三代目三遊亭圓歌さんは、若い頃歌奴の高座名で「やまのあなあな…」(授業中)を流行らせた人です。晩年は圓歌という高座名になりました。今回高座にその名と同じ圓歌さんと歌奴さんが上がりました。兄弟弟子です。すなわち四代目三遊亭圓歌と四代目三遊亭歌奴です。圓歌さんは「工事中」と言う創作落語を演じました。歌奴さんは初天神でした。三代目圓歌さんも新作落語の他、古典落語にも長じていて万能の感じです。この2人の弟子も両方やるそうです。ただ、圓歌さんは「ゴーンは運動が得意。高跳び」など独特なしゃべりで沸かせます。歌奴さんのこの日の演目は「初天神」でした。持ち時間が短いようで、息子がせがんだ蜜の団子を「垂れる」と言って舐めてしまうので、息子が「これだから、おっとうを連れてくるんじゃあなかった」として、落ちにしてしまいました。長いバージョンでは、凧を買ってやりますが自分が夢中になってしまい、息子に同じ言葉を掛けられるというものです。
この日は高座に上がりませんでしたが立花家橘之助は以前、小圓歌という名前で同じく三代目圓歌の弟子です。三味線の色物を演じます。三代目は幅広い弟子を育てたといえるでしょう。
(左:三遊亭圓歌、右:三遊亭歌奴)










