こんにちは。第一週目担当のカオリンです。
新型コロナウィルスが猛威を振るってます。私はもう怖くてずっとマスク生活です。早く鎮静化してほしい。
さて前回の予告通り、国立印刷局の工場見学に行ってまいりましたので、そのご報告です。
結論としては、
非日常感を一瞬でも味わえるのは面白いのかな、といった感じ。
ただ、「切手とお札の博物館」に先に行ってしまうと、情報が重複する部分があるので、ちょっと感動が薄れる事は否めません。
敷地内をかなり移動する点、離れた位置で見学をする事も多いという点、そして敷地内の滞在時間は限られている、等、
そういう点では、小さすぎるお子様には「切手とお札の博物館」の方を訪れる事をお勧めします。
「印刷工場見学」は、大人の社会科見学にはとてもいいかもしれません。お子様連れて参加される場合はご参考にされてください。
ここから報告になります。
ツアーは完全予約制。敷地内は一部限られた場所以外は写真撮影禁止。
会場に着くなり、個人ロッカーに手荷物・携帯電話も含む貴重品も全てロッカーに入れる事が規則となります。
そして担当の係員の人が3名ぐらい私たちを取り囲むように常について回っている状態で、やはりそれだけ重要機関にいるんだな、と感じさせる雰囲気でした。
さすがはお札印刷工場。厳重だな。と思いました。
明治4年(1871年)に大蔵省紙幣司という名で誕生し、紙幣工場は全国に散らばる形でつくられました。東京にも虎ノ門工場というものが存在していたようですが、2014年に滝野川工場と一緒になるという再編を経て誕生したのが、ここ王子にあるの東京工場になります。
ツアーは全体で1時間半ぐらい。
最初に印刷局とお札の歴史の動画をみて、そのあと敷地内ツアー。
建物は大きな体育館ぐらいの建物が3,4つ敷地内にあり、そこの一部をツアーで案内されるイメージです。
最初に紹介されたのが無造作に積み上げられているゴミ袋の山。その中にはシュレッターにかけられた試し刷りのお札がパンパンに入っていて、まさにこれからリサイクル工場に向かいます、というような状態。試し刷りとはいえお札なので、ちょっとその量にびっくり。それがトイレットペーパーなど生活用品になっていくのだなと、ツアーしょっぱなからお札の最終系を目の当たりにします。
次に向かう建物への移動途中にいくつか銅像があり、施設の方が説明してくれます。
ちなみにそこにある銅像は、日本に洋式印刷のデザイン彫刻を持ち込んだイタリア人のキヨッソーネ氏の銅像。虎ノ門工場の屋根にあった印刷局のシンボルマーク鳳凰の像、等々がありました。
次に無機質な建物の中の2階の廊下に通されます。その廊下は右の壁半分はお札の偽造防止の種類等が展示されていて、左半分は一面曇りガラスになっていました。
展示物の説明をされつつ、ツアー参加者全員がその廊下に収まったところで、左半分の曇りガラスが急にクリアに!
眼下には、テニスコートは10面は軽く入りそうな広々としたフロアで、所々に設置されている大きな印刷機械、その脇には青色の作業着を着た方が、印刷されたばかりで、切り分けられていない一枚のお札を手にし、手作業でチェックしている姿を見学することが出来ました。
また、人の身長をはるかに超えるキャリーカーゴがあり、その中に刷りたてホヤホヤの新紙幣がキューブのように積まれている、という非日常光景を見る事ができます。
私は思わず呆然として彼らの作業を見つめてしまいました。それだけでも感動するのですが、個人的にはもっと機械に近づいて、工程作業を間近で見たかったので、ちょと残念でした。
その後、お札の博物館のような施設に移動し、偽造防止の技術を体験したり、クイズがあったりして楽しめます。そしてそこでしか購入できないお札にまつわるお土産を買うことも出来ます。
私は記念にお札型ハンドタオルを購入。機会があればイベントで使用しようかと思ってます。
施設内は写真撮影ほとんど不可だったので、残念ながら雰囲気をお見せすることはできませんが、ご興味がある方は是非予約してご参加ください。
以上レポートでした。