コヨーテは、トリックスター(ペテン師)とも呼ばれ、非常にが賢い動物。
コヨーテは知性の象徴であり、霊的な世界へ行くことができる、
聖なる存在であるとされています。
部族によっては戦いの神、反逆者。
このコヨーテを描いている時はたまたま見た
「自分の人生を生きているか」というフレーズが頭から離れませんでした。
このコヨーテは強い意志で問題を提起してくれている気がします。
インディアンのクランの中でも最上位を表すベアーは、権力、統率力、強さを表し、
力と勇気の象徴、人々を真実へと導いてくれると云われています。
ハチドリは美しさ、愛の象徴です。特にその機敏さから、
北部に住むインディアンの部族からはメッセンジャーであるといわれています。
また、ハチドリは自然およびすべての生き物のもろさ、はかなさをも象徴しています。
クマはおいしい蜜の採れる花をハチドリに教え、代わりにハチドリは美味しいラズベリーの
採れる場所を教えました。
正反対に位置する者同士が、お互いの距離を汚すことなく、与え合って共存できる世界。
そんな世界になって欲しいという想いで描きました。
母なる大地のシンボル。
甲羅を背負って歩く姿を地球そのものに見立てたそうで、
ネイティブアメリカン全般に尊ぶ部族は多く存在します。
「亀の島」とは北米大陸のことであり、多くのインディアン部族は
この大陸を亀の背に乗っている島だと考えていました。
春を連れてくる役割を持ったカメ。歩いたところが春になります。
ゆっくり、しかし着実に彼は仕事をこなし、毎年きちんと春がやってくるのです。
作品のコンセプトは以上となります♪
いかがでしたでしょうか?
彼らの思想や生き方を少しでも知っていただければ幸いです。
最近は展示会づくしだったので、
またそのことについてもまたレポートしたいと思います!
米インディアンのなかには、ふくろうを霊媒師や神との仲介役とみなす部族があります。
特にホピ族が祭壇での祭りの時に扮する、
カチナという踊り手のなかのモングワカチナは、
アメリカワシミミズクの化身として、夜を支配する神に従う監視者と見なされています。
その良く見える眼であたりを監視しているのかもしれません。
※フクロウとミミズクの違い…
実はどちらも猛禽類のフクロウ目フクロウ科で、生物学上は同じ種別です。
一般的には羽角(または耳羽)という頭に耳のような羽がある種を
「ミミズク」とすることが多いです。
【カエル】
蛙は安定、純真、コミュニケーションの象徴。蛙は2つの世界間である、
地上と水中の両方を旅しながら生きています。
そのために地上と水中の両方面からの生き物の声であり、
さらにコミュニケーションに長けていることから、
仲裁人を務めているといわれています。
また、蛙は春の象徴であり、変化していくこと、
つまり新しい人生のシンボルでもあります。