイラガイの磯辺焼き。

 

ネタケースの中の二つの貝柱がどちらも立派だったので、食べ比べをしてみたいなと。個別に頼んだことは何度もあるけれど、一緒に味わったのは初めてで、あらためて二つの貝の食感や旨味の違いを楽しませてもらいました。

 

 

最後もまた貝関連で。ネタケースの真ん前にあったツブガイもとても美味しそうで、でも敢えて自分は肝の部分だけを焼いていただいた。

 

朝から日本酒(初亀)も2本いただいて、少し優雅な朝ごはんでした。支払総額は1万4,000円を少し超えたくらい。

 

 

 

 

1年半ほど前に訪れた「ぷらら天満」内に、新しい飲食店ができているのを発見。大阪出張の移動の途中に予定を組み込めたので、顔を出すことにした。2026年8月7日の金曜日。

 

 

訪れたのは「寿司屋のだ」。同じフロアにある水産卸「野田商店」の直営店で、天満周辺に飲食店を積極的に展開している様子。

 

 

こちらのお店もちょうど1年前、2025年8月7日にオープンしたばかり。

 

 

 

メニュー設定はご覧の通り、かなりの廉価設定。主体は丼っぽいけど、せっかく「寿司屋」の屋号もついているしで、寿司の盛り合わせを頼む。

 

 

税込み1,408円でこの内容はかなり頑張っているんじゃないかな。正直食べる前は、廉価鮨にありがちな食味を予想していたけど、そういった嫌な風味は全くなかった。そのあたりは、すぐそばで魚屋を営業しているからこその矜持かな。手ごろに軽く鮨を食べたいときの選択肢としては十分だと思う。

 

席はカウンターのみで15席強。食事をした12時ちょい前は2/3ほど、12:30頃に再び前を通ったときは8割がたの席の埋まり具合。並んで待つというほどではないが、コンスタントにお客さんはいた。

 

魚屋さん(野田商店)の人とこのお店の話をすると、最近また新しい店も近くに出したよとのことで、食後はそれらの店を見て回る。

 

 

こちらが飲食店の最初なのかな?「ぷらら天満」のすぐ北あたり。

 

 

ランチメニューは市場内とほぼ同じだったけど、単品類を豊富に用意。

 

 

そしてこちらが新しくできたばかり(2026年7月オープン)の「海鮮居酒屋のだ」。

 

こんな感じでうろうろしていると、天満市場周辺はやたらと寿司屋さんが多いことに気づく。

 

 

実際にGoogleマップで見てもこの通り。飲み屋系の過半が寿司屋さんかな?というくらいにめっちゃ多い。

 

 

 

その中でも、ひときわ人気を集めていたのが、こちらの「春駒」さん。隣のうつわ屋や薬局の先の道路に、まだ10名ほどの行列ができていました。

 

 

大阪の台所の要として栄華を誇った天満市場は、1931年(昭和6年)に福島区の大阪市中央卸売市場へと統合・集約され、2005年の再開発事業によって現在の「ぷらら天満」が完成。

 

 

しかし周辺には、今も昔の面影を残す場所がたくさん。

 

 

北側には、こんな「ちょうちん通り」もあり、

 

 
大多数は小売りから飲食店へと様変わりしていたものの、ごくわずか今でも青果店が営業していました。
 
 
そして今回の最大の発見は、「ぷらら天満」の南側。市場があった当時を引き継いでいそうな建物の合間に
 
 
こんな看板を偶然見つけたこと。
 
左下の図を見ると、まだ再開発進行中の時のもので少なくとも21年以上前。東棟・西棟・北棟に出店している卸事業者の店名が詳細に記されており、さっき通った北側の「丸西青果」の名前もしっかりある。
 
なぜ残しているのかは分からないけど、歴史を感じさせるこういう看板が今も撤去されずにあるのは、とても貴重で興味深いです。
 

 

13回続いた東北レポから、今回は一転名古屋へ。名古屋中央卸売市場のすぐ前にある大名古屋食品卸センターが今回の目的地。

 

 

大きな施設ではありながらホームページもなく、歴史を紹介する記事も見当たらないのがちょっと意外。「中央卸売市場の設置(1949年)に合わせて集まってきた店舗をまとめて1969年に設立された民間市場」というくらいが現時点で分かった情報です。

 

 

建物を見上げると「場外市場」と書かれた看板があり

 

 

道路沿いの1階には「一般消費者の方どなたでも」の表示も、目立つように掲げられている。

 

 

高速の高架がある表通りに面した場所は、小さめの飲食店がいくつも。

 

 

 

施設内はいわゆる卸売場仕様。開設してもうすぐ60年ということもあり、昔ながらの市場の内観。

 

 

毎週土曜日朝は「半値市」というイベントを開催しているが

 

 

訪れたのが10時20分頃(7/18土)と少し遅い時間だったので、もうすでに人の姿は少ない。

 

朝イチだとどれくらい賑わうのかなとネット上を彷徨ってみたけど、雰囲気が分かるものがないなあ。市場からの情報発信も全然ないし、「一般にも開放」と謳ってて、これでいいんだろうかと心配になるくらい。

 

 

その中で大きな存在を誇ってるのが「まぐろや」さん。卸店・飲食店合わせて4つのお店を経営している。

 

 
今回は刺身ではなく、焼いて使うものが欲しくて相談すると

 

 

こちらのお店の方まで案内いただき

 

 

手頃なほほ肉があったので、一袋購入してきました。

 

 

そのお店のすぐ前には系列の飲食店があり、ブランチを取ることに。

 

 

まぐろ屋さんだけにまぐろをメインとしたメニュー構成。ノーマルなまぐろ丼はキハダなど、上まぐろ丼はホンマグロを使っているとのことでした(飲食店側の人は分からないということで、食事の後に売り場のほうに戻って確認)

 

 

今回は上まぐろ丼のほうを注文。ただお店の方の対応はあまりにも無機質だし、まぐろも可もなし不可もなしというくらい。ファーストフード店のように、ただ淡々と食べて出るだけの店みたいになってる。同じ時間にいたお客さんは他に一組。

 

せっかくまぐろ卸直営店なら、もう少し品質にこだわるか、逆に安いか、サプライズ的メニューがあるといいのになと思った。でも実家に持ち帰ったほほ肉は、旨味も食感も十分で美味しくいただけました。

 

 

鰺ヶ沢滞在の最後は、再び漁港近くに戻って「児雷也」へ。同店のインスタグラムに「鰺ヶ沢名産”いとう”を味わえる居酒屋」と記載があるように、今まで食べたことが無い「いとう」が今回の狙い。

 

養殖のいとうがあるというのは、過去にどこかで聞いたことがあるけれど、それでもやはり「幻の魚」という代名詞は今でも記憶の中に根強く残ってて、とても興味ある食材だった。

 

 

お店は事前に予約済み。今後の予定を勘案して、夜営業オープニングの15時からという早い時間でお願いしていた。昼営業の最後の組だったのか、子供連れの家族が先客でいた。店内はカウンターと奥に座敷がある構造。

 

 

鰺ヶ沢のいとう養殖の歴史はこの記事が分かりやすいかな?実はもう40年以上の歴史を持つ事業です。

 

 

児雷也の開業は2020年11月。東京での料理修行を経て、故郷の魅力を発信するべく鰺ヶ沢に戻って開いたお店。そういう経緯もあって、地域性の高いメニューがたくさん用意されてる。

 

 

そんな最初の突き出しは「ミズ」のおひたし。八戸の「鬼門」で初めて食べて以来、すっかり気に入った食材。みずみずしくて爽やかで、こういう暑い日には文句なしの一品。

 

 

注文の一品目は、ニシンの切り込み。

 

 
ニシンを細切りにして、米麹と塩を配合して漬け込んだ発酵食品で、まさに酒の肴としてうってつけ。

 

 

メニューを見ると、先ほど蔵の前を通った「安藤水軍」があったので当然のように注文。純米吟醸酒だったかな?涼やかで押し出しすぎない旨味のバランスが「ザ・食中酒」といった印象。

 

次なる注文は、4枚上のメニュー写真の一番右に載っている「津軽郷土料 盛り合わせ」

 

 

左から、子和え、あんこう共和え、すしこ、あじ飯寿司の4種。

 

子和えとかすしことか、食べたことが無いのはもちろん、名前を聞いても全く何が出るのが想像できない、こういう瞬間こそまさに旅の料理の醍醐味ですね。

 

 

 

※具体的にどんなものか、レシピは上記ページからご確認ください。

 

 

大トリは、もちろん「いとうの漬け丼」

 

 

同じ養殖の淡水魚系との比較では、もっと白身っぽくて味わいは淡白。弾力は同等。ただ紹介文でよくある「上品でくせのない味わい」という表現はちょっと違うかなと。

 

養殖淡水魚系特有の癖はけっこう感じて、好き嫌い別れるんじゃないかなというのが個人としての感想。もっと真価を測るためにも、火を通した料理を試せるとよかったかな(ネットのメニュー写真を見ると西京焼きなどもあったみたい)

 

こちらのお店の良いところは、ご主人が地元の歴史や文化への造詣が深いところ。夜営業のカウンター席ということもあって、いろいろな話を伺うことができた。

 

 

上記リンクにも「近世に入って、津軽藩は日本海運の拠点を鰺ヶ沢に置き」「鰺ヶ沢は津軽藩の海の玄関として、また西廻航路の寄港地として賑わいました」などとあるように、非常に由緒ある町であることを、強い郷土愛とともにお聞きできました。

 

なかでも興味深かったエピソードは、鰺ヶ沢では関西弁の「なんぼ?」という言葉が普通に使われているということ。さっきのリンクにも「京・大坂の文化が港を介してもたらされました」とあったけど、遠く離れた場所にも文化や慣習が受け継がれているリアルなさまを、具体的な言葉で知ることができました。

 

 

帰りも再び「リゾートしらかみ」に乗車して、青森ねぶた祭を見に青森駅に向かいます。

 

6回に分けて紹介した今回の青森ツアー、ならびに先月から続いたトータル13回にわたる北東北レポは、これにて終了。

 

「地魚屋食堂 たきわ」を出た後は、少し休憩と時間調整を兼ねて、近くの「海の駅わんど」へ。

 

 

こちらは2階が「鰺ヶ沢相撲館」という施設になっており

 

 

鰺ヶ沢出身の舞の海をはじめとする郷土出身力士の活躍が紹介されている。

 

 

中央には土俵を模した映像スペースがあり、舞の海の過去の名場面が流されている。ちょうど居合わせたタイミングで映っていたのが、平成6年7月場所5日目の「舞の海vs武双山 」の取り組み。

 

まさに舞の海の真骨頂というか、こんな相撲とれる人は他にいないんじゃないかという圧巻の立ち回り。久しぶりに見て、あらためて感動してきました。

 

※公式の動画が無くリンクは貼れないので、気になる方は「平成6年7月場所5日目の舞の海vs武双山 」で検索してみてください。

 

 

一階の物販スペースで目を惹いたのは、こちらの「農家が干したリンゴ」

 

 

パッケージはみな一緒なんだけど、よく見るとシールの色デザインが異なっていて、なんと10種類もある!

 

 

さらに甘みと酸味の相関図まで貼ってあるのがありがたく

 

 

王者「ふじ」と、甘さ≫酸味の「王林」の一口サイズを買ってきた。食べる前はフリーズドライ的な弾力ある食感をイメージしていたけど、実際にはクシャッという感じ。一口目は拍子抜けするくらい味気なく、噛むほどにリンゴの甘味が口の中にしみ出してくるといった商品です。

 

 

その後、一階の「水とコーヒー」でアイスコーヒーをいただいて、すぐ近くのバス停へ。

 

 

偶然地図で見つけて、「なんだこの場所は!?」と気になった、焼きイカ通りに向かいます。

 

 

深浦方面行きのバスに乗って10分ほど、「砂山」のバス停で降りると、そのすぐ前が焼きイカ通り。

 

 

それまでずっと海岸線だったのが、突如この一帯だけ店舗が立ち並んでいる。

 

 

こちらが一番奥の「汐風ドライブイン」。海岸に面した郷土色を味わえるレストランとして人気で、この日(13時ちょいすぎ)も駐車場は車でいっぱいで、店頭に数人の待機客がいた。

 

 

こちらは少し北側にあるお魚屋さん「加藤鮮魚店」

 

 

コロとサクの間くらいの形状のまぐろが、皮つきで売っているのは珍しいなと思ったり

 

 

ソーメンもずくという言葉を初めて聞いたり。店内は入れ替わりお客さんが来ていた。

 

 

一方、焼きイカの店は、「めめちゃんの店」と「種里チギリの店」の二店舗のみ。「街道」というからにはたくさんのお店があるんだろうと期待していたので、少し拍子抜け。いずれの店も、お客さんの気配が全くなかった。

 

 

とはいえ、ここまで来て素通りはできないしと「種里チギリの店」に顔を出す。

 

 

店頭には干しイカが吊るされ

 

 

その下に炭火の焼き場があり、焼きイカは注文毎に生から焼いてもらうスタイル。

 

待ち時間に先ほどの(思ったよりお店が少ないという)疑念を聞くと、以前は11店舗あったそう(焼きイカ以外の店も含んでいる可能性あり)。大きな分岐点は、もっと内陸側にバイパスができたことで、車通りが極端に減ったことだそう。

 

ネットを調べると、他にもわさおブームの終焉やお店の方々の高齢化などが書かれていたが、やはり一番のダメージはスルメイカの水揚げ量の激減だろうな。

 

 

こちらの地元の観光サイトには、今も「鰺ヶ沢町の海岸線では、まるでカーテンのようにイカの生干しが並ぶ風景が見られます(→現在はほぼ無い)」「生干ししたイカをさっと焼いて売る焼きイカ店が9軒並び、焼きイカ通りとよばれています」といった記述が残り、時代の移り変わりの厳しさを感じさせられます。

 

 

ちなみにイカの種類は、スルメイカ。このあたりではマイカと呼ぶそうで、青森県は日本を代表する産地の一つ。

 

1,000円は一見高く感じがちだけど、国産スルメイカでこの値段は、今となってはかなり安い設定といえる。一般的な観光地での焼きイカは、殆どが海外産の冷凍なので。

 

ただ最近のスルメイカの不漁の話を振ると、これだけの産地でも”仕入れ”に頼らざるを得ないとのことでした。

 

 

※昨年は一瞬、水揚げ量が増えて、漁獲枠を拡大したらまた今年になって水揚げが激減したというのが直近の状況。とはいえロングスパンで見たら、尋常じゃなく漁獲量は激減しています。

 

 

焼けるのを待っている間に、3組ほどお客さんが来てひとまずは安心。せっかくなので海辺で焼きたてのイカをいただきます。


帰りはバスのタイミングが難しく(一日4往復のみ運行)、防潮壁沿いにずっと続く小道を見つけてのんびり歩きながら。

 

 

通りすがりに「安藤水軍」の酒蔵を見つけて、この後に訪れるお店でここのお酒があったらぜひ飲もうと心に決める。