今回は、秋葉原のジャンク通りをぶらぶら歩いていて見つけたジャンク品です。
いつものお店とは別のお店。
Panasonicのレッツノートです。

なかなかのお値段ですね。

安くて安い理由はここにあり(笑)
左クリック不良に、バッテリー完全消耗。。。
なかなか難儀ですが、これRZ4なんですよね。
少し前に、PCコンフルさんで24800~32800円でも出ていましたが、あれより安い。
まぁ、こちらはジャンク品なのでね。
でも、SSDはそのままで、ACアダプター付きです。
CPUも、RZ4では最上位の5Y71。
テスト台で電源入れてみると、液晶やっぱり周囲が黄ばみ始めてますが、まだなんとか使えるレベル。
バッテリーは、赤点滅で完全out~(笑)
左クリックは、反応しない。。。
ん?少し強めに深く押したら反応しちゃった。
これなら直せそうだ~
でも、キーボードテカテカで、外装もあまりよろしくないなぁ。
しばらく悩んだあげく、結局お買い上げ(笑)
直せそうだし、バッテリーはRZは世代関係なく筐体が変わってないので、まだまだ簡単に手に入る。
何より、軽くて小さいPCは正義です‼️(ぉぃ
というわけで、帰宅し、早速分解しましょ~
RZ弄るの久々だなぁ。

型番は、CF-RZ4DFATSで、末尾Sなので法人モデルですね。
では、バッテリーを外し。。。あれ?

見慣れないシールが貼ってありますよ。
ドコモのUIMカード?
おやおや、このモデルLTE搭載してるようです。
ラッキー?
さらにバラシマス。

はい、ドン(笑)
しっかりファンの下にLTEモデムカードとSIMスロットがありました。
以前にもRZ4は所有していたことありましたが、LTEモデルは初です。
こういう風に実装されてるんですねぇ。
さて、左クリック不良を直さなければなのですが、写真の大きな黒いカバーの下にタッチパッドがあります。
黒いカバーをはがして、ボディーにはまっているクリックボタンパーツを外します。

はい、こんな感じ。
ひとつのパーツで出来ていますが、ペラペラで弱いので折らないように注意です。
クリックセンサーのほうを触ってみたところ、ちゃんとペコペコするので、クリックボタンのほうを調整します。
よく使うボタンなので、経年劣化で歪んだりした方向に沈んでしまうので、正しい位置へ戻して元に戻します。
クリック感も復活し、しっかり動作するようになりました。
これで、ハードウェアの不良は修理完了です。
次は~
そうそう、このジャンク、Windows10がクリーンインストールされてました。
つまり、リカバリー領域なんてものはありません。
Panasonicは、リカバリーメディアの販売はなく、修理扱いになるためかなり高額になってしまいます。
法人モデルでWindows10Pro搭載であれは、リカバリーデータの無償ダウンロードサービスがありますが。。。
残念ながら、RZは、5からがWindows10搭載。
RZ4は、Windows8.1なので。。。
なんとかならないかと、ゴソゴソすると、

出て来ました、RZ4のリカバリーメディア。
が、これは個人向けモデルのリカバリーメディアなので、このままでは法人モデルには使えません。
最初のモデルチェックではじかれて、はいおしまい。。。
そこで、このリカバリーメディアの1枚目の中身を覗いてみると、

recvconf.xmlというファイルを発見。
中を覗いてみると?

発見!!(笑)
モデルチェック項目みっけ~
ただ、DVD-R内のファイルは書き換えても保存は出来ないので、一度DVD-Rの中身全部を作業するPCにコピーし、そこから編集します。
recvconf.xmlの下の方にあるBIOS IDの項目。
CFRZ4-というのがRZ4のBIOS ID前半。
赤く囲った数値が1だとリカバリーメディア本来の機種RZ4CDEJRの数値です。
2は、今回のジャンク品RZ4DFATSの数値。
たぶん、これでチェックはパス出来るはず。
それと、もう1ヶ所赤の下線のMODEL IDのモデル名も変えておきます。
これで、上書き保存。
これを含めた全てのファイルを、FAT32フォーマットしたUSBメモリーに入れて、ジャンクRZ4に挿してUSBメディアから起動させると?
このままリカバリーディスク1枚目まではUSBメディアで進みますが、2枚目からはDVDメディアさとDVDドライブが必要になります。
DVDドライブに2枚目を入れて、USBメディアを挿していた同じUSBポートにドライブを挿して何回かOKをクリックすると、リカバリーが進み、3枚目に入れ替えて行きます。

これで、写真のようにちゃんとリカバリー出来ました。
このあと、D to Dのリカバリーも可能になるのですが、
いくつか問題があって、RZ4DFATSはWindows8.1Proプリインストールモデルなのですが、RZ4CDEJRはWindows8.1Homeなため、このリカバリーではHomeがインストールされます。
また、RZ4CDEJRがWWANモデルではないためWWANデバイス自体のドライバー自体は当たるものの、関連するユーティリティをあとから入れる必要があります。
これらを気にするかどうかになりますが、今回はリカバリーでRZ本来の状態に戻せる事を重視しているので問題なしです。
というわけで、改造リカバリーメディアによって、リカバリーが出来ました。
もうひとつの問題は、バッテリーです。
完全消耗では直しようがないので、新たに新品のバッテリーを購入しちゃいました。

ビックカメラで7700円。
まぁ、10000円しないならいいかなと。
これで、モバイルPCとして使えるところまで来ましたね。
このあと、Windows10へアップグレードして、最新の状態にしました。
ついでにというか、おまけでこんなものも追加。

画面右下の丸いやつ。
これは、XZ6の個人向けモデルにのみインストールされているホイールパッドタッチLiteというソフトです。
XZ6の個人向けモデルを一時期所有していた際、セットアップファイルを抜き出してあったものです。
この丸いやつ、何が出来るかと言うと、

タブレットモード時にアプリを起動して、丸いホイールを指でなぞると、

このように水色に変わって画面をスクロール出来ます。
丸の中をなぞればマウスカーソルが動きます。
要は、レッツノートでお馴染みホイールパッドの動作をタッチパネル上で実現出来るソフトなんです。
タブレットモードの時は便利です。
これ、XZ6の個人向けモデルにしか入っていません。
XZ6の法人モデルや他のタッチパネル搭載レッツノートにも入っていないのです。
ただ、Pro版はレッツノートのショッピングサイトでは買えるみたいです。
Lite版でも充分使えるので、充分です。

さて、無事にジャンクから中身は復活したRZ4DFATSですが、キーボードのテカリや外装の傷、左クリックボタン下のゴム足が無いなど、外装がまだまだです。
実は、ヤフオクであるものを落札したので、それが届いたらまた、大規模な作業を行う予定です。
それまでは、外出のお供として頑張ってもらおうかな(笑)
では、おしまい