マグリット展
あんにょんはせよ~
この絵の前に立った時、
「圧倒的」という言葉を
これほど実感したのは
初めてだったのかもしれません。
縦長のとても大きな作品だから、
というのもありますが
明らかにそれだけではないものが
この絵から発せられているような
気がします。。。
鑑賞後は今展覧会の図録と
「ピレネーの城」のポストカード、
あと写真には写っていませんが
「光の帝国Ⅱ」のポスターを
買いました

miryonです★
先日、京都市美術館で開かれている
ルネ・マグリットの絵は
一度見たら忘れられない
奇妙で違和感のある絵…
代表作は有名なものが多いので
ご存知の方もいらっしゃるかと

(どこからどう見てもパイプの絵に
「これはパイプではない」という
タイトルをつけちゃう、
それがマグリット。笑)
自分が生きてるうちに
必ず肉眼で見たい絵のひとつが
彼の作品の中にあるのですが、
彼の作品の中にあるのですが、
今回それが日本に来ていると知り
何が何でも見に行く!!と
決めていました

決めていました


この絵の前に立った時、
「圧倒的」という言葉を
これほど実感したのは
初めてだったのかもしれません。
縦長のとても大きな作品だから、
というのもありますが
明らかにそれだけではないものが
この絵から発せられているような
気がします。。。

そこそこ人が多い
館内ではありましたが、
長年焦がれていた絵だったので
心が満たされるまで
じーっっくり

鑑賞させて頂きました

※絵の説明をするには
マグリットが歩んできた人生を
辿らなければならないので
省かせて頂きますね

興味がわいた方は検索~



鑑賞後は今展覧会の図録と
「ピレネーの城」のポストカード、
あと写真には写っていませんが
「光の帝国Ⅱ」のポスターを
買いました

芸術の秋。。。



あちこちで素敵な展覧会や
イベントが目白押し~

さて、次はどこへ行きましょうか

ロードバイクに乗りたくなったので近所のサイクルショップに行ってみた
あんにょんはせよ~
* * * * * * * * *
- - - - - - - - - - - - -
それだ!!!Σ(=◇=;)
もしくは黒い車体に
ワタクシの心が決まった瞬間でした
(続く)
↓↓次回↓↓
「ロードバイクに乗りたくなったので
調べてみた~再びビアンキ~」
「ロードバイクに乗りたくなったので~」
シリーズ、始めました

毎週日曜日更新予定。
~弱虫ペダルにはまった
ロードバイクド素人のmiryonが
自転車についてド素人目線で
綴るイラストレポートです

miryonです★
更新が遅くなってしまい
すみません…
(というよりも…こんなド素人の
他愛もないブログを
楽しみにしている方が
果たしていらっしゃるのかしら
)
すみません…

(というよりも…こんなド素人の
他愛もないブログを
楽しみにしている方が
果たしていらっしゃるのかしら

前回、ジャイアントの
女性専門ブランドリブへ行き、
ハイテンションになったが
その後なぜか
モヤモヤするワタクシ…

この感情の原因がなんなのか、
今一度自分の心に問うてみます…

* * * * * * * * *
Q.なぜリブの自転車(カタログ)を
見てるとモヤモヤするのか?
- - - - - - - - - - - - -
A.好きなキャラと
同じ自転車じゃないから。
* * * * * * * * *
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
それだ!!!Σ(=◇=;)
そうでした!!

ワタクシは弱虫ペダルにはまり、
その影響でロードバイクに
乗りたくなり、
乗るなら好きなキャラと
同じ自転車に…と
願ってやまなかったのに!!
要するに、チェレステ色の車体に
黒いビアンキロゴが入った…
黒いビアンキロゴが入った…
もしくは黒い車体に
黄色のジャイアントロゴが入った…
ロードバイクじゃないとダメ!!
…ということです、ハイ。

そう、このブログを
読んでくれている
読んでくれている
皆さま方ならご存知のはず…
miryonはあくまで
ミーハーなオタクだということを!!
…というわけで、無事
心の軌道修正が出来ましたので
次のステップ
「近所のサイクルショップへ」(笑)
ネットで調べたところ、
購入後の自転車の
メンテナンスは必須なので
特に初心者は
心の軌道修正が出来ましたので
次のステップ
「近所のサイクルショップへ」(笑)
ネットで調べたところ、
購入後の自転車の
メンテナンスは必須なので
特に初心者は
近所のサイクルショップで
お世話になる方が良い、と
ありました

ありました


いつもママチャリのメンテナンスで
お世話になっている
気さくなお兄さん達が
営むお店に行き、
営むお店に行き、
いろいろ聞こうと
思っていたのですが…
思っていたのですが…
落ち込むワタクシを励ますように
お兄さんは続けます。。。
☆取り寄せはできないけど
修理やメンテナンスは可能

(車種による)
☆ロードバイクを買うなら
正規取扱店がオススメ

「購入したら一度うちへ
乗ってきてください!」
眩しい笑顔のお兄さんに頷きながら
最後にオススメのロードバイクを
聞いてみました。
ワタクシの心が決まった瞬間でした

(続く)
↓↓次回↓↓
「ロードバイクに乗りたくなったので
調べてみた~再びビアンキ~」
注)この記事内のイラストの
無断使用・転載を禁じます。
無断使用・転載を禁じます。
「ロードバイクに乗りたくなったので~」
シリーズ、始めました


毎週日曜日更新予定。
~弱虫ペダルにはまった
ロードバイクド素人のmiryonが
自転車についてド素人目線で
綴るイラストレポートです

はなうたシャウト!!!!とAの島とヨリドリ+2015
あんにょんはせよ~
先日9月30日~10月5日まで
大阪・中崎町のギャラリー
イロリムラで行われていた展覧会、
●粘土作家ヨシオミドリさんの
「はなうたシャウト!!!!」
●松坂彩子さんの個展「Aの島」
●47名のクリエイターからなる
グループ展「ヨリドリ+2015」
…に行ってきました
昨年ワタクシも
クリエイターとして参加していた
ヨリドリ+。。。
今年は諸事情により
出展できなかったので
せめて見る側で参加したいと
思っていたのでした

昨年の展示で一目惚れした
バライオン!!!
ピンクと黒バラの新しい子が
こんにちは~してました

ピンクのバライオンの
上目遣いがたまりませんっっ
そしてこちらは新シリーズ
「たまごの形からトリちゃんを作る
ムリヤリ企画(笑):ミドリさん談」の
エッグバードパーティー!!
たまごの形をベースに
いろんな種類の鳥!
トリ!!TO★RI-!!!
ワタクシの大好きな
ハシビロコウまでいる~

心ゆくまで紙粘土の世界を
堪能しましたよん
でも、今年はうっかり
コレをかぶり忘れました…
うぅ。。。来年は忘れないぞ
* * * * * * *
お次は松坂彩子さんの個展会場へ
昨年のヨリドリ+2014にて
ヨリドリ賞を受賞された松坂さん。
彼女の作品は独特で
とても不思議な世界が広がっています。
松坂さんの頭の中を一度
覗いてみたい!!と思った程


う~…口ではうまく説明できないので
ぜひ彼女のSNSを覗いて見てください
* * * * * * *
最後に47名の作品が
所狭しと並んでいる会場へ

ジャンルも作風も違う作品達が
見る者の目線を奪い合う…
そんな印象を受けました
中でもワタクシのお気に入りは、
ゆらゆらゆらめくクラゲの
ランプシェードとイラストを
融合させた空間を展開していた
Hi*room hiromiさん
有刺鉄線を使った針金細工の
ランプシェードと一輪挿しが
とてもロックでかっこいい
松本アキムさん
…達の作品でした
いや~…
創作意欲をこれでもか!という程
かき立てられました

ワタクシも創るぞー


miryonです★
先日9月30日~10月5日まで
大阪・中崎町のギャラリー
イロリムラで行われていた展覧会、
●粘土作家ヨシオミドリさんの
「はなうたシャウト!!!!」
●松坂彩子さんの個展「Aの島」
●47名のクリエイターからなる
グループ展「ヨリドリ+2015」
…に行ってきました

昨年ワタクシも
クリエイターとして参加していた
ヨリドリ+。。。
今年は諸事情により
出展できなかったので
せめて見る側で参加したいと
思っていたのでした


昨年の展示で一目惚れした
バライオン!!!
ピンクと黒バラの新しい子が
こんにちは~してました


ピンクのバライオンの
上目遣いがたまりませんっっ

そしてこちらは新シリーズ
「たまごの形からトリちゃんを作る
ムリヤリ企画(笑):ミドリさん談」の
エッグバードパーティー!!

たまごの形をベースに
いろんな種類の鳥!
トリ!!TO★RI-!!!
ワタクシの大好きな
ハシビロコウまでいる~


心ゆくまで紙粘土の世界を
堪能しましたよん

でも、今年はうっかり
コレをかぶり忘れました…

うぅ。。。来年は忘れないぞ

* * * * * * *
お次は松坂彩子さんの個展会場へ

昨年のヨリドリ+2014にて
ヨリドリ賞を受賞された松坂さん。
彼女の作品は独特で
とても不思議な世界が広がっています。
松坂さんの頭の中を一度
覗いてみたい!!と思った程



う~…口ではうまく説明できないので
ぜひ彼女のSNSを覗いて見てください

* * * * * * *
最後に47名の作品が
所狭しと並んでいる会場へ


ジャンルも作風も違う作品達が
見る者の目線を奪い合う…
そんな印象を受けました

中でもワタクシのお気に入りは、

ランプシェードとイラストを
融合させた空間を展開していた
Hi*room hiromiさん

ランプシェードと一輪挿しが
とてもロックでかっこいい
松本アキムさん
…達の作品でした

いや~…
創作意欲をこれでもか!という程
かき立てられました


ワタクシも創るぞー


ロードバイクに乗りたくなったのでメーカーショップに行ってみた~リブ
あんにょんはせよ~
高鳴る胸を押さえ
恐る恐る中に入り
内容は割合しますが
個人的に感動したことを
まとめました
↓↓
でも………

miryonです★
前回、ジャイアントの
女性専門ブランドリブの存在を知り、
ハイテンションになったワタクシ

前日の夜から
何着て行こうかと
ワクワクしておりました

高鳴る胸を押さえ
いざ!リブストア大阪へ!!
キタ───(°∀°)──── ‼‼‼‼‼
外からでもすぐわかる!!
ロードがいっぱい!!

恐る恐る中に入り
目の前の自転車を
じーっと見ていると、
店員のお姉さんが
色々説明してくれました

内容は割合しますが
個人的に感動したことを
まとめました

原付バイクのヘルメットくらい
重いイメージだったのですが
持ってびっくり
ここで店員さんが
「今、試乗車が数台空いてるので
良かったら乗ってみませんか?」と
良かったら乗ってみませんか?」と
声をかけてくれたのですが…
気合いの入れ方が裏目に!!!涙

ロードバイクに乗れる
チャンスは逃しましたが、
気になっていたことを
いろいろ聞けたし
気になっていたことを
いろいろ聞けたし
最後はカタログをもらって
ほくほくしながら
お店を後にしたのでした

でも………
なんだろう…
何か違う………

家に帰ってカタログを見ていると
モヤモヤした感情が
湧いてきたのでした。
この気持ちは一体??
(続く)
↓↓次話↓↓
「ロードバイクに乗りたくなったので
近所のサイクルショップに行ってみた」
「ロードバイクに乗りたくなったので~」
シリーズ、始めました

毎週日曜日更新予定。
~弱虫ペダルにはまった
ロードバイクド素人のmiryonが
自転車についてド素人目線で
綴るイラストレポートです

(続く)
↓↓次話↓↓
「ロードバイクに乗りたくなったので
近所のサイクルショップに行ってみた」
注)この記事内のイラストの
無断使用・転載を禁じます。
無断使用・転載を禁じます。
「ロードバイクに乗りたくなったので~」
シリーズ、始めました


毎週日曜日更新予定。
~弱虫ペダルにはまった
ロードバイクド素人のmiryonが
自転車についてド素人目線で
綴るイラストレポートです

まちがいさがし【へらない稲束】
あんにょんはせよ~
miryonです★
朝鮮新報社が発行している
月刊이어(イオ)という雑誌の
10月号まちがいさがしイラストを
描かせて頂きました
テーマは『朝鮮の民話』で
10月号のお話は「へらない稲束」
このお話の絵本、
幼い頃にオモニ(母)が
買ってくれたものを
今でも手元に残しています。
読み終えると
あったか~い気持ちに
なるんですよね。。。
昔むかし、あるところに
お百姓が住んでいました。
お百姓には二人の息子がいました。
人里はなれた
静かなところだったので
他に友達はいません。
二人は何をするにも一緒でした。
寝るのも、起きるのも、遊ぶのも、
いたずらしてげんこつもらって
泣くのも一緒。。。
たいへん仲の良い兄弟でした。
二人は元気よくすくすくと
大きくなりました。
やがて兄がお嫁さんをもらい、
赤ちゃんがうまれました。
家族が力をあわせて働いたので
暮らしも少しずつ楽になり、
家の中には笑い声が
あふれました。
ところがある日。
アボジ(お父さん)が重い病気に
かかってしまいました。
アボジは二人の息子を
枕元に呼びました。
「お前たち…
アボジがいなくても、
ずっとケンカなんか
するんじゃないぞ」
兄と弟はアボジの手をしっかり握り
「うん!オラたち、
いつまでも仲良くするよ!」
と、約束しました。
その言葉を聞いて
アボジはうなずくと
静かに息を引き取りました。
アボジが死んだあと、
兄は
「アボジが残したものは
自分一人のものじゃない」と言って
鶏小屋やニワトリ、
子豚や畑や田んぼも
弟と仲良くわけました。
そして弟にお嫁さんを探してやり、
新しい家もこしらえてやりました。
兄と弟は汗水流して
せっせと畑を耕し、
田植えもすませました。
お天気に恵まれ
稲はすくすく育ち、
秋にはみごとに実りました。
黄金に輝く稲を刈る
兄弟の顔は嬉しくて
稲穂のように輝いていました。
「働いたかいがあった。
食べきれぬほどの米が取れたぞ!」
兄は刈り取った稲の山を見ながら
弟のことを思いました。
「弟のやつ、
嫁さんに新しいきものを
買ってやりたいだろう…
なべやかまや皿も
たりないだろう…
オラが少しでも
助けてやらないと。」
その日の夜、
しょいこに稲をずっしり背負うと
兄は弟の家に
そうっとやってきました。
そしてしょいこから
稲束をおろすと稲むらに積み上げ、
そうっと帰ってゆきました。
一方、
弟も兄のことを思っていました。
「いくら豊作だと言っても
兄さんのうちは家族が多いから
米がたくさんいる。
オラのところはこの半分もあれば
なんとか足りる…
よし!兄さんにあげよう!
…でも、兄さんは
受け取らないだろうなぁ」
そこで弟は
陽が暮れるのを待って
こっそり兄の家にゆき、
稲むらに稲束を積んできました。
次の日、兄弟はそれぞれ
庭を眺めて不思議に思いました。
「おかしいなぁ。
稲が少しもへっていない。」
その夜、兄と弟は
またしょいこに稲束を積んで
兄は弟のところへ、
弟は兄のところへ運びました。
そして次の朝、
やっぱりへっていない稲むらを見て
二人はびっくりしました。
「おかしいぞぉ。
稲が少しもへっていない。
オラの頭がくるっちまったのか?」
その次の日も
兄は弟を、弟は兄を思う一心から
今夜もしょいこに稲束を
これでもかとしょって、
お互いの家へと向かいました。
雲ひとつない
明るい月夜でした。
月の光が真昼のように
降り注ぐ一本道…
「おや?あそこに
見えるのは誰だろう。」
「こんな夜更けに誰があんな
大荷物をしょってくるんだろう。」
お互いに不思議に思いながら
だんだん近づいていくと…
「あ!兄さんじゃないか!」
「弟よ!こんな夜更けに
どこへいくんだ?」
二人はかけ寄り、
しっかりと抱き合い
大声で笑いました。
「あはははは!そうだったのか!」
「なぁんだ!兄さんもか!
あはははは!」
へらない稲束の謎が
解けたのでした。
「兄さん、オラのところは
何も心配いらないよ。」
「お前こそ、余計なことを
考えるんじゃない。
兄さんのとこは有り余るほどの
米が取れたんだから。」
「いいや」「だめだ」と
口げんか一つしたことない
兄と弟は、こうしてどれほど
争ったことでしょう…
兄の胸には弟の優しい気持ちが、
弟の胸には兄のあたたかい気持ちが
涙と一緒にじんわりと
染み渡りました。
いくら言い争っても
きりがなかったので、
二人は仕方なく、もと来た道を
ゆっくりゆっくりと
帰ってゆきました。
…というお話です
まちがいさがしイラストも
残り2ヶ月分となりました
最後まで楽しいイラストを
お届け出来るよう
精進いたします!!

miryonです★
朝鮮新報社が発行している
月刊이어(イオ)という雑誌の
10月号まちがいさがしイラストを
描かせて頂きました

テーマは『朝鮮の民話』で
10月号のお話は「へらない稲束」

このお話の絵本、
幼い頃にオモニ(母)が
買ってくれたものを
今でも手元に残しています。
読み終えると
あったか~い気持ちに
なるんですよね。。。

昔むかし、あるところに
お百姓が住んでいました。
お百姓には二人の息子がいました。
人里はなれた
静かなところだったので
他に友達はいません。
二人は何をするにも一緒でした。
寝るのも、起きるのも、遊ぶのも、
いたずらしてげんこつもらって
泣くのも一緒。。。
たいへん仲の良い兄弟でした。
二人は元気よくすくすくと
大きくなりました。
やがて兄がお嫁さんをもらい、
赤ちゃんがうまれました。
家族が力をあわせて働いたので
暮らしも少しずつ楽になり、
家の中には笑い声が
あふれました。
ところがある日。
アボジ(お父さん)が重い病気に
かかってしまいました。
アボジは二人の息子を
枕元に呼びました。
「お前たち…
アボジがいなくても、
ずっとケンカなんか
するんじゃないぞ」
兄と弟はアボジの手をしっかり握り
「うん!オラたち、
いつまでも仲良くするよ!」
と、約束しました。
その言葉を聞いて
アボジはうなずくと
静かに息を引き取りました。
アボジが死んだあと、
兄は
「アボジが残したものは
自分一人のものじゃない」と言って
鶏小屋やニワトリ、
子豚や畑や田んぼも
弟と仲良くわけました。
そして弟にお嫁さんを探してやり、
新しい家もこしらえてやりました。
兄と弟は汗水流して
せっせと畑を耕し、
田植えもすませました。
お天気に恵まれ
稲はすくすく育ち、
秋にはみごとに実りました。
黄金に輝く稲を刈る
兄弟の顔は嬉しくて
稲穂のように輝いていました。
「働いたかいがあった。
食べきれぬほどの米が取れたぞ!」
兄は刈り取った稲の山を見ながら
弟のことを思いました。
「弟のやつ、
嫁さんに新しいきものを
買ってやりたいだろう…
なべやかまや皿も
たりないだろう…
オラが少しでも
助けてやらないと。」
その日の夜、
しょいこに稲をずっしり背負うと
兄は弟の家に
そうっとやってきました。
そしてしょいこから
稲束をおろすと稲むらに積み上げ、
そうっと帰ってゆきました。
一方、
弟も兄のことを思っていました。
「いくら豊作だと言っても
兄さんのうちは家族が多いから
米がたくさんいる。
オラのところはこの半分もあれば
なんとか足りる…
よし!兄さんにあげよう!
…でも、兄さんは
受け取らないだろうなぁ」
そこで弟は
陽が暮れるのを待って
こっそり兄の家にゆき、
稲むらに稲束を積んできました。
次の日、兄弟はそれぞれ
庭を眺めて不思議に思いました。
「おかしいなぁ。
稲が少しもへっていない。」
その夜、兄と弟は
またしょいこに稲束を積んで
兄は弟のところへ、
弟は兄のところへ運びました。
そして次の朝、
やっぱりへっていない稲むらを見て
二人はびっくりしました。
「おかしいぞぉ。
稲が少しもへっていない。
オラの頭がくるっちまったのか?」
その次の日も
兄は弟を、弟は兄を思う一心から
今夜もしょいこに稲束を
これでもかとしょって、
お互いの家へと向かいました。
雲ひとつない
明るい月夜でした。
月の光が真昼のように
降り注ぐ一本道…
「おや?あそこに
見えるのは誰だろう。」
「こんな夜更けに誰があんな
大荷物をしょってくるんだろう。」
お互いに不思議に思いながら
だんだん近づいていくと…
「あ!兄さんじゃないか!」
「弟よ!こんな夜更けに
どこへいくんだ?」
二人はかけ寄り、
しっかりと抱き合い
大声で笑いました。
「あはははは!そうだったのか!」
「なぁんだ!兄さんもか!
あはははは!」
へらない稲束の謎が
解けたのでした。
「兄さん、オラのところは
何も心配いらないよ。」
「お前こそ、余計なことを
考えるんじゃない。
兄さんのとこは有り余るほどの
米が取れたんだから。」
「いいや」「だめだ」と
口げんか一つしたことない
兄と弟は、こうしてどれほど
争ったことでしょう…
兄の胸には弟の優しい気持ちが、
弟の胸には兄のあたたかい気持ちが
涙と一緒にじんわりと
染み渡りました。
いくら言い争っても
きりがなかったので、
二人は仕方なく、もと来た道を
ゆっくりゆっくりと
帰ってゆきました。
…というお話です

まちがいさがしイラストも
残り2ヶ月分となりました

最後まで楽しいイラストを
お届け出来るよう
精進いたします!!
