イタリア旅行日記
昨日の続きです


色んな機能を備えた複合施設である
ドゥカーレ宮殿には

運河を隔てた隣に牢獄がある

ドゥカーレ宮殿の尋問室から牢獄へと
つないでいるのが
ため息橋


19世紀のイギリスの詩人バイロンが

囚人が牢獄に入る前に
この橋の小さな窓から外を見て
この世に別れを告げてため息をついた


チャイルド・ハロルドの巡礼の中で
書いたことに由来している


実際は橋ができた頃は
厳しい取調べはなくなっていて
収容された囚人も短期刑だったらしい


細い階段を下りて先に進むと



ため息橋の中で窓がある



窓の隙間から外を覗くと

観光ゴンドラが行き交う平和な光景


ため息橋にはもうひとつ伝説があって

恋人同士がゴンドラに乗り
日没時にこの橋の下でキスをすると
永遠の愛が約束される


というもの

 

人気スポットなの


橋の途中にも頑丈な扉がいくつかあり


厳重警戒ですな


さて牢獄エリアへ

寒々しい雰囲気


鉄格子の向こう


天井に何か字が書かれている


牢獄の中の廊下にも途中に扉がある

逃げられないようにかな


中に入れる牢獄もある

もう当時の気配はない


更に階段で下におりると
そこにも牢獄エリア



ベッドが再現されていた

体痛くなりそう


ぐるっとまわって牢獄の中庭に出る

ほっとひと息

囚人も時には外に出してもらえたかな


宮殿側に戻り窓から
ため息橋と牢獄

壁からして
豪華な宮殿とは全く異なる


これでドゥカーレ宮殿の見学は終わり

最後に中庭へ

見学は2時間弱だけど
たいそう中身が濃かったので
疲れました~

楽しかったけどね

1年分くらいのアート成分補給した


翌朝早く誰もいないときに外から
ため息橋

囚人が通るためとは思えない
美しい橋なんですよね