先週Final4進出が決まった第26回関東中学高校女子ラクロス春季リーグ戦(ティーンズカップ)6月15日(土)三浦市で開催される準決勝進出校を紹介していくシリーズ②。
今回は第2試合を戦う2校をラクロス応援チャンネル的に紹介する。大学のリークルート的にも注目の試合となるはずだ。
準決勝第2試合
①横浜市立東高校(East Girls/省略名EG:Bブロック1位)
今年3月に行われた第15回全日本中学高校女子ラクロス選手権大会の優勝校(決勝戦は4月27日に行われた)
大会連覇は第1回2回優勝の東京成徳大学中学高校以来の快挙だ。現在の実力伯仲のティーンズラクロス界において2年のラクロス経験で頂点を維持する。そこにEGの強さの秘密がありそうだ。そんなEGのチーム紹介は
「日本一ラクロスが好きなチーム」という言葉に集約される。
クラブ、大学、中高、キッズ男女 合わせて全国400チームの中で最もラクロスが好きなチームなのではないかと思わせるものがある。常「くるくる」と動かしながら生活しているような。
そして、今はEGにラクロスをしたくて入学する女子生徒が増えているらしい。
昨今、高校生の演ずるダンスのバズリと共に高校ダンス部に女子高生が集まる中、横浜東高校は毎年20名以上の新入部員を集めている。ラクロスをやりたくて加入した選手の進化の形が春のリーグ戦チームで最終形となる。
予選ブロックは、進化を遂げた日大高中に勝ち切り
決勝トーナメントでは目白研心中高を相手に色々なチャレンジを見せ勝利している。
なのだが、むしろ
秋にBYに敗れ、全国大会で雪辱を果たした、高いレベルでの進化にこそ意味がありそうだ。
秋の記録が曖昧だが
秋準決勝
BY ショット18本8得点で決定率44%。 EG ショット12本7得点で決定率57%。しかし BYの後半のショット決定率は80%を超えたと言われている。
全国大会決勝
全員守備の進化が、被ショット数の減少と、相手のショット決定率の減少を引き出し、よりバランスの取れたチームへと進化した事がうかがえる。
全員が守り、全員で攻撃する。10人がさぼらず働きかけを続ける。アップテンポから繰出される攻撃は見ていても楽しい。
☆こぶ平's Eye
ラクロス応援チャンネル的注目選手は15番横関選手である。82番増渕選手のどこにでも現れる変幻自在の動きに注目が集まるが、力強い攻撃力はスピーディなEGの攻撃の中で溜をつくり緩急を与えるポイントとなっている。彼女たちに絡む21番日置、29番品田、99番古賀選手のサポートと決定力の向上も合わさっての得点力へと共に、4番中西選手を核にしたDF力の向上にも注目をしたい。
②桐蔭学園高校(SERAPHS:Bブロック3位)
先のブログ
ティーンズラクロス#関東ティーンズカップ決勝トーナメント1,2回戦振り返り その② | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル (ameblo.jp)
https://ameblo.jp/kobhey10/entry-12855777497.html
でも触れたが、ティーンズカップに向けて最も進化したのがこの桐蔭学園だろう。
秋の大会では主力だった3年生の多くが抜けて、高校2年生の活躍が不可欠になったこの春に、秋よりも全員での守備の向上を見せている。特に準々決勝戦で魅せた対飛鳥高戦に注目すると、昨年の秋の大会の決勝トーナメントでの戦いは
データで見ると
準々決勝では
多くの3年生の引退による、ショット数(攻撃機会)の減を、被ショット数を下げ、CTOを増やす守備力でカバーし、極め付きは高かった枠内ショット率を究極まで高めて、ショット決定率を高める形でトップを争うチームに進化してきた。
☆こぶ平's Eye
桐蔭学園というチームは、EGと違った、ラクロスの楽しみ方をするチームだと思っている。ショットや、ゴーリーの技術を高める事を自主的に追及する事を楽しんでいる。時にBtBを狙ったり、アンダーハンドで狙う事もしばしば、狙ってショットを撃つことができるからこその、枠内ショット100%。決定率の高さなのだろう。そして、少ない3年生の中で、最も頼もしいのが18番ゴーリーの合使選手。
準々決勝でも4Q90秒最大のピンチを近距離のセーブで凌いで勝利へのクリアの拠点となった。
準決勝のEGはショット技術がさらに高いチームだ。どのようなセーブを魅せてくれるのか。それよりもショットを楽な形で撃たせない守備がチームに求められる試合になりそうだ。
【番外編トリビア】
合使(ごうし)という名字の世帯は、全国でも80世帯程度しかない極めて珍しい苗字だ。合使という姓は大分県中津市山国町槻木合使 発祥と見られているが詳しい謂れは載っていないぐらい珍しい。
全国に鳴り響くといいですね。
準決勝第2試合も実に見どころの多い試合になりそうだ。
6月15日(土)はできれば三浦市に足を運んで欲しいのだが。10時半ドローなら見には来れないか?
以上 関東ティーンズカップラクロス準決勝進出チーム紹介②
でした。
やっぱりラクロスから目が離せない。
こぶ平